VITALOGY

PEARL JAMが1994年にリリースした3rdアルバムです。

PEARL JAM/VITALOGY

現在では、グランジの最終到達点のように語られる事もあるアルバムですが、直ぐに”PEARL JAM = グランジ”と考えるのもイヤな気がします。
どうもグランジという言葉が、90年代のファッションであり一時のブームのように語られるのも、イヤに思う原因の一つです。

またTENやVSのようにバンドの最高傑作として評価されなくても、90年代を代表するロックアルバムであることは間違いないです。

でも最初に聴いた時の印象は地味なアルバムでした。
１曲１曲が素晴らしいので不思議な感覚です。
今でも好きなアルバムですが、全体を通して聴くと地味に感じます。

1stアルバムのメタル色。
2ndアルバムのパンク色。

この3rdアルバムでは、R.E.M.に代表されるようなアメリカン・ロックの、理想型とも呼べるサウンドに仕上がっています。

1. LAST EXIT
2. SPIN THE BLACK CIRCLE
3. NOT FOR YOU
4. TREMOR CHRIST
5. NOTHINGMAN
6. WHIPPING
7. PRY, TO
8. CORDUROY
9. BUGS
10. SATAN'S BED
11. BETTER MAN
12. AYE DAVANITA
13. IMMORTALITY
14. STUPID MOP

この時代のPEARL JAMの話題になると、どうしてもアメリカ政府まで巻き込んだ、チケットマスターとの激しい闘争が挙げられますが、あえて今回はその話題を避けます。