朝日連峰のブナ林
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ブナやミズナラといった落葉広葉樹の森は登山のさい、ほぼ必ず通過する地帯。地表はうず高い
旧年の落ち葉が堆積し、多くの動植物生態系の基礎を作っています。春の新緑、秋の黄葉、冬の
落葉、それぞれに変化する森のうつろい・・・
朝日連峰のブナの森は、世界遺産白神山地に匹敵する規模だそうです。豪雪地帯に生育するブナ
は生育が遅く、大木になるには長い年月が必要です。ブナは建設資材には向かないので日本各地
で盛んに伐採され、スギやヒノキのような人工林に置き換わってきました。
しかし人工林にはない豊かな生態系を長い年月かけて育み、豪雨旱魃などの気候天候に関わらず
高い保水能力を持つブナの水源森は「豊穣の森」とか「天然のダム」と言われるほど貴重な森として
近年その価値が見直されてきました。白神山地が注目を浴びたのも、そんな理由でした。
望む山の頂上へ、また名残り惜しい下山の途上で、ひと休みして、ゆっくりと流れる森の時間を
感じながらリフレッシュ。都会では味わえない贅沢な森林浴でしょうか。
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