
80デイズ
公開:2004年11月6日
上映時間:121分
監督:ランク・コラチ
主演:ジャッキー・チェン
スティーヴ・クーガン
セシル・ドゥ・フランス
ジュール・ヴェルヌの「80日間世界1周」を原作に1956年に映画化された同名映画
をジャッキー・チェンを主演にしてリメイクして作ったという感じの映画です。
ちなみに元になった1956年の「80日間世界1周」はアカデミー賞5部門を獲得した名作だそうです。
制作費120億円がかかっている大作だそうだが、見たところ
「この映画のどこにそんなにお金かかってるの??」という感じでスケール感は感じられませんでした。
アーノルド・シュワルチェネッガーが出演してますが、この映画が知事になる前の最後の映画でした。
・・・・これでいいのか?シュワちゃん。
ストーリーは、ラウ・シン(ジャッキー・チェン)が生まれ育った中国の故郷の村より
盗まれた翡翠の仏像をイングランド銀行より盗み出すシーンより始まります。
ラウの盗み出した仏像は、女盗賊がラウの中国の故郷の村から盗み、イングランドの王立科学アカデミー長官へ渡そうとしていたものでした。
銀行強盗として警察に追われる事となったラウは、警察の追ってから逃れるために発明家のフォッグ(スティーヴ・クーガン)の助手となります。
フォッグは王立科学アカデミーでは異端児扱いをされており、王立アカデミーの長官とふとした事で「80日で世界1周してみせる」と賭けをする事になります。
ラウも仏像を故郷へ持ち帰るため、仏像の事はフォッグには内緒に世界1周旅行に同伴します。
途中パリで売れない画家(セシル・ドル・フランス)も加わり3人での「80日間世界1周の旅」を行います
一方、仏像を取り戻そうと追う女盗賊一味と科学アカデミー長官の指示でフォッグ、ラウの妨害を行おうとちょっと間抜けな警察官もフォッグ達を追い、
様々な国でジャッキーのカンフーアクションを織り交ぜながらストーリーは進んでいきます。
素直にボ~っと見ていて楽しめる映画となっていると思います。
ジャッキー・チェンの映画って悪役も「完全な悪役」ではなく、「どこか憎めない部分」があるので
見ていてイヤ~な思いになる事が少ないのがいいですね。
ジャッキー・チェンの人柄というかキャラクターも人なつこい柔らかい感じなのも健在で、ホワ~ンとのんびり観てられます。
でも120分という時間の制約から国と国との移動はCGを使って数秒でサ~~っと進んでしまうため、「世界1周の旅の困難さ」のようなものはまったく描写されていません。
この辺りがスケール感を感じられない原因なのかもしれません。
ヒマラヤ山脈を越えて中国へ入っていく過程もアジア大陸から太平洋を渡ってアメリカ大陸へ渡る過程もCG使って数秒でスットばしちゃいましたから。
ま~この映画は「ジャッキーのユーモアとカンフーアクション」を観る映画なのでストーリー性は求めちゃダメなんでしょうね。
サモハン・キンポーが懐かしかったです。
しかしジャッキー・チェンってあの年齢で現役のアクション・スターってすごいですね~。
Posted at 2005/04/12 12:37:15 | |
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