
最近は、仕事の終わりが速い。
先日も8時には仕事が終わったので久々に単独林道ナイトランを決行することにした。
最近は、仲間と走る事がおおく単独走行はすごく久々に感じる。
仲間と走る林道も良いのだが、一人で走る林道もまた全然違った意味で良い。
特にマイペースでトロトロ走るっていうのは、単独での林道ならではのものであろう。
とりあえず、奥多摩の方の日原林道に向かっていたのだが、そこまで行くのが面倒になってきたのでもう少し近場の埼玉にある大名栗林道に目的地を変更した。
この大名栗林道は何度走ったかわからなぐらい走って来た林道だ。
フラットダートまではいかなくても、無理なく走る事ができ17キロの道のりを眼下に名栗湖を見下ろしながら走って行く、という爽快かつダイナミックなルートで、最近ではかなり人気の林道となっている。
ただ、この林道は崩落や落石が多いのが欠点で絶対に乗り越えられないような岩が転がっていたり崩落で岩が山盛りになっていたりする。その為通り抜け出来ない事も多々あるが、そんなリスクを背負ってもここの景色を見に来る価値は十分あると思う。
この前、大名栗林道で出会ったスーパーカブの方は大名栗林道の噂を聞いて千葉からやってこられたそうだ。
そういう方もおられるぐらいなのだ。
しかし、スーパーカブで林道を走っている(普通に走っていても攻めているっていう雰囲気でした)姿はすごかった。
家を出てから2時間ほどで大名栗林道の起点にたどりついた。
ちょっと霧がかっているが問題なしと判断してお邪魔させてもらう。
この霧だと星は期待できそうにない。せっかくのナイトランだというのに。
まぁ、仕方が無いが。
それでも、夜の林道は気持ちが良い。
昼の林道の良さとは全然別の良さがある。
孤独感を楽しむと言った感じか。(何か根暗だなぁ(笑))
走り出して10分ほどすると霧が急に深くなって前が全然見えない状態になってしまった。
見えるのはほとんどガードレールのみ。
これが全く知らない林道だったらさっさと撤退していただろうが、なまじっか知っている林道の為に先へ進んでいく。
やはり、崩落の跡や、大きな岩が結構転がっている。
しかもそんな所に限って霧が深くなる。
そういう状態を繰り返し、12キロあたりに分岐されている有馬林道に進路をとる。
実は、大名栗林道はまだ先に続いているのだがこの先は崩落などが益々ひどい状態の事が多いので今日は諦めることにしたのだ。
有馬林道を抜けると舗装の林道にぶつかり名栗湖に出ることができる。
だが、しかし夜間はゲートが閉まってしまい通り抜けができない。
その為にチャンと迂回ルートがあったりする。
今日もやはりゲートが閉まっていたので迂回ルートに足を向ける。
しかし、迂回路に通行止めという不吉な看板が出ているじゃないか。
なんてこった。
一応本当に通れないのか進んでみるとしっかりバリケードで通り抜けできないようになっている。
ああ、完全に袋小路だ。
しかたなく、来た道を戻る事にした。
まぁ、ピストン林道だと思えばなんて事はない。
ピストン林道を好まない人も結構いるが僕は好きだったりする。
ダートが倍も楽しめるし、行きと帰りの林道では全く別の林道のように感じるぐらいの違いがあったりするからだ。
霧の為、ルンルン気分のナイトランとまではいかないが猪や鹿、狸などの動物にも遭遇できて楽しめる。
これだけ動物にあえるのも夜ならではのものだろう。
そうこうしているうちに入り口に戻って来ていた。
時計を見ると午前2時。もうそんな時間か。
予想外の通行止めにより結構いい時間になってしまった。
早く帰って寝なければ。
夢から覚めるように明日からまた普通の一日が始まるのだから。。。
Posted at 2004/04/17 00:03:00 | |
林道系 | 日記