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ソーラ・レイのブログ一覧

2015年12月06日 イイね!

『杉原千畝 スギハラチウネ』

全くもって『その当時の空気感』が感じられない仕上がり具合。
製作が日テレだと云う事が最大の理由なのかな。
人もお金も掛けた豪華なTV放映用歴史再現ドラマでした。

映画としては凡作ですが、歴史再現ドラマとしてはとても利便性が高く、
2時間20分の長尺を時系列のとおりに描いています。
なので誰が見ても『杉原千畝』という人物の半生が判ります。

リアル諜報員で外交官の杉原千畝という人間が、どれだけ優れた諜報員であったか、
そして同時にどれだけ駄目な諜報員であったかがよく判りました。

諜報員である前に『人』であり続けたんですね。

彼が独断で行った『命のビザ』の発行だけで6000人のユダヤ人が救われた訳ではなく、
極東ウラジオストック港へ辿り着いたユダヤ人たちに、日本行の船への乗船を独断で許可した
もうひとりの外交官がいた事に感動を覚えました。

杉原の『想い』を引き継いだもうひとりの外交官。
現場責任者が独断で動いてしまうのは組織としては脆弱だけど、まさに『正しき義』を行使できた
血肉の通った組織、人材の宝庫だったのかもしれない。

『命のビザ』によってアメリカへ渡る事ができたユダヤ人の中に、後に『マンハッタン計画』へ
参加する事になるユダヤ人科学者たちがいたエピソードも語られていました。

歴史は多重構造だなぁ。
Posted at 2015/12/06 08:03:03 | コメント(0) | トラックバック(0) | 映画鑑賞 | 音楽/映画/テレビ
2015年12月05日 イイね!

『黄金のアデーレ 名画の帰還』

『黄金のアデーレ 名画の帰還』
(12/18以降は映画館が大混雑しそうなので、いまのうちに観られる映画を集中して観ようかと足繁く映画館詣でしてます)


← この誰もが一度は見た事のある名画にまつわる実話。


007の先行上映の際に予告番宣を見て触手が動いて観てきました。
率直に自分の感情を述べると「なんとなく後味悪い」

要するに、実話の顛末が、ちょっと自分の感情にはそぐわない結果となっている訳です。

ナチスによるユダヤ人迫害と美術品の強奪(1930年代)と、
血族による強奪された美術品の返還を求める裁判闘争(1998~2006年)のお話し。

1930年代の第二次大戦前夜のエピソードは素晴らしい出来ばえです。
祖国オーストリアに行く事だけで強いPTSDを起こすこの作品の主人公、マリア・アルトマンが生き抜いた(生き延びた)その空気感まで伝わって来るような戦争前夜の日常。
しかし、
現代の絵画返還の法廷闘争の部分は、ストーリー、演出、演技ともに巧くて上手いのですが、その結末が・・・それも実話なんだしねぇ。

オーストリアに対してPTSDを持つ様に描かれている主人公は、オーストリア政府に対して絵画返還訴訟を起こしたけど、本心で絵画返還を望んでいる訳ではないようにも描かれます。
彼女が真に望んだのは『尊敬する父親や美しい伯母たち親族の名誉の復権』だったのでは?と
わたしは感じ思います。

でも、実話の結末は・・・
個人的には、なんともいえない後味の悪さを覚える映画でした。

Posted at 2015/12/05 18:25:34 | コメント(0) | トラックバック(0) | 映画鑑賞 | 音楽/映画/テレビ

プロフィール

「週末はクルマ2台のオイル交換&フィルター交換。2台とも元気になりました。」
何シテル?   11/01 14:21
基本的に『インドア』で出不精です。 でもじっとしていられない性質なのでアウトドアします。 長時間の寝貯めが出来るので、 活動期と充電期がはっきりしています...

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