IPFのファン感謝デー2015(@群馬県高崎市)で入手したアウトレット品のLED室内灯を、エクシーガtSに適用しました。
今回のブログは、その作業状況の備忘録です。
<ご参考 : IPFファン感謝デー2015 参加記録>
◎前編は →
ジャンク、アウトレット、ビンゴ大会など
◎後編は →
製造ライン、安全や品質への取り組み
■アウトレット品のLED室内灯
IPFのファン感謝デー2015に参加したのは、昨年の11月22日(日)。ジャンク品とアウトレット品、そしてゲームの参加賞として各種LEDを入手してから、約2ヶ月半が過ぎていました。活用するつもりで購入したLEDを、いつまでも使わずに取り置きするのももったいない。
<↓こちらがアウトレットコーナーで入手した、型番303RなるLED室内灯(ただし電球色)>
・型番 : 303R(電球色)
・品名 : プレートルーム3 (ウォームホワイト32K M)
・仕様 : 12V/1.5W (T10、G14、T10×31 用ハーネス付き)
・備考 : 3200K、全光束150lm、アイドリングストップ車対応、HV車対応
・・・ということで、あまり気乗りしなかった腰を上げて、いよいよ作業することにしました。作業とはいっても、純正の室内灯(フィラメント式)をIPFのLED室内灯に置換するだけなのですが。なぜ今まで作業していなかったかというと、LEDの色合いが白色ではなく電球色だったからです。
IPFのファン感謝デーでは、格安品のジャンクコーナーには電球色しか置いていなかったのです。もともと白色希望でしたが、この仕様で1000円はお買い得には違いないので、自分に言い聞かせて買うことにしていた次第(※あくまで白色が好みという意味であって、IPFの電球色のLEDに問題があるワケではありません)。
<↓パッケージの部分拡大。マスコットの「ぐんまちゃん」については、許諾26-120869となっている>
<↓早速パッケージを開封します。私見ですが、銀色紙は不要。こんなところにコスト掛けなくても>
<↓主な構成部品。この手の製品を見るたびに思いますが、変換コネクタは必ずどれかがムダに>
<↓手持ちの簡易通電確認器具で点灯を確認。LEDは日亜製で、基板に made in Japan の表示>
格安のアウトレット品ですが、機能上の問題がないことの確認が取れましたので、エクシーガの室内灯として装着する準備を進めます。
■純正の室内灯との置換
作業内容としては、冒頭に記した通り、単に純正の室内灯をLEDルームランプに交換するだけですので、+-の極性を確認すればほぼ終わりです。
<↓エクシーガtS(年改区分Eタイプ)の純正室内灯。バルブ(フィラメント式)の光量はショボイ>
<↓純正の室内灯とIPFのLEDルームランプ用 変換ソケットとの比較。後者がやや大きめ>
<↓左:車体後方の端子ブラケットが「+」だと分かる 右:端子ブラケットをやや開き気味で装填>
ここまで来たら、ほぼ作業も終了。
あとは最終チェックを残す程度です。
<↓基板をルームランプレンズの中央にセットして完成・・・ですが、
何だか物足りない 気が・・・>
う~ん・・・。
何だか 「バランスが良くない」 気がします。
・・・ということで、作業を続けることに。
■IPFのLED室内灯を2連装する
せっかく手持ちとしてアウトレット品(同型番)が2つありますので、これを2つともエクシーガの室内灯として投入してみることにします。作業しながら、その場でそのように即決しました。・・・とすると、二股(ふたまた)ソケットが要るな・・・。
<↓型番303Rを2つ並べると、ソケット全長が異なっている。このあたりがアウトレットの由来か?>
変換ソケットを観察すると、中央の白い筐体(絶縁体)の両端にハメ込まれている金属キャップ(端子)の圧入代(挿入深サ)にバラツキがあるようです。どうせこのあたりはニコイチ(二股)に改修しなければなりませんので、お試しとして一方を分解してみることに。
<↓金属キャップ(端子)を取り外したところ。素線の先端とは半田付けされたあと、接着剤で固定>
<↓ついでなので全バラに。何だか分解というよりも、ハカイダー的な処置となったような気が・・・>
構造が分かったので、ニコイチハーネスをその場で繕います。本来は、セオリー通りに素線を切断してから半田付け・・・する手もありますが、今回はわざわざそのような時間を掛けず、「なるべく簡単に(作業の省力化)、かつ確実に(接触不良させない)」 を目指すことにします。
<↓ニコイチ(二股)変換ソケットの出来上がり。キャップの圧入部分に素線を潜り込ませています>
構造が分かれば、上記ダブルソケット(二股)は数分間でできました(※金属キャップをプライヤーで挟むと潰れるので、端部から先端方向に引っかけて、こじるように緩めるようにします)。
■サンライズ・ビームの巻
その場でニコイチ(二股)変換ソケットが出来たので、あとはLED基板を左右バランス良く2連装化するだけです。
<↓まずはお試しで通電を確認。問題無し。純正の光の弱さに慣れた目からすると、大光量です>
ここで、基板の裏側には両面テープが備わっているのですが、「何となく」 その全面を使うのを控えることにします。剥離紙を一部分のみ剥がして、必要最小限の接着力を得るに留めておくことにします(車体振動で剥がれ落ちない程度の接着力としておき、もしも後から剥がしたいときに強固にくっついて剥がれない・・・ということを避けるため)。
<↓剥離紙は基板の両端のみ剥がして、ルームランプハウジングに粘着固定させることにします>
<↓IPFの303Rを2連装したところ。ハーネスコネクタは、スキマ(空間)のある裏側に集約させます>
<↓スイッチON。これで、左右・前後方向にもバランスが取れた光り方が得られたように思います>
最後にルームランプレンズ(カバー)を取り付けて、作業終了です。
<↓レンズ(カバー)を取り付けたあとの、消灯・点灯状態の比較(ただし撮影時は昼間)>
<↓今回の完成形。冒頭の純正球に対し、比較にならないほどの光量アップが実感できます>
さて。
今回、ルームランプとして適用したIPFの303Rは、そのパッケージに 「明るい電球色」 と書いてあります。電球色ですが、白色光ではない分、日中の太陽光とも色合いが似ています。2連装することで太陽光のような大光量を得たのですが、上記画像(完成形)を見たとき、私は思わず 「これはサンライズ・ビーム(Sunrise Beam)だ!」 という印象を持ちました。
サンライズ・ビームとは、「キカイダー01 THE ANIMATION」 (原作:石ノ森章太郎 先生、2001年の製作) で出てくる、キカイダー01の強力なエネルギービーム砲です。
<↓キカイダー01(OVA・アニメ版)のサンライズ・ビーム(発動直前)
(C)2003 石森プロ/アニプレックス>
<↓サンライズ・ビームの発動直後(ガッタイダーを駆逐するシーン)
(C)2003 石森プロ/アニプレックス>
念のため、仕上げとして(作業を行った昼間ではなく)夜になってから、LEDルームランプの恩恵を再確認してみます。
<↓夜になっても、LEDルームランプ2連装はゼロワンのサンライズ・ビーム並み(?)の光量を確保>
決して 「まぶしい」 というほどのことはありませんが、3列目までもが煌々(こうこう)と 均質に 照らし出される様は、アウトレット価格を考慮すれば素晴らしい成果であったと感じます。
惜しむ点は、前席(フロントシートの左右マップランプ)にはSAA(スバル純正オプション)の白色LEDを入れているので、1列目と2列目以降で夜間の色合いが異なることです。が、実用上は問題ありません。今回、重い腰を上げてみましたが、もっと早くに上げておけば良かったかな、といったところです(白色光でなくても、光量が確保されて均質な照らし方であれば、好みは別として、実用上はまったく問題ありません)。
以上、LEDルームランプ(IPFのアウトレット品:303R)への交換作業の備忘録でした。
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Posted at
2016/02/15 02:52:50