こんばんは、HRP栃木広報のF矢です。
昨日28日に、茂原エンデュランスパーティ2012第2戦に
参戦して参りました。
舞台は千葉県茂原市の茂原ツインサーキット。
我がチームHRPは栃木県からの移動となります。
仕事終わりの疲労もあり、予想以上に
大変でした。
マシンの準備は事前にほぼ済んでいたのですが、
アライメントの最終調整が終わっていませんでした。
そこで、午前9時からの練習走行前に
調整を済ませる予定でしたが、まさかの難航。
走行時間が始まって30分ほどで
走行開始。まずは、私F矢。
続いてI野氏、M浦氏、K林氏の順。
マシンの調子自体は良く、
アライメントの微調整程度で
練習走行はスムーズに進みました。
が、しかし。
今回持ち込んだグッドイヤーレブスペックの
摩耗が激しく、一抹の不安がw
お昼ご飯をはさんで、午後から
いよいよ決勝レースが始まります。
3時間耐久レースです。
スタートドライバーはI野氏。
レース経験を生かしてスタートを成功して
もらうためです。
が!!しかし!!痛恨のスタートミスw
クラッチを滑らせたのかタイヤを滑らせたのか
速度に乗せられず、ポールスタートから
まさかの4番手まで後退。
スタート後は、燃費およびタイヤ温存を
考慮したレースペースで走行。
40分スティントの後半はペースも上昇し、
54秒台をコンスタントに刻みながら
前方の13号車との差を縮めていきます。
第2スティントは私、F矢。
前方にいた13号車シビックが
ピットのあやで我が12号車の後方に
続く展開。
今回はHRP栃木のデビューレースということも
あって、至上命題は「完走」でした。
が、レーサーたるもの
同等のポテンシャルのライバルが
近い順位で走っていると
競りたくなるもので。
54秒4程度までペースを上げて走行。
その後、13号車はドライバー交代を
行ったようで、またも交錯。
丁度この頃、マシン内の温度は60度近くに
なっていて、ピットからの「左窓開けろ」の
文字を「左窓閉めろ」と勘違いしてしまい
完全に体力を無駄に消耗。
熱中症です。意識朦朧で
走行を続けますが、徐々にペースダウン。
スティント残り15分程度で完全にテールトゥノーズ。
ここから15分のバトルが始まってしまいました。
我が12号車は順位的にはこの時点でクラス2番手を
走行していて無理をしてバトルを続ける必要は
ありませんでした。
13号車はZ1スタースペックを履いていて
マシンのポテンシャル的には完全に
負けていましたが、ドライバーとして
負けるわけにはいきません。
が、それもスティント残り5分時点では体力が
尽きてしまい、限界を迎え、
オーバーテイクを許してしまいました。
レース開始1時間30分程度でピットイン。
マシンから引きずり下ろされて、
倒れました。熱中症と脱水症状。
ピット作業の補助があったので
なんとか駆けつけましたが、
電池切れでした。
マシンのクーリング対策不足と
自らの熱中対策不足。
第3スティントはM浦氏。
練習走行時、ローグリップタイヤを履いたFF車の
ドライビングに苦労していた様子でしたが、
決勝中になれてきたようで、徐々に
ペースアップ。57秒台を刻むまでなっていました。
アンダーステアをいかにいなして
オーバーステアをうまくコーナリングに生かすか。
このままいけばクラス2位表彰台。
ところが、次の瞬間。
1コーナーで12号車がオーバーラン。
グラベルにはみ出してしまい、
土手に軽くヒットしてコース復帰。
ダメージはなさそうに見えましたが、
次の周にスローダウン、ストップ。
スロー走行でピットまで帰ってきました。
どうやら左リアの足回りに
ダメージを受けてしまった様子。
リアロアアームが脱落して
ブッシュが抜け落ち、アップライトの
形状が変形してしまっていました。
幸い、ボルトはブッシュに引っかかっていて
部品はなくなっていませんでした。
トラブルが発生したときの
リカバーが出来るか出来ないかが
耐久レースでのキモです。
コース上でマシンが止まったときは
リタイアを覚悟しましたが、
なんとか応急処置が出来そうです。
ロアアームにブッシュを
応急圧入して
アップライトをジャッキアップ後、
ボルトで締結してトルクチェック。
トルクは正常に掛かっています。
走行は続けられそう!!
レース後、チームで原因の予想を
しましたが、
・レース中に縁石をまたいだ衝撃でボルトがゆるんでいった
・事前の締め付けチェック漏れがあった
・強化ロアアーム(社外品)に問題があった
などなどが挙げられます。
が、正確な原因はいまだつかめていません。
レースペースでの走行は
安全が保証出来ないため
周回ペースを1分程度に
抑えて走行をすることに。
残り40分。
第4スティントはK林氏。
「完走」を目指して走行。
順位争いをすることが出来るマシン状態では無いため
きっちりとマシンをチェッカーまで運ぶのが
最大の仕事でした。
そして3時間経過。
チェッカーフラッグ。
完走。一時は実質クラス2位を
走行するも、クラス最下位。
良いことも
悪いことも味わいました。
ドライビングでも
マシン作りでも
チーム体制でも
課題がたくさん洗い出せました。
なんせ初レースです。
実力の片鱗を見せることは
出来ましたが
次戦からが本当の実力を
試される場。
ここから、俺たちの挑戦は
始まります。
今後もご声援をよろしくおねがいします!!
(誰かしてくれてる!?w)
Posted at 2012/06/29 20:51:09 | |
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