昨日、散々苦労して登ったダイアモンドヘッドを眼下に臨み、
青々とした海の上をゆったりと飛んで行くセスナ機。
その機長席に座っているのは、
けんしろ~ですっ(^^v
前を見よう、前をっ(汗
何を隠そう、けんしろ~はセスナ機の操縦免許を、
持っていません。(激汗
先ほどから後ろ席では、
「もう無理っ!!」
というカミさんの言葉...これで何回目でしょうかf^^;
ということで、4日目はワイハのメインイベントとして楽しみにしてました、
「セスナ機、体験操縦」(by
Washin Air)でございます(^^v
30分コースと60分コースがありますが、よせばいいのに60分コースを選択っ。
そういえばセスナで遊覧飛行さえしたことなかったっけf^^;
フライトの前に計器類の見方、操縦桿の操作方法などをレクチャーしてもらいます。
どうせ離陸した後、ちょっと操縦桿を握らせてもらう程度と思っていたところ、
「今日は離陸から着陸まで機長(けんしろ~)にやっていただきます。」とのこと。
おいおい、まじっすか。
「いっそ今日も天候不良で流れた方が。。。」と弱気な僕。
そんな願い?もむなしく、いざ乗り込むことになりました。
パイパー社のアーチャーⅡという単発エンジン、4人乗りの小型セスナです。
小さくても力持ち?と思いきや、
「エンジンは180馬力です。」(by教官)
おいおい、インプの足元にも及ばない非力なエンジン?で飛んじゃうのかよっf^^;
たじろぐ、けんしろ~。さっさと乗りなさいと促す教官。
なんとか乗り込みますが、「せま~っ。」というのが第一印象。
軽自動車よりもまだ狭いくらいの狭さですっ。
パイロット席にけんしろ~、コパイロット席に教官、後ろの席には不安げなカミさんをのせ、
エンジン始動!!
これは車とおんなじで、キーを指して回すだけです。
さすがに管制との交信は教官にお任せして滑走路まで自走します。
自走中、左右の動きは両足のペダルで行います。
右に曲がるときは右ペダルを踏み、左に曲がるときは左ペダルを踏みってな感じ。
これがまたインプのクラッチより何倍も重い。(踏みしろは少ないけどね)
「ハイ、次を右に曲がって」ってな感じで結構いきなり指示されるのですが、
思わず操縦桿の方を回しちゃうんですよねf^^;
教官に笑われながら意外にまっすぐ走らないセスナを、
両足をちょこちょこ動かしながら進めます。
「アライメント狂ってるんじゃないですか?」
っていうような冗談をのたまう余力は全くありませんf^^;
さぁ~て、いよいよ滑走路へ到達し、ようやく一息着けるかと思いきや、停まりもせずに、
「はい、じゃぁこの辺でスロットルレバーを全開にして。」
ってことで、右手でスロットルレバー(アクセルに相当)を全開!!
気分はまさしくデンジャー・ゾーン(byケニー・ロギンス)
ぐんぐん加速してるよっ。恐いよっ。
スピードメーターとにらめっこしながら事前レクチャーで教わった様に
時速110ノット(200km、1ノット=1.8km)で操縦桿を軽く引きます。

(実際にはかなり力が入ってたみたいf^^;)
「Take off!!」なんて叫んでる暇も無く、ハイ、あっという間に離陸しました。

当たり前ですが接地感がなくなってフワフワした感じです。
地面がどんどん離れて行くぅ~。
と手のひら汗びっしょりながらも指示された高さ、
1500フィート(450m、1フィート=0.3m)まで上昇します。
そう言えば、昨日の最大風速18メートルには及ばないものの、
まだ地上で10メートルくらいの風が吹いてました。
「今日は風がありますから離陸直後はちょっと揺れますよっ。」
と事前に聞いてましたが、
揺れるというよりは、
突然落っこちる感じ( ̄▽ ̄;)
ジェットコースターで落っこちるときのフワーッとした無重力の間隔を何度も味わいます。
カミさんは後ろの席で
「こわいよっ~」と叫びながらも、必死でカメラ撮影。
けんしろ~は声を出す余裕もなし。
「商店街に突っ込んで営業妨害しないようにねっ^^」って事前に脅されてますから必死です。

教官は「あそこに見えるのはホノルル大学で。。。」
と親切にも観光ガイドをしてくれますが、
はっきり言って、聞いている余裕ありません。
そんな感じでワイキキ上空をガタガタと揺られながら、ときにはフワーッと落っこちながら
ダイアモンドヘッド上空を通過し、ハナウマ湾上空に差しかかるころには不思議と揺れもぴたりと止みました。
「ハナウマ湾きれいでしょ~。写真とれた?」と教官。
「あんまり良く撮れない。」とカミさん。
「じゃあ。。。」と教官。
えっ、何すんの?と思いきや、
いきなり機体を45度傾けてます。
さっきまで左下にあったハナウマ湾が、
いまでは左上にあるっ。
「もう無理っ!!」を連呼するカミさん。
「ハナウマ湾、写真とれた?」
と何事もなかったかのように平常飛行にもどる教官。
「撮れません。」
とカミさん絶句。
というわけで、スリル満点の初体験飛行を味わって来たのでした。

今回は「Fast Fright」として正式な飛行訓練1時間としてカウントされます。
あと同乗29時間、単独10時間、学科40時間でライセンスが取得できるそうです。
う~ん、単独飛行なんて絶対無理っすf^^;

カミさんが絶叫しながら撮ったセスナからの景色は
フォトギャラでねっ^^