fcl.さんの新型LEDライトのモニターに当選しました。適用車種はスバル・エクシーガ、適用部位はフォグランプ(型式:HB4)です。
以下、商品到着後の開梱から実際に装着して使用するまでの状況を、「1.開梱&確認編」「2.装着作業編」「3.インプレッション編」 の3つのブログに分けて、レポートします。
■素早い到着とその陰で
2017年の12/12(火)に モニター応募ブログ をアップしたのち、12/20(水)に 「みんカラ」 より当選通知メッセージをいただきました。その後はfcl.さんと直接メールでやりとりさせていただき、12/24(日)に商品が届きました。当初、商品発送予定は12/25(月)~1/6(土)とされていましたから、fcl.さんの対応がいかに素早かったかが分かります。
<↓300名ものモニター当選者への対応でお忙しいハズですのに、fcl.さんの発送は極めて迅速でした>
ただし、当選の連絡通知から商品受け取りまでの流れの中で、一点だけ疑問がありました。
まず最初に、カービュー側からいただいた当選通知メッセージの中で 「指定された連絡フォーマット」 に則って、「当選者が記載すべき項目」 を 「漏れなく」 fcl.さんにメール連絡しました。次いでfcl.さんから初めて返信をいただいたのですが、それは 「配達希望日や時間指定、あるいは営業店止めの指定がなかったので、そのステータス(指定希望無し)にて商品をすでに発送した」 旨のご連絡だったのです。
我が家では、家族ともども不在なことが多く、もしも配達希望日や配達時間帯の指定が可能だったならば、最初からその指定を入れてfcl.さんにご連絡を入れたのに・・・当選通知にも連絡フォーマットにも、配達希望日や時間帯の指定に関する言及は、一切ありませんでした。
カービュー側とfcl.さんとの間で詳細の申し送りが不徹底だったのでしょうか? 配達時間帯指定の意思表示をする機会がなく発送されてしまった点が、少々残念でした。最終的には無事に商品を受け取れましたが、次回以降もモニターチャンスをいただけたなら、今回の経験を活かした対応をさせていただこうと思いました。
# 決して当選者が偉そうなことを言う意図はなく、
# なるべく(不在による)
宅配業者さんのムダ足を
#
排除する ように配慮すべき、との考えからです。
■開梱して中身を確認
商品を無事に受け取ることができたあとは、早速、中身の確認をします。LED本体(2個セット)のほか、取扱説明書、結束バンド(5本)、角度調整用の六角レンチ、イモねじ(2個)が同梱されていました(後述します)。
開梱してまず目に飛び込んできたのが、本体のヒートシンク(放熱フィン)。実際に手に取ってみると、かなりの大きさ(積層表面積)を占めていることが分かります。ただし個人的な感想としては、ヒートシンクの大きさはデメリットとは感じません。むしろ、安定した駆動を得るために必要な積層表面積を積極的に確保する構造を採っている点に、fcl.さんの 放熱性を重視する考えがしっかりと反映された設計 になっていると感じます。
<↓一見するとヒートシンクの大きさに圧倒されそうになりますが、それは逆に放熱性重視の現れ>
<↓恐らく、フィンのピッチ、積層枚数、放熱効率、形状、強度、そして製造性を加味した設計かと>
<↓発光部は、3連LEDを180°対角(左右側面)に配する構造。軸の先端(トップ)にはLEDはない>
■コントローラーの筐体は小さい
次に、取扱説明書を熟読します。交換作業の手順は容易に想像がつきますが、製品独自に何か注意点があるかもしれませんので、作業前に取説をよく読んで中身を理解しておくことは重要です。
<↓取扱説明書からの抜粋。下図のような構造を取っています。コントローラー部は、案外小さめ>
私などは、かつて BHレガシィのHID(ヘッドライトのバーナー)をBGレガシィのプロジェクターライトに移植する などしており、第一世代のHIDに慣れた者です。2000年の7~8月頃の話です。当時の第一世代のHIDはバラストの筐体がとても大きかったため、私見ですが、現代のLEDのコントローラー部はとてもコンパクトに感じられます。
<↓コントローラー部。縦×横のサイズは、まぁ ありますが、奥行き(薄さ)は小さいのでコンパクト>
<↓そこで、実際にコントローラー部の筐体の大きさを、大雑把に測って(外寸を把握して)みます>
<↓あくまでラフな概略値ですが、「縦×横×奥行」≒「28mm×47mm×16mm(凸部にて)」 でした>
■ハーネスを含む各部の長さ
せっかくスケール(直尺)があるので、ラフ計測ではありますが、引き続きハーネスのおおよその長さを計ってみます。
<↓左:「ヒートシンク~コントローラー」は90mm強 右:「コントローラー~コネクタ根元」は約75mm>
・「ヒートシンク~コントローラー」 間 : 90mm強
・「コントローラー~コネクタ根元」 間 : 75mm強
・「コントローラー~コネクタ先端」 間 : 約140mm
これだけのハーネス長が確保されていますので、LEDフォグランプの設置にあたっては、「配線が短くて苦労する」 ・・・といったことは、恐らく多くの車両でも発生はしないと予想されます。
■LEDチップの方向調整方法とfcl.さんの親切心
次に、取扱説明書の中から 「LEDチップの方向調整方法」 について抜粋します。今回のモニター商品である fcl.さんの 「新型LEDフォグライト(ファンレス)」 の性能を引き出すためには、フォグランプのリフレクターに対してLEDを横向きにしなければなりません(※出荷時は、0°の位置で固定済み)。
<↓リフレクターに対してLEDを横向きにさせる。そのため、必要に応じて設置角度の調整が可能>
ここで、パッケージに同梱されていた付属品を見てみましょう。LEDチップの角度は、-45°~+90°の間で4段階に調整することができますが、その際に、本体に付いているイモねじを緩める必要があります。イモねじを緩める(あるいは締める)工具の六角レンチは付属していますが、何と、六角レンチだけでなく、「イモねじ」 そのものも2本、同梱 されていました。
<↓結束バンドが4本ではなく5本、六角レンチだけでなくイモねじも2本が同梱・・・これは良心的>
本来ならば、この 「イモねじ」 は同梱不要。さらに結束バンドにしても、片側で2本づつの合計4本もあれば足りるはずのところを、あえて5本が同梱されています。私見ですが、こうした 「万が一の際の予備部品」 を同梱 しているところに、fcl.さんの メーカーとしての良心(エンドユーザーへの配慮) を感じます。本来は、ムダなものを省いて1円でもコストダウンしたいところでしょうからね。
■QRコード
LED本体のハーネス部分に、QRコードが印刷されたタグが付けられていました。試しにスマホで読み取ったところ、型番などの情報が含まれていることが分かりました。万が一、製品に不具合が見つかった場合に、このQRコードを不具合現品から読み取ることで、トレーサビリティを確保できるように管理しているのでしょうか。
<↓製品それぞれにQRコードが印刷されたタグが付されていた。トレーサビリティ確保の手段か>
ただ、タグは製品本体のコードに付いている都合上、実際にはそのまま車両が晒(さら)される外部環境(風、雨、雪、熱、振動など)の影響を受けますので、印刷が消えずに残るかどうか(耐候性を有しているか否か)は不明です。
■純正フォグランプの配光状況の確認
さて、一通りの現品確認と取説の熟読が終わったわけですが、その後、直ちにこのLED灯に交換・・・とはしません。モニターレポートですから、交換前後での変化度合いを画像記録として残したい。それにはまず、現状の純正フォグランプのままの状態を把握 しておく必要があります。
夜になるのを待ちます。
そして、交通量と人通りの少ない一本道に車両を持ち込みます。以下、純正フォグランプのままの配光特性を画像で記録したものです(HB4_12V51W、LED置換前のベース状態、フォグ点灯時はスモールライトも点灯)。
<↓例1: 純正フォグランプ点灯。運転席横、右前輪の後方より前方を臨む>
↑
撮影日時 2017-12-24 21:08
撮影機器 ニコンCOOLPIX S9900(標準搭載レンズ)
絞り値 f/3.7
露出時間 1.00秒
ISO速度 ISO-200
露出補正 0step
最大絞り 3.8
フラッシュ 無し(強制)
35mm焦点距離 25
<↓例2: 純正フォグランプ点灯。運転席の右横に約1mの地点から前方を臨む>
↑
撮影日時 2017-12-24 21:14
撮影機器 ニコンCOOLPIX S9900(標準搭載レンズ)
絞り値 f/3.7
露出時間 1.00秒
ISO速度 ISO-200
露出補正 0step
焦点距離 4mm
最大絞り 3.8
フラッシュ 無し(強制)
35mm焦点距離 25
<↓例3: 純正フォグランプ点灯。フロントナンバープレートの位置から前方を臨む>
↑
撮影日時 2017-12-24 21:13
撮影機器 ニコンCOOLPIX S9900(標準搭載レンズ)
絞り値 f/3.7
露出時間 0.77秒
ISO速度 ISO-200
露出補正 0step
焦点距離 4mm
最大絞り 3.8
フラッシュ 無し(強制)
35mm焦点距離 25
<↓例4: 純正フォグランプ点灯。前方に立って車両を撮影。対向車の目線を模擬>
↑
撮影日時 2017-12-24 21:08
撮影機器 ニコンCOOLPIX S9900(標準搭載レンズ)
絞り値 f/3.7
露出時間 1.00秒
ISO速度 ISO-200
露出補正 0step
焦点距離 4mm
最大絞り 3.8
フラッシュ 無し(強制)
35mm焦点距離 25
<例5: 純正ヘッドライトLOWビーム(HID)+純正フォグランプ点灯。両者の色温度差が顕著>
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撮影日時 2017-12-24 21:09
撮影機器 ニコンCOOLPIX S9900(標準搭載レンズ)
絞り値 f/3.7
露出時間 1.00秒
ISO速度 ISO-200
露出補正 0step
焦点距離 4mm
最大絞り 3.8
フラッシュ 無し(強制)
35mm焦点距離 25
純正のフォグランプ(HB4_12V51W)は、総じて言うと
・手元しか照らさない。
・照射範囲内で光束ムラがある(>これはリフレクターのデザインによる影響が大)。
・ヘッドライト(HID)との同時点灯時は、光束の境界線の前後で色温度差が激しい。
これが、今回のモニター品のLEDに置換されたとき、どのような配光特性を見せるのか? 光束のムラは解消方向に作用するのか? 美点だけで要改善点はないのか?・・・など、興味が湧くところです。
「モニターレポートその2・装着作業編」 に続く。
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2018-01-09(Tue.) : 更新
【fcl.】新型LEDヘッドライト フォグランプ ファンレス(HB4) モニターレポートその2・装着作業編 をアップロードしました。
Posted at 2018/01/08 00:41:32 | |
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