
舗装路では相当のスピードから急ブレーキをかけないと、ABSって働かないですよね。
でも雪国では日常の走行でも、ABSの作動が簡単に体感できます。
ABSはタイヤをロックさせないことで、横滑りやスピンから逃れられるという利点はあります。
但し、こと雪道やアイスバーンでの制動距離に関してはハッキリ言って逆効果のような場面が多々あります。
路面が凍結してツルンツルンのときは、時速2~3kmでも、まるでカーリングのように車が流されたりしますが、先日も、信号待ちしている車にほとんど停車しそうな速度で近づいたとき、そこから滑り出して、危うく追突するところでした。(あと20cm位!)
が、しかし、このときはABSのおかげで助かったというよりも、むしろABSのせいでぶつかりそうになったという感じです。
ほぼ停まりそうな速度でしたが、ABS特有のガガガガーッていう感覚はなく、ブレーキペダルがジワーっと足の裏に突き上げてくる感じがして、タイヤはロックしてないけど、だけど停まる気配もなく、逆に駆動させて勝手に前に進んでいく感じでした。
恐らくタイヤをロックさせないように、ABSにEBDの機能なんかも加わって、そうなってるのだと思いますが。。。
でも、停まりたいのに停まれないのは恐怖です。
前の車を寸前にして、一度ブレーキペダルから足を離さないといけないのですから。
たぶん、シフトをNに入れれば回避できるのだと思いますが、ぶつかりそうな状況でそんな余裕なんてありません。ふつう。
そういう機能なんだって事を理解して、体に覚えさせて運転しないと、パニックのときは返って危ないです。
使い方を誤ると安全装置であるはずのものが、本末転倒になってしまいますよね。
手動でOFFに出来ればいいんだけど、そうもいかないか…。
ABSの落とし穴ですね…。
Posted at 2011/12/24 17:05:28 | |
トラックバック(0) |
マークX | 日記