
平ヶ岳山頂一帯は、独特の景観が
ありますけど、奥只見側のはずれには
こんなヘンテコな岩もあります。
『玉子石』と呼ばれている岩で、
一見すると何とも不思議な景観。
でも、大変貴重な自然の遺物です。
湿原と樹海に囲まれた山上に、ポツンとひとつ、こんな変な岩を
最初に見つけたシトは、さぞ、ビックリしたんじゃな~い?
いたずら好きな山の妖怪、魑魅魍魎のしわざだ、なんて思って
しまいそうですね(^^;
何でも氷河期の名残りだとか・・・侵食や風化によって、残った
岩盤(花崗岩)の硬い部分が芯となって、このような奇岩を造り
あげたそうです。
風化が進んでおり、大変もろいので、よい子のみんなは、これに
攀じ登ったりしては絶対イケマセン!(ホントだよん
周辺の樹海ですが、クリスマスツリーのように見えるのは、
‘オオシラビソ’(別名 アオモリトドマツ)とよばれる亜高山帯
の常緑樹です。藪こぎでは悩みのタネにもなる‘ハイマツ’や
シャクナゲなども密生していますね。
ちなみに、有名な蔵王の樹氷は、この‘オオシラビソ’の森に
‘過冷却水滴’が凍結してモンスターに変身するんですって。
へぇ~へぇ~(トリビア風w
アルプスの雷鳥、高山植物をはじめ、‘氷河期の生き残り’たち。
貴重な自然遺産ですね。
Posted at 2005/07/22 23:48:49 | |
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