上越国境 越路避難小屋にて
春山の嵐過ぎて(谷川連峰 仙ノ倉山と日没)
2009年07月20日
凄まじい突風と凍雨の中、遭難死寸前とも思えるような地獄絵をくぐりぬけてきて、今は急激に晴れ
渡ったこの空の豹変ぶりに驚くばかりだった。しかし今もなお肌を刺すような寒冷な西からの強風が
ゴーゴーと山鳴りをさせ、越えてきた山の山稜は日没を迎えて黒々としたシルエットをみせていた。
越路避難小屋は、悪天候下での仙ノ倉山にて某大学WV部関係者の方向を失った疲労凍死遭難を
きっかけにして有志によって建てられたのがはじまりだと云う。ドラム缶型簡易避難小屋だが内部に
何かの「御札」が貼ってあった。金属製の造りは、断熱性が低くて決して快適とはいいがたいがテント
とは違う頑丈な造りは、荒天の山では、まさに天国と地獄とを分けるほど、ありがたい空間となる。
越路避難小屋から望む夕刻の仙ノ倉山(写真)は、山越えの風の中で大きな魔性をひめているかの
如き山稜を横たえているかのようだ。夜半の風妖怪を聞きながら浅い悪夢にうなされていたようだ。
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