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2018年10月22日

みんカラ:モニターレポート【CCウォーターゴールド】・樹脂と劣化塗装面での効果

みんカラ:モニターレポート【CCウォーターゴールド】・樹脂と劣化塗装面での効果 プロスタッフさんの 「CCウォーターゴールド 300名モニター」 に 応募 したところ、試供品(45ml) をいただきました。

そこで早速、当方の車両環境で、当方の視点で試してみましたのでレポートさせていただきます。


効果を試したもの
(1)ホンダCBR250Four、(2)スバルレガシィワゴン、(3)ツールボックス

■未塗装樹脂での効果
車両はホンダCBR250Four(MC14型、昭和61年(1986年)式)、部品はヒューズボックスで試してみることにします。この車両は生産後32年が経過しており、未塗装樹脂として紫外線に32年間、さらされていることになります。材質は(昭和のバイクなので、パーツ本体に表示が無いため)不明ですが、恐らくPA66(66ナイロン)あたりかと思います。

まず最初に、「ビフォー」 と 「アフター」 の比較画像から載せます。


<↓昭和61年(1986年)式ホンダ CBR250Four のヒューズボックスカバー。経年32年の未塗装樹脂>
 

<↓CCウォーターゴールド施工後の様子。ただし、この状態に達するまでには繰り返し施工が必要>
 

以下、施工状態について、順を追って画像で説明します。

<↓車両からヒューズボックスカバーを取り外したところ。施工前の状態>
 

<↓1回目:手元の生地にスプレーして塗り込もうとするが、はじいて馴染まないうえにムラになる>
 

<↓2回目:直接まんべんなくスプレーする。しかし馴染みが悪く、なかなか表面に定着しない感じ>
 

<↓3回目:直接スプレーして刷り込み、定着化を図る。ようやく樹脂表面にツヤらしき兆候が出る>
 

<↓4回目:やっと樹脂表面のムラが消えて、一面にツヤが乗ってきたように感じられる。あと一歩>
 

<↓5回目:白色化していた表面が、ようやく樹脂らしい黒色を取り戻して、ツヤが出てきた状態に>
 

<↓一応の完成形。この状態になるまでに、合計5回の施工(重ね塗り)が必要であった>


◎小まとめ
未塗装樹脂に施工すると、ツヤが現れて確かに表面状態(見栄え)の改善効果が得られます。ただし、当方のように白色退行した経年32年もの未塗装樹脂に対しては、1~2回程度の施工では効果が現れにくく、複数回(今回は5回)の施工(重ね塗り)が必要であった。


■未塗装樹脂での効果・その2
車両はホンダCBR250Four(MC14型、昭和61年(1986年)式)、部品はフューエルコックを選択してみました。上記のヒューズボックスカバーとの違いは、前者は手を触れない(表面に触らない)部品であるのに対し、後者は日常的に手を触れる部品であることです。

<↓同じく CBR250Four。今回は別の樹脂部品としてフューエル(燃料)コックを選んでみたが・・・>
 

<↓途中省略しますが、すでに4~5回施工した状態。予想に反し、これ以上の効果は得られない>
 

サイドカウルの陰になる(or 操作時に直接手が触れない)部分のみ、樹脂の黒色が復元しましたが、重ね塗り(刷り込み)しても大部分は変化なし・・・という状態になりました。これ以上、同じことを繰り返しても効果なしと判断しました。

そこで、比較のため他社製品を持ってきました。
シュアラスターさんの 「タイヤコーティング+R」 です。
こちらの製品も、みんカラ でのモニター当選品です(レポートブログは → こちら )。


<↓タイヤコーティングでも効果が出なければ、CCウォーターゴールドの効果不足と判断しない>


<↓タイヤコーティングで微少な改善が見られたが、樹脂の表面性状の復元にはほど遠い状態>
 

<↓比較画像。左:CCウォーターゴールド施工後、右:その後にタイヤコーティング施工後の状態>
 

◎小まとめ
CCウォーターゴールドでも効果が得られない未塗装樹脂がある。その理由として、樹脂表面性状がすでに荒れている部品である。CBRのヒューズボックスカバーで効果があり、フューエルコックで効果が得られなかった理由は、素手(や爪)が直接触れるなどして表面状態に微少な凹凸の生じた 「荒れ」 があるためだと推定します。
(その場合は、樹脂表面を#1200以上の研磨紙で研(と)いで地ならしする必要があると思います。)


■塗装済み樹脂での効果(リヤスポイラー)
次はBP5Dレガシィ(2006年式)での効果検証です。こちらも 応募ブログ で事前に提案している通り、塗装の退色したリヤスポイラーに施工します。
※レガシィのリヤスポイラーはスバル純正オプションですから、塗装も純正クオリティです。ただし、経年12年です。

まずは疑問点から。

モニター製品に同梱されていた取扱説明書を見ると、注意事項として 「コアラの手」・「ゴリラの手」・「鬼人手」・「イソギンチャク」 と併用しないで下さい ・・・ と書かれています。しかし、なぜダメなのか、その理由がどこにも書かれていません

単に製品の組み合わせとして 「コアラの手」 や 「ゴリラの手」 では効果が出ないのでダメなのか? あるいはCCウォーターゴールドは相手部材である 「コアラの手」 や 「ゴリラの手」 に損傷を与えてしまうのでダメなのか? はたまた マイクロファイバーだからダメなのか?

「コアラの手」 や 「ゴリラの手」 などはダメだけど、市販のマイクロファイバーなら良いのか? 市販品でもダメなのか? ・・・理由が書かれていないので、「果たして手持ちの洗車用マイクロファイバーを使って良いのか悪いのか」 判断に苦しんだ


取説の要改善点 : ダメならダメの理由を併記すべき。

<↓「コアラの手」や「ゴリラの手」などの併用はダメだが、市販のマイクロファイバーならOKなのか?>
 

今回は独断で、あえて市販の洗車用マイクロファイバー(上記の右画像)を使ってみました。

<↓BP5Dレガシィの樹脂リヤスポイラー。車両丸ごとに使えるのなら、リヤスポにも使えるよね?>
 

ちなみに、この日は(施工日:2018年10月21日(日))は、10月だというのに日中は気温が上昇して天気も良好。日差しが強い状況でした。

<↓左:まずは水洗い。晴天ですぐに乾いてしまう。 右:直接スプレーするが、ムラになってしまう>
 

<↓日差しが強くて気温も高めのためか、シミになりやすい(樹脂の塗装色はダークグレーM)>


ムラになってしまう要因として、施工日の天候が挙げられると思います。
洗車はもちろん、「炎天下などの直射日光や、風の強い日は避ける」 ことは常識です。

しかし世の中には、仕事(休暇)の都合や家庭の都合などにより、必ずしも洗車に好都合な気象タイミングで洗車できる人々だけとは限りません。夜にしか洗車できない人々がいたり、逆に日差しや風が強くても、そのタイミングでしか洗車時間が取れない人もいることでしょう。

ですから、CCウォーターゴールドが製品として 「より高みを目指す」 のであれば、少々日差しが強かったり気温が高かったりしても、ムラにならずに施工しやすいスプレー品質・表面定着品質への改善を図ってほしい・・・と思いました(>私見です)。

要するに、「施工するのに気象条件の制約があるようでは万人向けとは言えないのでは?」 というのが当方の考えです。もちろん、「程度(あるいは限度)」 というものがありますが。


<↓水を含んだ洗車用マイクロファイバーで拭き上げを何度も繰り返して、ツヤが出てきた状態>
 

<↓樹脂にツヤが出たとはいうものの、ルーフエンドの金属塗装面とは明らかに色調が異なる>


<↓念のため、夜になってから「見え方」を再確認。やはり樹脂のリヤスポは「ざらつき感」がある>


◎小まとめ
樹脂の純正リヤスポに施工したが、天候要因のため、直接スプレーではムラになりやすかった。
(※たまたまダークグレーという色だったため、ムラを発見できたのであって、例えば他車の場合・・・ボディカラーが白色の車両でもムラになっており、その場合に目立たないので実はムラと気づけないだけ・・・という懸念はないのだろうか?

水を含んだクロスで拭き伸ばすことでムラを解消させて、樹脂塗装面であってもツヤが得られるが、金属塗装面との退色退光差を解消するには至らなかった。
(※効果を得たいなら、樹脂の塗装が劣化する前から施工すべきと考えます。)


■番外編
自動車の外板(ボディパネル)ではなく、塗装済みではあるけれどエンジン周辺パーツに施工した場合はどうなるか?という観点から、再びバイクで試してみます。ドライブチェーンスプロケットカバーに施工してみます。

<↓CBR250Four のエンジン近傍部品(受熱する環境条件)を選択してみる>
 

<↓サッと水洗いだけですが、ツヤが得られます。きちんと下地処理すればさらに効果がありそう>


◎小まとめ
自動車のボンネットは、エンジンルームからの受熱があるため、夏場は表面温度が80℃くらい(登坂で100℃くらいか?)にまで上昇する可能性があると思っています。とすると、走行風が直接当たるけれども熱の影響を受ける、バイクのエンジン部品(排気系を除く)に対しても、CCウォーターゴールドが使えそうな気がします。

次に、ノーメンテの金属塗装面として、我が家の(というよりも私の)ツールボックスに施工してみました。ツールボックスは、玄関の横(つまり屋外)に設置してから16~17年ほどが経過しています。


<↓左:野ざらし雨ざらしだったツールボックス  右:フロントパネルのみ、水洗いしてみる>
 

<↓CCウォーターゴールドを施工した状態。ムラはあるが、オリジナルの赤い色が戻ってきた?>


<↓比較のため、無施工の下段ボックスとの色味の差が分かるように撮影>


◎小まとめ
16~17年ほど、野ざらし雨ざらし吹きざらし無洗浄だったツールボックスに、多少の色味が戻ってきたことから、これも下地処理をしっかりと行ってから施工すれば、もっとツヤ効果が得られそう。


■まとめ
(1)未塗装樹脂への施工は、内装部品ではなく外装部品(の樹脂)で
  あっても、表面に細かなキズがなければ、白色化したものでも
  黒色化とツヤが得られる場合がある。

(2)表面が荒れた未塗装樹脂では、効果がほとんど得られない。
  (表層を削るなどの下地処理が必要と考える。)

(3)リヤスポイラーなど、塗装済みの樹脂に対しても、ツヤが得られる。
  ただし、金属塗装面との退色差を回復するほどの効果はない。
  (樹脂の塗装面が劣化する前からの施工が望ましい。)

(4)バイクのエンジンパーツなど、熱にさらされる塗装済み金属部品に
  対してもツヤ出しの効果が得られそう(ただし要・下地処理)。

(5)ツールボックスなど、自動車以外の金属塗装面にも活用できる。
  ただしその効果は、もともとの塗装品質による。

(6)要改善点
  ・取扱説明書に、「コアラの手」 や 「ゴリラの手」 などを併用すると
   ダメな理由が書かれていないこと自体がダメである(>私見)。

  ・取扱説明書に 「洗車後に布で水ごと拭き上げる」 とありますが、
   使っても良い 「布」 って具体的にどんな布か? の解説がほしい。

  ・バイクのカウリング(塗装済み樹脂)に適用できるのか?
   適用外なのか?書かれていないので分からない。   

  ・炎天下や使用箇所が熱い状態でなければ施工できない環境の
   ユーザーにも配慮した製品開発を期待したい。

以上、長々と書きましたが、恐らくは 「人とは違った視点で」 私なりの言葉で、実際に使って気がついたこと、思ったことなどをレポートさせていただきました。(株)プロスタッフの方々に対して、今後の製品開発や販売方針について、何らかの参考にしていただけますと幸いです。

このたびはモニターに選んでいただきまして、この場を借りてお礼申し上げます。
ブログ一覧 | carview タイアップ企画 | タイアップ企画用
Posted at 2018/10/22 02:37:25

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