そういえば、あの時の空も青かったなあとボンヤリ考えてました。狭山湖の山道で前輪を取られて巴投げをされた時でした。
今日は、投げられたんじゃなくて自分で寝転んだのであります。しかも道の真ん中に大の字になってで空を見上げてました。どうせ行き止まりのこの林道に入ってくる自動車もないだろうし人も来ないでしょう。空を流れる雲が、以外と早く流れている事と、形がどんどん変わっていくことに気づきました。ゆく河の流れは絶えずして、じゃありませんが、時間と共に、そこにあると思っていたものが次第と形を変えて最後はなくなっちゃうんだよなあと思ったのであります。先週、学生時代に懇意にしてもらっていた友人が雲の上に旅立って行きました。サイクリングに全精力をぶち込んでいたイケテナイ私に、青春時代にはこんな違った楽しみもあるんだよと教えてくれた彼であります。まだ若いとか若くないとかは別にして、無くなっちゃたという事実が自分の母親の時より、強く印象的でありました。いつかは消えちゃう、これは事実。だから、いろいろな事、そのうちにとか、もうちょっとしたらとか考えている場合じゃないなと思ったのであります。何でもかんでもさっさとやっとかなきゃですね。その時になった際には、ラオウのように「我が人生に一片の悔い無し」と言えるようにしたいもんです。
朝眼が覚めてみたら、なんと晴れてました。
寝ぼけ眼で、MACを開いてみると、関東のチームは早速、海や山や川に出撃してる模様。グズグズしちゃいられないということで、マークしてた行き止まりになっている林道に向かって出発しました。この林道はルートラボでみると途中で切れているのですが、地図から写真に切り替えてみるとなんとその先も続いているようです。行き止まりになったら帰ってくりゃいいかという感じのスタートです。実際に登ってみたら、途中には何箇所かゲートが閉まっているところがありましたが、道は舗装されていてとても走りやすいのでありました。走りやすいというのは斜度も関係すると思いますが。(笑)
林道のピークには、呉婆々宇山の登り口があります。呉婆々宇山なんて読めますか?これは、ごさそうざんと読むそうです。私もわかりませんでしたが、この山は広島百名山の一つであります。折角だからと自転車置いて登ってみました。ピークには先着のハイカーが居てランチを楽しんでいました。
再び自転車に戻ってからは、綺麗な舗装の道をザーッと下ってきました。コーナーには所々落ち葉が積もっていて注意が必要でしたが、対向車もなく気持ちの良いダウンヒルでありました。県民の森まで下ってくると、当初予定していたルート以外に、もう一つの林道の入り口を見つけてしまいました。しかし地図を見ると途中で切れてます。いやいやもしかしたら上りの時のようにつながっているかもしれないな・・・。だったら行くっきゃないでしょと、再びえっちらおっちら登り始めました。しばらく景色を楽しみながら進んでましたが、20分位走った後に、当然といえば当然ですが、林道はブッツリと切れてました。そこが、寝転んで空を見上げたところです。人は来ないし空が広くて気持ち良かったのでありました。
気がつけばしばらくウトウトとしていたんでしょう。体が冷えてきたので再び下ることにしました。昼飯も食べてなかったのでちょっとお腹も減ってきました。以前、セノハチに行くために通ったゴルフ場の横にある水越峠の脇に降りてきました。ここから今日は峠を逆に下ります、一直線のダウンヒル。スキーの直滑降のようにビューっと行きましょう。
本日のルート
最初の取っ付きからいきなりゲートが閉まってました。
そのおかげで自動車は通らずに一人で道を独占であります。
紅葉もほらこんなに色づいております。
独占したのは長尾林道。
昨晩の雨の影響か、気温の上昇と共に周りは煙っております。
長尾林道から本線の、林道呉婆々宇線に入ります。
広島の街が手に取るように見えます。
ボケを試してみましたが、自転車の位置がダメダメですね。
今日は久しぶりに GXRとA12/28mmの出番であります。
林道呉婆々宇線は終点であります。
というか、ここから府中町じゃなくなる境界線なのでゲート(?)があるようです。
この先は何処の管轄だ?
道の側に捨て置かれました。登山道を使っての遊びが盛んだった時もあったんですね〜。
ブームになっちゃうと行くとこまで行っちゃうからこのように制限せざるを得なくなるんですね。
あのタワーが、呉婆々宇山のピークであります。
電波塔ラブ。
とりあえず林道の最高点に行ってみた。ここの切り通しがピーク。
標識が無かったけど、明確な峠とかになってるわけじゃないので仕方なし。
林道のピークからちょっと戻って、登ってみよう。
階段登っただけで頂上に到着。それでも意外とヒーハー状態(笑)
落ち着いた頂上の雰囲気であります。多峯主山や日和田山のような喧騒はなし。
頂上には三角点もありました。
それではお楽しみの林道の下りであります。
しかし、途中途中で止まりながらではありますが
念のため書いときますが、これは、転んだんじゃないですよ、
広島市民の森まで下ってきました。
正面が昆虫館だそうです。次は、是非寄りたい。
こうやってみると、自転車って小さいですよね。そんな小さい自転車の可能性は無限とは言いませんが沢山あるはず。
そういえば今日は自転車乗りと一回もすれ違わなかったな〜。
落ち葉を見て、郷土の銘菓「彩果の宝石」を思い出しました。
食べたこと無いのでイメージだけです。
そして、これが運命の林道。
見つけちゃったら行くっきゃ無いでしょう。
こんな気持ちの良い道がつらつらと続くのです。
こんな上りならいつまでも行けるぜ〜。
・・・と思ったら、すでに終点。
そんな殺生な〜。
空が青いぜ、
あっ、いけね、忘れてた、「お〜い雲よ〜」
体が冷えちゃったので上着を着込んで下りましょう。
コーナーでタイヤをブイブイ言わせるぜっ、(ってウソ)
そして、海田市に下りてきて、広島で名店と呼ばれているつばめの姉妹店でランチ。
ごちそうさま。こういうのを広島ラーメンというんでしょうね。
走行距離 概ね42km
Posted at 2014/11/22 19:45:04 | |
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