mityさんのところで、
コンデンサーという記事が上がっていたので、解説。
効果があるかどうかまでは書きませんよ(笑
コンデンサ(キャパシタ)に蓄えることができる電気の容量を
静電容量といいます。この静電容量は、次の式で表されます。
静電容量(F) = 電気量(C) ÷ 電圧(V)
電気量は、次の式で表されます。
電気量(C) = 電流(A) x 時間(s)
カッコ内のアルファベットは単位で、
F : ファラッド
C : クーロン
V : ボルト
A : アンペア
s : セカンド(秒)
です。
試しに、superbさんの
オカルトチューン・・で紹介されている装置が、superbさんの書かれた記事どおりに動作するためには、次の計算によって、必要容量がわかります。っていうか・・・実はいろいろ情報交換をしていて、
F130ということは判明しています(汗
superbさんによると、
バッテリをはずしても、この装置だけで10秒ほどハザードが点灯していたというお話と、F130の比較表から、
瞬間最大要求電流が15Aという情報をあわせれば、上記の式から答えが導けます。(実際には、どれくらいの電流を使っていたかは、測定しないとわからないけど・・・15Aが最大値と考えて、大きめな数値が出ることを前提に計算すると・・・)
つまり、
電気量 = 15(A) x 10(s) = 150(C)
静電容量 = 150(C) ÷ 12(V) = 12.5(F)
となりますので、このF130は、12.5Fくらいの静電容量があるだろうと予想できます。この手のものでは、
ホットイナズマが有名なのですが、静電容量はわかりません。が、ヤフオクに良く出ているパオパルサーでは、9940uFとうたわれています。9940uFといえば、9940 x 10
-6Fですので、
12.5 ÷ 0.009940 = 1257.54
つまり、約1260倍の容量の違いがあります。
お、
誇大広告ではないということが判明しましたよ(笑 > superbさん
じゃ、今度は逆算。9940uFは、何秒間バッテリの代わりを務めてくれるのか。
0.009940(F) x 12(V) = 0.11928(C)
ですから、もし、要求電流が15Aあるとすると・・・・
0.11928(C) ÷ 15(A) = 0.007952(s)
の間だけ、バッテリの代わりを務めてくれます。
フーガのアイドリング中(ライトはオフ)の必要電流は、7A弱ありますので・・・計算してみてね。
って感じですよ。
あと・・・・注意書き。
オーディオ用の巨大なコンデンサを使っている人がいますけど・・・・・必ず、金属製の箱に入れるなどして、万が一の爆発には備えておいてくださいね。木製バットでブラウン管を爆発させたくらいの衝撃はあると思いますので(笑
では、皆さん、試すときは自己責任で・・・・
よろしくです。
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Posted at
2005/09/22 18:55:48