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2014年08月21日 イイね!

[エクシーガtS] リアロアアーム・サポートの装着(その3/4.DIY作業でのコツ編)

[エクシーガtS] リアロアアーム・サポートの装着(その3/4.DIY作業でのコツ編)エクシーガtS(年改区分:Eタイプ)に、「オートプロデュースA3」 さんの 「Agress リア ロアアーム・サポート」 をDIYで装着しました。その様子を備忘録として4回に分けて記録しています。

今回のブログは、その3・「DIY作業のコツ編」 です。
※その1・「作業準備編」 は → こちら
  その2・「取付確認編」 は → こちら


■作業環境を(改めて)振り返る
これまで何度か繰り返し述べてきましたが、作業環境(場所、時間、工具、経験など)が異なれば、完成へのアプローチ(取付工程)も異なってくると私は思っています。同じ部品を取り付ける場合であっても、2柱リフトで作業する場合、車両をジャッキアップして作業する場合、掘り下げピットで作業する場合など、環境が異なれば作業手順も変わる(or 変えるべき)こともあるでしょう。

そこで、私の作業環境を改めて考えてみます。
地下ピット での作業ですから、車両は基本的には、いわゆる1G(タイヤ接地)状態となります。

今回の装着部品は 「Agress リア ロアアーム・サポート」 です。
  ・果たして1G状態で装着する方が良いのでしょうか。
  ・あるいはジャッキアップして装着する方が良いのでしょうか。

地下ピットの良いところは、脚周りを1G状態でイジることができる点ですが、盲目的に作業を始めてしまうと、あとで大変なことになってしまう恐れもあります。特に一人でのDIY作業の場合は、「片方を(協力者に)支えてもらいながら他方を締める」 ・・・などといった連携が取れませんので、効率良く作業できる手順を事前に考えておく必要があります。

「効率良く作業する」 ことは、大抵の場合 「安全に作業する」 ことにもつながると思います。ムリな作業は危険リスクも高まるからです。

■ゼロタッチでジャッキアップ
結局私は、地下ピットでの作業ながら、車両をゼロタッチでジャッキアップさせることにしました。画像の説明で後述しますが、KYBのシザーズジャッキを(片輪あたり)2機使いします。
以下、画像はすべて左後輪での作業風景です(クリックで各々800×600サイズに拡大します)。

<↓左後輪をKYBのシザーズジャッキでジャッキアップする。ただし、タイヤは完全には浮かせない
  

<↓サイドシルに掛けた油圧ジャッキのリフト量は、タイヤが接地面とちょうどゼロタッチする程度を狙う>


<↓理由はこの図で説明。タイヤ接地状態で外したいボルトを抜くと、車重でリンクが下がってしまうため>


もしも車両を1G状態のまま、ラテラルリンクの内側のボルトを抜き取った場合、リンクはタイヤ側を支点としてダンパーストラット下端に荷重がかかるため、抜き取った側のリンクは下方に垂れ下がると予想されます。もしも垂れ下がってしまうと、今度は(リア ロアアーム・サポートを装着して)抜いたボルトを元通りに差し込む際に、リンクの穴位置をボルトの軸位置まで押し上げる作業が必要になる と考えられます。

「ダンパーの荷重に抗しながら、ラテラルリンクの内側を支えて上方へと持ち上げて、ちょうどボルトと同軸になるような うまい位置に取り付け穴を調整してボルトをエイっと差し込む・・・。」 考えただけで、私は 避けたい作業 だと思いました。

そこで、ラテラルリンクになるべく車重(ダンパーからの反力)が乗らないようにしたい。そのためには、ジャッキアップが必要。ただし、タイヤが宙に浮くくらいまで上げてしまうと、今度はダンパー下端が支点(タイヤ側が下方への力点)となって、反対にリンク内側が上方に逃げて(浮き上がって)しまうかもしれません。それに、タイヤを完全に宙に浮かせると、トレッドが狭まる(キャンバーが起きる方向にズレる)ので避けたい。

これらを自分なりに加味して、接地面に対してゼロタッチのジャッキアップ狙いとした次第です。
(※あくまで当方の私的な考えによるものですから、この手法がベストとは限りません。)

■超ロングストレートめがねレンチ
「弘法は筆を選ばず」 ですが、素人のDIYでは なるべく筆を選んだ方が無難です。今回は、かつてBGレガシィに乗って脚周りをイジっていた頃にそろえていた、KTC の 「超ロングストレートめがねレンチ」 があったので、それを活用します。

<↓かつてBGレガシィで、前後ストラット(ダンパー)の脱着作業をしていた頃にそろえた工具を活用>
  





<↓いともたやすく、労せずにナットを取り外しできました。その状態でボルトもフリーで回ります>
  

■リンクをなるべく動かさずに済むように
左後輪を接地面に対してゼロタッチでジャッキアップした理由は前述の通りですが、そのような措置を取っても、締結ボルトを抜き取ってしまうとリンクも多少は動いてしまうことでしょう。そこで、そのような微少なズレも可能な限り押さえ込むべく、追加で2機目のジャッキを加えます。

<↓自分の両手が自由に動かせるよう、言わば「助手代わり」として第二のKYB油圧ジャッキを投入>






「第一のジャッキ(@サイドシル)」 : ラテラルリンクへの荷重を抜くため、ゼロタッチでジャッキアップ。
「第二のジャッキ(@リンク端部)」 : ボルトに対するラテラルリンクの位置ズレを、可能な限り抑える。

<↓同軸を保ってリンクボルトを脱着。エクシーガtSの場合、リンク端部のリヤ側にワッシャが入っている>
  

<↓「Agress リア ロアアーム・サポート」 を仮当てしてみる、の図。問題なければ各ボルトを仮締めする>
  

■ドライバー先端を使って穴位置を微調整
上記に示す通り、片側あたり2機の油圧ジャッキを目的に応じて配置することで、ラテラルリンクの固定ボルトを抜き取っても、リンクが そうそう動かないように配慮してきました。ただ、とは言っても、ほんのわずかばかりの同軸ズレは生じてしまいます。そんなときは、マイナスドライバーの先端を(テコの原理で)リンクに軽く当てると、ボルト取付穴の位置をラジアル(上下左右)方向に微調整することができます。

<↓ジャッキで大まかな支えができている状態で、ドライバーの先端をキッカケとして穴位置を微調整>
  

<↓「リア ロアアーム・サポート」 装着後のボルト装填&締めは、ジャッキ2機の使用で楽に実施できた>
  

<↓上記画像の拡大画像。ドライバーの先端を軽く押し当てることで、ボルト&ナットの締結も楽に実施>
  

  

■装着完了
以上、当方の作業環境下にて 「Agress リア ロアアーム・サポート」 をDIYで装着する際のコツ(私的な判断)について、書き留めました。ボルトによる固定は、前後の2箇所 : フロント側(サブフレーム側)とリヤ側(ラテラルリンク側)にありますが、今回は主にリヤ側(ラテラルリンク側)について記録しました。フロント側(サブフレーム側)については、もしも私が パーツをリリースするショップ側の立場だったと仮定したなら、(すでに一般販売はしているものの)固定方法は企業秘密としたいところ(?)ですので、内容は割愛させていただきます。

<↓取り付け作業が終了したばかりの状態>







リア・ロアアームサポート装着記 「その4・要注意編」 に続く。
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2014-08-23(Sat.) : 更新
リアロアアーム・サポート装着(その4/4.DIY作業での要注意点) をアップロードしました。

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「[整備] #CBR250FOURフォア [TAKUMI燃料添加剤F.S.R]内視鏡で燃焼室を観察(走行61198km、2024- ... https://minkara.carview.co.jp/userid/132018/car/28623/7754905/note.aspx
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調布市のKAZ [読み:ちょうふし_の_かず] と申します。 スバル・レヴォーグ(VNHC型)、スバル・エクシーガ(YA5E型)、ホンダ・CBR250Four...

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