丸ちゃんが、
皆さん(^-^)v!マルヤ社長さんからのお知らせですよ!!(第1回)で、タイヤについて書いたので、それについて補足しましょう。
っていうか、いつも、補足係ですね(笑
タイヤの空気圧について、ただたんに「指定された空気圧」を守れば良いと言うわけではありません。気体には、
「理想気体の状態方程式」という公式があります。
PV = nRT
という式です。学校でならった人もいるでしょう。
この式は非常に重要なことを説明してくれます。
P .. 圧力
V .. 体積
n .. 物質量
R .. 気体定数
T .. 温度
と表わされます。(注:いつものごとく、出来るだけ簡単に書くために精密な表現はあえて避けています。)
さて、タイヤの中の気体は、外から補充されたり中から洩れたりと言うことが無い限り、式のn,R,Vは、一定です。ですから、PとTに注目しましょう!!
そうすると、
Pm = oT
という簡単な式になります。つまり、Pが増えるとTも増えるということを表わす式になります。(過給器に興味がある人は、理想気体の状態方程式は頭にいれておくと良いですよ。)
Tは温度ですから、温度が上がるとPも増える。つまり、圧力が上がります。温度が下がると圧力は下がります。つまり、測定したときの温度によって圧力(空気圧)が違うと言うことになります。高速などを走るとタイヤの温度が上がり、タイヤの中の圧力も上がると言うことになります。
温度の変化によって、タイヤの圧力は変化するわけですから、高速を走った直後や高速道路で、空気圧を規定値にあわせても、一般道にもどってゆっくり走ると規定値より空気圧が小さくなってしまいます。
逆に冷えた状態で高めの空気圧に設定しておくと、高速道路を走っている最中に空気圧はどんどん上がって行くので、バーストする危険があります。
さて、空気圧の違いにより、タイヤはどのように変化するでしょうか。
空気圧の低いタイヤは、タイヤの真中に力がかからず、脇の方だけで車を支えます。ですので、横方向の力がかかると、歪みが大きくなり、リムから外れることになります。
空気圧の高いタイヤは、逆にタイヤの真中だけで走ることになり、極端に接地面積が小さくなることによって、加速しない、曲らない、止まらないということになります。
適切な空気圧と言うのは、タイヤの接地面積を最大にし、横方向の力を受け止めるためにとても大切なのです。
当然、「鬼キャン」のような「ハの字」状態では、適切な接地面積から程遠いので、タイヤのグリップ力は大幅に落ちることになります。
車は、タイヤの接地面積以上の大きさでは地面に接していません。その面積が小さくなれば、走らない、止まらない、曲らないという危険な状態になります。タイヤや車のパフォーマンスがどんなに良くても、必要な接地面積が無ければ、全くの無駄になってしまいます。
適切な空気圧を心掛けるようにしましょう。
フーガの19インチは、2.3Kpaだったかな?
思ったより空気圧が低めですので、あまり高くしないようにね。
適切な空気圧はどこにかかれているか?
みんな知ってるよね?
Posted at 2005/10/25 00:22:36 | |
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