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2013年12月05日

[CBR250Four] その2・信越シリコン編(続・燃料タンクからのガソリン漏れ修理)

[CBR250Four] その2・信越シリコン編(続・燃料タンクからのガソリン漏れ修理) 新車で購入してから27年間、ワンオーナーで使用中のバイク 「ホンダCBR250Four」 のガソリンタンクから、経年劣化による燃料漏れが再発したので、再度、簡易補修しました。
今回は、その補修状況についての記録 : 「その2・(信越シリコン 編)」です。

<関連ブログ>
◎前回の修理内容 : 「走行中に燃料タンクに穴が空いたの巻」
    総集編(過去ログ)は → こちら(板金はんだ による補修)
◎今回の修理内容・その1 は → こちら(現状再確認 編)


「その1」 からの続き
(※以下、画像はクリックで適度に拡大します。)

■金属パテを剥がして漏れ箇所を特定
金属パテが燃料タンクの壁面から剥離しているため、漏れ部位を特定して対策を打つためには、剥がし取る必要があります。が、先入観は禁物ですので、再度、あらためて燃料タンクの裏側を注意深く観察することにします。

<↓燃料タンクの裏側全体を注意深く観察すると、パテ盛り以外の部位からも漏れあり(○印)>
  

結果、上の画像で白○印の部位からも、微少リークしていることを確認できました。
車輌の外観チェックのときに、燃料タンクの右側は下部全体に渡って(=広めの範囲で)ガソリンのにじみ痕がありましたので、パテ盛り部分だけからにじみ出ていたと仮定すると、影響範囲はもう少し狭くても良さそうです。そう考えて再点検した結果が、上記(○印の発見)につながった・・・というわけです。

<↓剥離したパテのスキマにスクレーパーを慎重に差し込み、燃料タンクから剥がしていく>


<↓パテ盛りはパキパキと剥がれます。燃料タンク壁面との接着力は、それほど強くなかった>
  

スクレーパー(ヘラ)のエッジで燃料タンク壁面を傷つけてしまうと、新たなガソリン漏れの原因ともなりかねません。慎重に剥がすのですが、金属パテは案外、簡単に剥がれてしまいます。恐らく、振動による影響と言うよりも、タンク壁面との熱膨張差による影響(高温~低温の温度環境差が繰り返されることで、「燃料タンク壁面~パテ盛り部分」 の材料間で密着度が低下)ではないか? と考えます。

<↓金属パテの下にある”板金はんだ”からの漏れは無し。いずれも新規劣化部位からの漏れ>


前回、DIYで施工した ”板金はんだ” 部分からのガソリン漏れやにじみは、ありませんでした。それまでの作業経験のない、初めての施工だったにも関わらず、今まで有効に機能していたことになります。

結局のところ、
  ◎板金はんだ で処置した部位からの、ガソリン漏れ再発ではなかった。
  ◎経年劣化(タンク壁面の浸食)によって、新規に漏れ始めた部位が たまたま
    金属パテ盛りした範囲の内側だったので、スキマに浸透して剥離に至った。
  ◎ガソリンタンク壁面全体が、そろそろ寿命(サビによる板厚の浸食限界)に近い。
ことを、再認識しました。

<↓タンクの壁面も、内部のサビによる浸食で板厚が減少(薄くなって)おり、リーク痕も拡大>
  

上記画像のように、新たな漏れ部位については 「最初はピンホール的な小孔だった」 にも関わらず、下地処理のために燃料タンク表面を洗浄しようと手を加えていくうちに、次第に 「貫通穴へと広がってしまう」 という状態でした。板金はんだ を施工するためには、タンク表面を洗浄しなければならず、洗浄して表面を拭き取りしているうちに、ピンホール周辺の板厚が痩せているので穴が拡大してしまう、という 悪循環のループ にハマる恐れがありました。

■信越シリコンを適用してみる
そこで今回は、板金はんだ による処置を行わず、
   (1)板厚が痩せた燃料タンク壁面にも負荷を掛けずに済み、さらに
   (2)燃料タンク壁面との接着性も良い、
   (3)熱膨張差を吸収(環境変化に追従)できるような弾性体でシールする

ことを目的として、「信越シリコン KE45W」 を試してみることにします。
使用感のイメージ(※注 : あくまでイメージでの話)としては、液状ガスケットに似ています。

<ご参考 : 信越シリコン KE45W」 とは>
◎信越シリコン とは → こちら
  (-40℃~+180℃までの耐寒性&耐熱性を持ち、耐紫外線性・耐オゾン性・耐水性にも優れる)
◎カタログ → http://www.silicone.jp/j/catalog/pdf/rtv_j.pdf
◎MSDS情報 → http://image.orange-book.com/image/pdf/msdn/file37576t010003757597.pdf

<↓KE-45W は金属チューブ入り。歯磨きチューブみたいな感じ。オークションでも出品あり>


<↓CBR250Four の燃料タンクの裏側を洗浄のうえ、タンク表面にシリコンを厚塗りしていく>
  

  

信越シリコンは、「歯磨き粉のチューブから歯磨き粉を押し出すような感じ」 でチューブから適量を取り出し、ヘラ代わりのマイナスドライバー先端に載せて、塗りたい部分に塗り伸ばしていきます(漏れの穴も、塗り埋めます)。

<↓ガソリンが漏れる恐れのある部位全体を丸ごと、シリコンの厚塗りしたシール層で覆う>


<↓ホワイトバランス上、画像は白色のシリコン塗布部が飛んでしまうので、暗めで再撮影>


<↓燃料タンク裏側全体が分かるように撮影。今は右側のみの施工で左側はこれから実施>
  


「その3」 に続く。
  ↓
「その3」 以降では、信越シリコン(KE45W)の塗り込み完成状況や、
漏れ防止効果の有無などについて お伝えする予定です。
  ↓
  ↓
  ↓
2013-12-09(Mon.) : 更新
「その3」・信越シリコン 後編 をアップロードしました。

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何シテル?   04/19 01:33
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