家族が増えることになり、相棒を眺めてみれば…妊婦には過酷な固い足回り(乳幼児には言わずもがな)。納車後10年を経てあちこちお疲れのご様子(不具合箇所多数)。
そんな訳で2代目のシビックとお別れの決意を致しました。
さて、何にしようか? 先立つものがある訳でもなく、この当時は車に対しての価値観もハッキリしておらず… 新相棒探しは進みません。
しかしある日実家に立ち寄った際、親に「あんたが置いてった本、邪魔だから引き取って!」と言われ、それらが入った段ボールを自宅に持ち帰り中を覗くと…二十歳前後にハマった片岡義男さんの単行本(殆ど短編集)が数冊入っており、何となくペラペラとページをめくりながら昔を懐かしんでいました。
その時です! 次はステーションワゴンだぁぁぁぁ! 突然そう決めました…
なぜか…それは彼の短編小説には頻繁にステーションワゴン(外車)が登場します(勿論バイクの方が多数登場しますけど)。そしてそれらを操る人物がすご~くカッコいい男だったり、きれいな女性だったり(小説だから当たり前か…)、若いころ密かに憧れていた思いが鮮烈に甦ってきたのであります(単純とかバカとか言わないで~)。
そしてその日から新相棒は“ステーションワゴン(外車)”一本に絞られました。
お察しの通り自動的(=経済的理由)に買える車種(当然中古)は非常に限られ、①オペル・べクトラ ②フォード・トーラス の2車種で探した結果、↓↓↓に決定!
初輸入車、初AT、スピードメーターは200㎞/h超まであるし、さすがドイツ車・アウトバーン育ち!!!などと浮かれまくっておりました。(実際は多数のパーツに「GM」のロゴがあり、少々ガッカリ…)
そして無限(と感じた…)のラゲッジスペース、高速での優れた安定性(シビックと比べて…)、周りからの視線(見たことネェ車?)、俺って大人!(ただの勘違い?)、大満足の買い替えでした。
新しい家族(娘)も誕生し、チャイルドシートも新調! 3人で色々な所へ出掛け、今までと全く違う(車に対しての)価値観が確立され、一切手を加えることなく、オペルとの楽しい日々が過ぎて行きました。
しかし…3年を過ぎたあたりから噂通り、不具合が多発するようになり(その前もマイナートラブルはソコソコありましたが…)、追い打ちをかけてガソリンの大暴騰!
修理費とハイオク仕様で大食いのオペル君は少しずつ金食い虫に変貌し、我が家の家計に影響を及ぼし始め、最終的に娘の入園(幼稚園)を控え、背に腹状態となり手放すことを決意しました。(涙)
今までになかった車の楽しみ方・付き合い方を教えてくれた思い出深い相棒でした。
(その割に画像がほとんど無い…)
To be concluded
Posted at 2011/11/08 13:57:12 | |
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