FACELIFT

アリス・イン・チェインズが1990年にリリースした1stアルバム。

ALICE IN CHAINS/FACELIFT

うねるようなグルーブ感と、鋭いエッジが効いたリフが心地良い、「WE DIE YOUNG」を聞いただけで、このバンドの虜になってしまいました。
とても個性的なスタイルで、レイン・ステイリーの声とジェリー・カントレルのギターから、強烈なインパクトを受けました。

ダークでヘヴィでありながら、その中で際立つ繊細で美しいメロディライン。
そのサウンドから、”鬱病のビートルズ”とも例えられました。
そして主にQUEENSRYCHEしか思い浮かぶロックバンドがなかったシアトルに、世界中の注目を向けさせる切っ掛けを作りました。

「MAN IN THE BOX」は、メタリカのジェイムズに強い影響を与え曲でもあります。
ブラックアルバムのレコーディング中だった彼は、スタジオ内で「MAN IN THE BOX」を歌いまくっていたなんて話があります。
この怪しいポップなメロディは、ジェイムズでなくても聞けば誰もが魅了されてしまいます。
それは「WE DIE YOUNG」、「SUNSHINE」等の曲にも、同じ事が言えます。

「REAL THING」で、ドラッグ中毒になった友人の事を歌っていたレイン・ステイリーが、オーバードラッグで死んでしまった事は本当にショックでした。
先週末には、レイン・ステイリーに替わる新たなヴォーカルと共に十数年ぶりに来日しましたが、まだそのラインナップについて頭の整理がつきません。

日本では本当に人気がないバンドです。
メタルファンからは”変なヘヴィメタル”呼ばわり。
グランジ世代からは、”メタル崩れ”との罵り。
偉大なロックバンドなのに、聞かない人が多く勿体ないです。


1. WE DIE YOUNG
2. MAN IN THE BOX
3. SEA OF SORROW
4. BLEED THE FREAK
5. I CAN7T REMEMBER
6. LOVE,HATE,LOVE
7. IT AIN'T LIKE THAT
8. SUNSHINE
9. PUT YOU DOWN
10.CONFUSION
11.I KNOW SOMETHIN(ABOUT YOU)
12.REAL THING