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2019年10月14日

[BPレガシィ] チェックエンジンランプ点灯→ABS警告灯への対処・(1)原因調査

[BPレガシィ] チェックエンジンランプ点灯→ABS警告灯への対処・(1)原因調査 愛車のBP5D型レガシィは経年13年。

今年もユーザー車検を無事に終え(7月)、器械体操の全日本マスターズ体操競技選手権大会@福井県への遠征(8月)も低燃費で走り切り、ホッと一息ついていた9月。走行中に突如としてチェックエンジンランプが点灯。警告の中身は「ABS系統に異常あり」。

一連の流れを備忘録として記します。


■事前兆候なし
9月のある日、仕事の同僚を味の素スタジアムに送り届けたときのこと。駐車場でギヤをリバースにシフト(※当方のレガシィは6速MTです)して車両をバックさせた瞬間に、チェックエンジンが点灯。

<↓チェックエンジンランプが点灯。その中身は「ABS系統に異常あり」との警告>


頭の中でいろいろな対処案を思い浮かべましたが、「味スタ」で用事を済ませた同僚をそのまま調布駅まで送ることにしていた(=その場での詳細点検時間が取れない)ため、ひとまず「エンジン停止後に再始動」して警告灯が消えるか否かを確かめることにしました。

結果、再始動してもCHK EGランプは消灯せず。
(※ブレーキパッドの摩耗によるフルード液面低下ではありません。)
また、走行すること自体には問題なさそうなことを確認。

ところが、静かな運転で同僚を駅まで送り届ける途中で、その警告灯が消灯してしまいました。走行中に警告灯が消灯してしまった(>そんなことがあるのですね!)ため、この時点でのトラブルシュートは中断。しばらく様子見することとしました。


■交差点で警告灯再発
それから数日間が経過したのち、今度はフツーの交差点(@生活道路)で左折した瞬間に、再びCHK EGランプが点灯。先日と同じように、走行中でのABS警告灯の点灯です。

BP5Dレガシィ(2006年式です)の場合、ステアリングのインフォメーションスイッチを押すことで、直近のトラブル内容をインパネに表示させる機能が備わっています。


<↓より詳細なトラブル情報が表示されるかどうか確認するため、インフォSWを押す>


<↓まぁ・・・こんな一般的な注意喚起の文章表示でした・・・>


表示内容は、上記画像の通り、インフォSWを押すたび毎に定型文が浮かび上がるものでした。これらの複数種類の表示からは、原因が何であるのかの情報は表示されませんでしたが(例:セレクトモニターのエラーコードなどの類)、少なくとも「販売店まで運転することは可能」である(裏を返せば、直ちに運転を停止させるべき危険な状態ではない)ことがうかがい知れます。

このことから、警告灯が(前回のように)自然消灯してしまうことのないうちに、ディーラーに車両を搬入して「まずは現象が出ていることを確認いただく」こととしました。
(※換言すると、具体的な対策はその後に協議させていただくつもりでした。)


■ディーラーでの診断結果
この頃の私は仕事も家庭も忙しかったため、いったん車両をディーラーに預けて「まずは現車確認」を依頼しました。この頃のディーラーさんは、「バルブスプリングの不具合対応」や「完成検査問題への対応」などでいっぱいいっぱいであろうことを知っていたため、まずは下記の段階(1)までの依頼としました。

<当方の考え>
(1)まずは現車確認いただき、警告灯が点灯している車両状態であることを共有。
(2)その後、日を改めて入庫させていただき、トラブルシューティングを実施。
(3)原因究明が出来た段階で、それに応じた対処(交換部品の手配など)を確定。
(4)上記(3)の結果に応じて、DIYでの修理かディーラーに修理依頼するかを検討。

ところが、預けた車両を引き取りに行った際、実際には上記(2)まで実施いただいておりました。原因は、左前輪のABSセンサーの内部断線とのこと。具体的には、センサーのハーネスが(見た目で破断しているわけではないが)被覆の中で切れていることが疑われる。そうなった要因としては、ABSセンサーハーネスの固定ブラケット(※)の位置不良だろう。とのこと。

(※)固定ブラケット
   社外品。当方はダンパーストラットを純正のビルシュタインから
   圭オフィス車高調に交換してあるため、ABSセンサーハーネスを
   物理的に固定(ネジ止め)するための追加部品が必要であるため。
   (古い時代はタイラップ止めでもOKだったが、法改正でNGに。)

ここまで詳細にトラシューをしていただいたので、その場で左前輪用のABSセンサー(※ハーネスと一体型)を注文。後日、納品されるであろう当該部品は「持ち帰り」とし、DIYで交換・修理することにしました。


■ABSセンサーハーネスの確認
車両を引き取って、時間の取れる日にABSセンサーハーネスの状態を自分の目で確認しました(※公私忙しかったため、現車確認が可能なタイミングとなるまで待ったら10月に入ってしまいましたが・・・)。

以下は、その詳細についての説明画像です。


<↓BPレガシィのステアリングを左いっぱいに切り、左前輪を外側に向けて準備します>


<↓左前輪のストラットを前方から後方に向かったアングルで撮影したショット>


<↓パッと見で、赤色で囲った部分が着目点であるように見える(ので詳細観察します)>


<↓配線が引っ張られて、ゴムブッシュの中から外側に位置ズレしたものと推定されます>


それでは「どうしてABSセンサーハーネスが引っ張られるような状態になってしまったのか?」というと・・・。

<↓センサーハーネス(他端)を固定するリング状のブラケットが、外側にズレ回っている>


ここでもう一度、センサーハーネス(当初の着目部分)を別アングルから確認してみます。

<↓だみだ、こりゃ(>いかりや長介さん風に)>


■とりあえずの暫定処置
ABS警告灯点灯の直接的な原因が確認できたので、まずは暫定処置を施します。

最終的には、「どうしてリングブラケットが外側に回転してズレたのか?」を究明する必要があります。端的には、ダンパーストラット(圭オフィス車高調)とリングブラケットとは緊迫力を有していたため、ストラット自体が(リングブラケットを伴ったまま)半時計回り方向のみに回転(自転)してしまったと考えるべきで、その真因を究明する必要があります。
(※同時に、どうして右前輪にはまったく異常が無いのか?の究明も。)


<↓とりあえずの暫定処置を施します>


<↓ハーネスの引き回し状態を、ABS警告灯が点灯していなかった頃の状態まで復元>


<↓当該部位を別アングルから撮影>


<↓左前輪のABSセンサーハーネスの全景(引いて撮影)>


上記の状態までハーネスの引き回しを是正させたあと、試しにエンジンを始動させてみたところ、何と!チェックエンジンランプ(ABS警告灯)が消灯しているではありませんか!

恐らく、被覆の中の素線は全破断しておらず(部分破断のみの寸止め状態)、
 ・ハーネスが引っ張られているときには、接触不良
 ・ハーネスの屈曲が除去されると、かろうじて通電
であると考えられます。

後日、すでに弱ってしまっているハーネス(ABSセンサと一体式)を新品に交換しつつ、ABSセンサーハーネスの固定ブラケット(が外側に回ってズレてしまうこと)への対策を考え合わせることになるでしょう。


■ご参考
ABS警告灯が点灯している間は、SIドライブセレクターが利かなくなります。「S#」「Sport」「Intelligent」のうち、「Sport」モードのインジケーターのみが点滅し、「S#」も「Intelligent」にもセレクトできません。

<↓ABS警告灯が点灯している間は、「Sport」モードのインジケーターのみが点滅>



その(2):センサー交換編、に続く予定。

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この記事へのコメント

2019年10月16日 21:49
こんばんは、KAZさん
ABSのセンサーハーネスが引っ張られて断線状態だったのですね。
なぜリングブラケットが動いたのか?
不思議なことがあるものですね。
他の車もセンサーの線があるのでしょうか、自分の車もみてみます。
コメントへの返答
2019年10月16日 22:16
こんばんは、コメントありがとうございます。
センサー&ハーネス(一体化されたAssy部品)は、新品に交換すればOKです。が、(おっしゃるように)「どうしてリングブラケットが動いたのか?」の根本対策をするまでが修理だと思っています。

センサを新品交換する際に、直巻スプリング、スプリングシート、ダンパー本体、リングブラケット、ロアシート、ダンパー外筒、の各部品に油性ペンでマーキング(合いマーク)を書いておき、何が起きているか(どの部品間で相対的な動きが生じているか)を確認予定です。

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「CBR250Four用フロントタイヤの見積もりを取ってきました。BS、METZELER、MICHELIN、IRCの4メーカー。売価は、BS>>METZELER>MICHELIN>>IRC。これにGW期間中の割引特価が乗る。MICHELINのPILOT STREET2になりそうだ。」
何シテル?   04/24 22:02
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