走行したら必ず反省会を行うわたしですが、今回は韮崎から感冒を持ち帰ってしまったらしく、ノックダウンしておりました。危うく38度線を越えて北朝鮮もびっくりな展開になるところでした。
それにしてもあれですね。いまのインフルエンザウイルスかどうかを判定する方法って、鼻の穴に綿棒みたいのをぐりぐりと突っ込むんですね。これがすんげー痛いのなんの。「この医者、殺(や)る気か?」と一瞬思ってしまいました。自分としては、マスコミがインフルエンザのことを「インフル」と略すのがとても気にくわない今日この頃です。
■走行時の状態(9:00~)
ガソリン:メーター読み1/2
タイヤ:R1R
ブレーキパッド:Winmax ARMA RD
スーパーオーリンズDFVの減衰力:
F 6段戻し →5段戻し
R 5段戻し →7段戻し
外した装備:助手席
タイヤ空気圧:
F2.1k(走行前)→2.3(ピット) 2.0(調整)→2.4(ピット) 2.1(調整)
R2.2k(走行前)→2.3(ピット) 2.2(調整)→2.3(ピット) 2.2(調整)
タイヤ温度:
F 80℃→85℃→91℃
R 55℃→65℃→70℃
▼走行後の追加メーターの最大値
水温:97℃
油温:123℃
油圧:660kPa
速度:113km/h
回転数:8610rpm
空気圧の上がり方とタイヤの発熱が尋常じゃないです。
■R1Rについて
今回のフレックス走行では、R1Rの感触を調べるのに尽きる走行でした。
まずコースインした直後に感じた感触は、すんごくブニョブニョしたタイヤだな~っていうのが第一印象です。コーナー進入でステアリングを切っていくとき、狙ったラインにきちんと乗らない。いや乗らないこともないんだけど、精度が低い。なんというか大味なライン取りにならざるを得ない感じ。
これは最初にタイヤ重量が軽いこと、溝が新品で6mmしかないので予想はしていたのですが、おそらくタイヤのトレッド面がガットをピンと張っていないテニスラケットみたいな状態で、ゴムブッシュみたいな働きになっちゃったんだろうと思います。だからステアリングを切ってもクルマ自体の動きがワンクッション挟んだような感じになったんだろうな~たぶん。
次に感じたのが、ノーズの入りにくさ。最初の減衰力の調整ではノーズがやや入りづらいけど奧まで旋回が続くセッティングにしたのですが、それでも「あれっ?」という感じ。これはリヤが粘りすぎるんだろうということで、ダンパーを調整してノーズを入りやすく、リアを滑らせる方向に調整しましたが、果たしてどれだけ効果があったか。前後の比率は調整できましたが、トレッド面がブニョブニョな件に対しては、ほとんど効果はなかったと感じます。
コーナーからの立ち上がりは、膨らまずに立ち上がるな~というのが第一印象でした。第3コーナーも踏んだままいけそうだし、とにかく横グリップはものすごくある。だけれども、「これは明らかにおかしい!」と感じたのは、ストレートでした。
いつもストレートで2→3速にシフトアップする位置があるのですが、これが自分の予想よりも奥にいっている。ということは、うまくタイヤにトラクションが掛かっていないか、トレッド面の変形が大きすぎてタイヤが抵抗になっているか、などが考えられます。
これらの点から考えて、もっと空気圧が高い状態でなるべくタイヤを変形させずに走らないといかんのかな…と感じました。横グリップに余裕があるからダンパーももっと固くしたほうがいいのかも知れないけど、逆に弱くして外側のタイヤに荷重を乗せすぎないほうがいいのかもしれません。これは試してみないとわからないので、今後の課題です。
タイヤが発熱することを考えて噴霧器(写真)でブシーブシーと水を掛けたのですが、わたしの予想を遙かに上回る発熱でした。タイヤが90℃まで達したのは初めてです。このタイヤ、いきなりアタックしたほうがいいタイムが出ると思います。
あと走行中に感じたのは、滑り具合の判断しづらさ。
RE-01Rだと「ズザッズザッ」と滑って、「はいアウト~」って感じでわかりやすいんですよ。「キュ~~~~」とタイヤも鳴きますしね。
R1Rの場合は、「ズモモモモモ」って滑るんですが、これが限界付近までグリップを使ってセーフな状態なのか、それともとっくにアウトになっている状態なのか、どっちなのか判断できないんですよ!
わたしの感覚だと、この「ズモモモモモモ」が発生したときは、おそらくアウト。タイヤがゆっくり滑っている状態で、要するにグリップしていない状態。コーナーリングスピードがどうこうじゃなくて、おそらくタイヤ表面が発熱しすぎ。タイヤの横グリップに救われているだけだろうと思います。
あとほかには…ブレーキの抜きの感覚もヘンテコだったなぁ。クッと抜けるところが、ずーっとヘンな感触が続いている感じで、これもトレッド面の変形が大きいのかなぁ。わからんなぁ。
なんというか、このタイヤはわからんところだらけですよ。パーツレビューを書こうかと思ったけど、ぜんぜんオイシイ所を使えていないのでボロクソな評価になっちゃうから、とてもいまの状態では書けませんわ。
ラップタイム一覧を見てもすんげー散らばってますが、いままでのタイヤを使う感覚がまったく通用していません。なんか初心者のラップタイム一覧にもどっちゃった感じですね。
まあでも、こういうタイヤで素晴らしいラップをたたき出している方々がいらっしゃるわけですから、わたしもこのタイヤにうまく乗って走り方や使い方の幅を広げないと行けませんね! だって金がもったいねーもの!!
■次回への課題
・R1Rの空気圧を下げずに走ってみる
・ダンパー減衰力を前後4段戻し、7段戻しを試してみる
Posted at 2009/11/18 22:28:08 | |
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