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甲斐右衛門のブログ一覧

2005年04月12日 イイね!

創作シリーズ第一弾 「彼女が残したもの…」前編

今、創作作品がブーム(?)のようなので今のうちなら恥ずかしくないと思い書いて見ることにしました(笑)
文章的には滅茶苦茶なんですが、それでも僕の伝えたい物が読んでくださっている皆さんに伝われば幸いです。
あ、ちなみに二部作になってますのでご了承お願いいたします。



創作シリーズ第一弾 「彼女が残したもの…」前編


「おばさん、この辺に旨い讃岐うどん屋さん知らない?」
「知っとるよ。そこの角を曲がっておもてに犬の居る店が美味しいよ。たんと食っといで」
「ありがとう。」
ここは、空気も風も人もいつもの場所と違く感じる。
同じ空の下なのに、なぜこんなに違く感じるのだろう。
風土の違いもあるが、何より旅に出ているという気分の問題だろうか。
そう、俺は今地元の金沢を離れ四国へと旅にでている。
旅の理由はどってことはない。
いわゆる傷心旅行ってやつだ。

え~と、角を曲がって犬がいる店だな。
あぁ、ここだ。
「へい、いらっしゃい!」
讃岐うどんは、初めてだから勝手がわからないが、どうやら自分でゆでて自分で具を乗せるらしい。
前に並んでいるおっちゃんの様子を見つつ自分も作っていく。
うん、うまい。さすがは地元のおばちゃんのお墨付きだけのことはある。

「ごちそうさまでした~」
さぁ、腹もふくれたところで歩き出すか。
歩くといっても宛はないので適当に歩き出す。
そう、こういう気ままな一人旅がしたかったんだ。
歌を軽く口ずさみながら歩いていく。
「♪君が思い出になる前に、もう一度笑ってみせて♪」
なんで、こんな時にこんな曲やんねん! なんてひとり突っ込みしながら。

思い出か。。。
楽しい思い出、辛い思い、初めて声をかけた時の事、まだまだ全てが昨日のように思い出せる。
まぁ、色々あったがカナエと一緒にいて決して幸せじゃなかったわけじゃない。
カナエもそう感じていると信じている。
今までの事を全て否定されてしまったら本当に一緒にいた意味がないのだから。。。

続く…


※あ~ 駄目だ~。なんで自分が書くとこう長くなってしまうんだろう。
Posted at 2005/04/12 21:06:46 | コメント(5) | トラックバック(0) | 創作シリーズ | 日記
2005年04月11日 イイね!

創作シリーズ第一弾 「彼女が残したもの…」後編

そういえば、あいつは普段無口なのにあることになると、やたらと喋っていたな。

「♪次の雷が鳴る前に僕の思いを全部言うよ♪」
「♪雨をよける傘よりも君が大切なんだ♪」
「なんだよその曲」
「え~ この曲知らないの? この曲はねぇ…」
そう、槙原敬之の事となると話が停まらなかった。
そして、いつの間にか俺も一緒になってマッキーのコンサートに行ったりしてたっけ。
そんなことを思い出していると、目頭が熱くなってくる。。。

そんな感じでブラブラしていると今日の宿である国民宿舎が見えてきた。
あまり綺麗ではないが一人旅ならこれで十分だろう。
ちゃっちゃと食事・風呂をすませて、飛び込むように布団にはいる。
疲れのせいか、早く横になりたかったのだ。
ふぅ~ 本当に疲れた。
今日だけの事ではない。
ここ数日色々とありすぎてろくに寝てもいないのだ。

昨日も、カナエが残して行ったものの整理をしていて一日潰れてしまったし。
整理と言っても、全て処分したのだが。
彼女から貰った物も全て…
それが、俺なりのケジメ。
それでも、思い出だけは捨てられない。
どんなに、心の奥深くにしまってもそれだけは消すことはできない。
いや、それで良いのだと思う。思い出だけはそっと心の奥底にしまっておこう。
カナエと一緒に過ごした日々が嘘じゃなかった証拠として。
胸張って幸せだったと思えるように。。。



「おいおい、この道であってんのかよ」
「間違ってるわよ。私が指示したのは一つ手前の信号よ」
「何言ってんだよ。ここの信号だって言ったのはカナエじゃないかよ。」
「違うわよ。あんたが間違えたんでしょ。」


「しかし、運命って不思議だよな。」
「うん?」
「だってさ、同じ会社に就職してなかったらうちらは出会って無かったんだぜ。」
「そうだよね。」
「それに、社内でだってあの時、俺がカナエに声かけてなかったら今の二人は無いわけだし。」
「確かにね。」
「っておまえはそんな反応しか出来ないのかよ」
「あの時、声かけてくれて嬉しかったよ…」


「俺、子供あまり好きじゃないけど、カナエとの子供なら見てみたいな」
「アホ」
「いや、本気だって。」
「信じていいの…」
「当たり前だろ、これからいつまでも一緒なんだからさ…」


……… いつの間にか寝てしまっていたのか。
「当たり前だろ、これからいつまでも一緒なんだからさ…」
ごめんな、カナエ……

今日だけ、今だけでいいから、楽しかった思い出を思い出させてくれ。
明日からは全てを忘れて一人で歩くからさ。
だから今日だけは思い出に甘えさせてくれ。。。







数年後…


「♪次の雷が鳴る前に僕の思いを全部言うよ♪」
「♪雨をよける傘よりも君が大切なんだ♪」
「何その曲、聞いたことないよ。」
「この曲はなぁ…」

カナエが残した物は思い出だけじゃなかった。
目には見えないが、それは間違えなく大切なものであることは間違えない。
カナエと一緒に過ごした日々が無駄では無かったことを証明してくれているのだから。。。
Posted at 2005/04/13 21:39:01 | コメント(8) | トラックバック(0) | 創作シリーズ | 日記
2005年04月07日 イイね!

お花見

お花見多くの人が首がいたくなるまで上を見ている。
額に滲む汗をぬぐいながら。

自分も同じように顔を上に向けている。
押さえきれない涙をこらえながら。。。






※ふと思いついた創作文なので気にしないでくさい(笑)
本当に書こうと思っていたのは下記の文章です。






多くの人が首がいたくなるまで上を見ている。
額に滲む汗をぬぐいながら。

自分も同じように顔を上に向けている。
その見ている先は一人だけ違っていた。。。
Posted at 2005/04/07 17:33:34 | コメント(5) | トラックバック(0) | 創作シリーズ | 日記
2004年11月21日 イイね!

折鶴

折鶴ガムの捨て紙で出来ている極小折鶴。
数年前に彼女が深い意味もなく作ってくれたものだったりする。
そんなものを今だに大切にもっているなんて彼女は知る由もないだろう。
彼女自身まったく覚えもないかもしれない。

しかし、なぜこんなものを長々ともっているのかと自分自身考えてみると、これが最後のプレゼントだったからだろう。
あれから数年、付き合いはあってもプレゼントなんてものはもらってなかったからだ。
今は、もうほとんど連絡もない。
もちろん、自分がいけないのだが。
彼女が連絡をくれる時に限ってオフ会やらなんやらでほったらかしにしていたのだから。

今彼女は彼女の道を歩んで行っているようだ。
それだけは安心した。
僕も僕の道を歩み始めている。
その二つの道がまた重なることがあるのかないのかはわからないが、重なっていた時期があったことを、この折鶴は証明してくれている。
この鶴が何万年生きるかわからないが、少なくても僕が生きている限りは生き続けるだろう。
おそらく、僕の記憶にしかない思い出の折鶴として。。。
Posted at 2004/11/21 01:46:08 | コメント(13) | トラックバック(2) | 創作シリーズ | 日記
2004年09月15日 イイね!

夕日

夕日色んな人が色んな思いで夕日を見ている。
今日の終わりを惜しみ、明日を待ち望むように。

夕日によって勇気づけられる人、今日一日を戒める人。
そんな思いを一身に受けながら夕日は沈んでいく。
今日を終わらせて、明日を始める為に。
希望に満ちた明日を、待ち望む多くの人の為に。。。





※古くからの仲間が体調をかなり崩していて、癌かもしれないと診断されていたんですけど、誤診だったそうです。本当によかった。。。
完治するにはまだまだかかるそうですが、「また一緒に呑み行きたいから治療がんばよ」と言ってくれた。
誤診であった事もすごく嬉しい事ですが、僕にはその言葉もすごく嬉しかったです。
早く元気になってほしいです。。。

今、もう一人頑張って元気になってもらいたい大切な人がいます。
僕にはなにもできないけれど、前を向いて頑張って欲しいです。。。
Posted at 2004/09/15 21:06:16 | コメント(7) | 創作シリーズ | 日記

プロフィール

「今夜の焼き肉の焼く順番を思考中・・・」
何シテル?   06/20 08:20
今、今後を左右する大きな分岐に立っている。 損得勘定抜きにして、全力で挑んでいこうと思う。 全力の結果、出た道が正しい道だと信じて。。。
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