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調布市のKAZのブログ一覧

2015年05月02日 イイね!

[エクシーガtS] その2・作業方針と下地塗装の巻(ドアパンチ被害のDIY修理)

[エクシーガtS] その2・作業方針と下地塗装の巻(ドアパンチ被害のDIY修理)エクシーガがドアパンチの当て逃げ被害に遭い、塗装の一部が丸剥げという状態に。犯人は逃走してしまったため、やむなくDIYで修理することにしました。一連のブログは、その工程に関する備忘録です。

今回(その2)は、「作業方針と下地塗装の巻」 です。


<関連ブログ>
◎その1 → ドアパンチ・当て逃げ被害に遭う(塗装丸剥げの巻)

(その1)からの続き

■調達材料の確認の巻
スーパーオートバックスで新規に調達したDIY修理用の材料について、改めて確認します。まずはタッチアップペイント(WRブルー・マイカ)から。仕上げにはクリアが必要との注意書きがあります。

<↓Holtsブランド(武蔵ホルト(株))で型番はF-9。顔料のほか、ニトロセルロースを含むアクリル系>
  

次はラッカー薄め液。(株)ソフト99コーポレーションの品名:「タッチアップペンこだわりセット」、型番:B-176 、コードNo.09176 というもので、「99工房」 なる取り扱いブランドのようです。

<↓商品の効果を動画でチェックできるQRコード付きは親切だが・・・その中身は裏面とまったく同じ>
  

パッケージに記載のQRコードを読み取って動画を再生してみたのですが、全32秒間の動画のうち、コーポレートロゴが写っているパートを除くと、実質的な説明動画パートは 約24秒間。何か動画ならでは(=プラスα)の視覚的な説明を期待していたのですが、パッケージ裏面の 「使用方法」 以上の情報は、ほとんど得られませんでした。

辛口で評すると、見るだけムダって感じでした。商品パッケージから動画へと、購入者の関心を誘導する意味は薄い と感じざるを得ません。

<↓ラッカー薄め液のボトル。白地の容器に薄水色の文字は大変読みづらい。なぜ黒文字でない?>
  

薄め液の使用上の注意点を読もうとすると、白容器に薄水色文字なので読みにくいよ・・・。キャップは黒色樹脂なのに、どうして注意喚起の文字が黒色ではなく薄色系としているのだろう。文字まで薄めなくたって良いでしょうに。

<↓(比較用)上側:Holtsの容器の品質表示(黒だけでなく赤文字もある) 下側:ソフト99の注意書き>


私は商品パッケージ評論家ではありませんので、早速作業に入ります。

■DIY修理の作業方針の巻
今回のドアパンチ被害に対する、DIY修理の作業方針は次の通りです。

<基本方針>
 ・錆びが出ないように、剥離した面に塗装被膜を加える。
 ・最終的に、(パッと見で)目立たない程度に修復 する。


<具体的手段>
 (1)衝撃荷重を受けて剥離した塗装と残存塗装部との間には、塗膜に相当する
   段差があるので、タッチアップペンにてその段差を埋める → 第一層の付加。
 (2)埋めた部分を研磨して、周辺部(無事だった塗装部分)と平滑化する。
 (3)色合わせした塗料をタッチアップペンで重ね塗りする → 第二層の付加。
 (4)研磨する(#1200 → #2000 → #2400)
 (5)クリアを吹く
 (6)研磨して周囲とならす。

まずは、外気(水分)と遮断するために貼ったセロハンテープを剥がします。セロハンテープには粘着成分があり、塗装には大敵となるでしょうから、少々荒っぽいですがパーツクリーナの類で脱脂します(>効率良く脱脂するならアセトンが良いと思いますが、在庫無しのため)。ただしパーツクリーナの種類によっては、既存の塗装を痛める可能性があるため要注意です。

<↓保護フィルムの代わりに使ったセロハンテープを剥がし、手持ちのパーツクリーナで脱脂します>
  

脱脂の過程で、不安定に残存していた突起状の塗装が脱落しました。以下はその前後の状態の比較画像です。

<↓脱脂過程で中央右側の残存塗膜の突起が脱落する様子。上側にもクラックがあり剥離しやすいが>
  

ドアパンチ被害による塗装剥離部分の上側・・・にもクラックが入っているため、いずれこちらも時間の経過とともに次第に浮き上がって脱落する恐れがあります。が、脱脂の過程では、力を加えても脱落する気配が見られなかったため、意図的に剥がすことはしないことにしました。

■下地塗装を付加する、の巻
さて、いよいよ ここからがDIY塗装修理の本番です。本体ならば、まず始めに(あとから加える)塗装の足つき性を良くするために、ドアパネルの地金にやすりがけをして、表面性状を荒らす(摩擦係数μを大きくする)ことを考えるでしょう。

しかし今回は、「キズを目立たなくすることが主目的」 「万が一、DIY作業に失敗してしまい、あとから専門業者に作業依頼をすることになった場合 → ヘタに地金に手を入れない方が良いだろう」 との考えから、ドアパネルの地金にやすり掛けを入れることは、あえてしませんでした(その分、十分に脱脂しました)。

<↓最初の下地塗装は厚み(塗膜)を確保するため、タッチアップペイントを原液のままで塗布しました>
  

ドアパンチによって剥離したライン塗装の膜厚は、けっこうな厚みがありますので、タッチアップペイントは第一段階ではそのまま使います。理由は次の通り。
 ・薄めてしまうと、粘性が低下して流れやすくなってしまい、膜厚保持が難しくなる。
 ・第二層を加えるつもりなので、この段階では色合わせをシビアにする必要はない。

しかし、タッチアップペイントを粘度を保った原液のまま塗布しても、施工面であるドアパネルは垂直に立っていますので、重力にしたがって塗装が垂れてきてしまいます・・・。

<↓キャップに付属のハケで重ね塗りすると、最初は順調だが、厚みを増すごとに次第に垂れてしまう>






<↓施工部の拡大画像から、視野を引いて写した画像。このアングルからも、垂れてくるのが分かる>


■ドライヤーを活用、の巻
作業時間がたっぷりあるならば、少しずつ塗布→乾燥→塗布→乾燥、を何度も繰り返すことで 「塗装が下方に垂れる」 ことを避けられるでしょう。しかし、焼き付けブースなどの設備を持たないプライベーターは、あまり時間をかけることもできません(屋外での作業なので、雨天になっても困るため)。

そこで、あくまで間に合わせの応急処置ではありますが、ドライヤーを用いることにしました。

<↓イオン・ドライヤー。どこがどのようにイオンなのか分かりませんが、ひとまず家にあるものを活用>
  

<↓塗布したタッチアップペイントに下から上方向に温風を当てて、垂れ落ちないうちの乾燥を試みる>




勉強不足のため、塗装の硬化を左右する条件(パラメータ)が、温度なのか湿度なのか、あるいは紫外線なのか酸素なのか、あまり分かっていないのですが、少なくとも化学反応系の平衡状態の変化だとすれば温度も効いてくるはずですので、ドライヤー作戦をそのまま続行します。

<↓視野を一歩、引いた状態での画像(ドライヤーで乾燥の促進トライ中)>


<↓最終的には、タッチアップペイント塗布後の液だれは回避できた模様>


衝撃荷重を受けてライン塗装が剥がれてしまった部位に対し、「塗膜に相当する段差を埋める」 という第一工程は、何とか終えることができそうです。本日の作業はここまでとし、夕方から翌朝までの終夜時間は、現状のままでの乾燥・硬化のための時間に費やすことにしました。

ここまでは、言わば 「仕込み」 の段階です。
翌日の作業では、DIYでの力量が問われる場面が多くなりそうです。


「その3」 に続く。
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2015-05-03(Sun.) : 更新
その3・下地塗装の研磨と注意点(ドアパンチ被害のDIY修理) をアップロードしました。

プロフィール

「[整備] #エクシーガ [ウィンカーバルブの球切れ] 純正→フィリップスへの交換(走行123054km、経年11年7ヶ月) https://minkara.carview.co.jp/userid/132018/car/1195387/7757516/note.aspx
何シテル?   04/19 01:33
調布市のKAZ [読み:ちょうふし_の_かず] と申します。 スバル・レヴォーグ(VNHC型)、スバル・エクシーガ(YA5E型)、ホンダ・CBR250Four...

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