かなーり明け過ぎてますが、おめでとうございます。本年も何とぞ宜しくお願い申し上げます。
年末年始から2月にかけて、暖冬から一転して厳しい冷え込みになったせいか昨年負った脊椎骨折の大ケガの後遺症に悩まされており、痛みや痺れ、頭痛や吐き気といった様々な不調と闘いながら淡々と仕事をこなす毎日で、特にブログのネタにするような華やかなネタやトピックも無かったので、2015年末〜2016年始の忘備録としてまとめてみました。
後遺症に耐えつつも仕事で色々なバイクに乗ることが多く、下記の写真はハーレーの2016年モデルのFORTY-EIGHTとIRONというXLH系の2台(一緒にライディングしているのは仕事仲間のモデルでRQのわかとも嬢)で、割りと若者に向けた”
DARK CUSTOM ”と呼ばれるレンジの車種です。わかともがレポートするDARK CUSTOMの2016年モデルの
インプレはこちら 。
ライトウェイトなマシンが好きな自分には、鈍重なハーレーは全くピンとこないけど、良さと個性は理解しているつもりです。恐らく一生買わないけど、ダートラ仕様のスポーツスターだけは結構トキメキますね。
取材で真冬の海まで。バックの砂丘の向こうは広大な太平洋です。
こうした寒々しくてうら寂しい風景は感性が刺激されて大好きですね。真性ドMなのかもw
寒過ぎてポーズとってる場合じゃない。
こちらは丸一日乗った
YAMAHA MT-07 。
YAMAHAのMTシリーズは世界中で大人気・高評価ですが、それは乗ってみるとよーく分かります。このMT-07も700ccツインという一見ショボいスペックなものの、ライトウェイトでヒラヒラとした軽快さと打てば響くような車体、バリバリでもまったりでも走れる操縦性が高次元でバランスしていて、しかも安価なので非常に楽しいバイクに仕上がっていますね。
個人的には、春には正式発表されるであろうMT-09ベースの
XSR900 にメッチャ期待しています。
久々にポルシェ997で出かけたところ、某所で同年代・同色・同仕様の997と遭遇したので、思わず隣に駐車。997のマニュアル車ってだけで結構な珍車なんですが、6MT車が2台並ぶとかなりレア。この2台は同じロットの兄弟かもしれません。この2台の違いはホイールと車高ぐらい(手前側の自分の997は19インチ&車高ダウン)。
997カレラのマニュアルって、1,390kgと意外にライトウェイトなんですよね。
年末年始もバイクでの取材の仕事が多く、凍るように寒い早朝に出発してちょうど日没寸前にホームタウンに帰還したところをスマホでパチリ。
iPhoneは小径レンズの関係で逆光だと若干わざとらしい光輪が発生しますが、シチュエーションによってはいい味になるかと。
さて、ここからはちょっとマニアックな話になります。
友人のシンガー氏からライブでのサポート&アレンジの依頼を受け、本業の多忙やケガでここ2〜3年手にしていなかった楽器を引っ張り出してきました。
自分がギターよりも好きなベースで参加する予定なのですが、メインで愛用しているFenderのプレシジョンベース(下記の写真)が6.2kgとそらもう異様に重く、脊椎骨折の後遺症によりストラップで吊って立ってプレイするにはまだまだキツいため、自宅に転がっていた一番軽いボディと交換。軽さ最優先の為、カラーと木材はこの際もう何でもOK^^;
まずはベースのボディからネックを外し、電装系も全てバラバラにします。
元のナチュラルカラーのボディはアッシュ材で、交換するレッドのボディは安物のバスウッド製ですが、ここで問題が発覚。レッドのボディのネックポケットが小さく、ネックをハメ込めません。そこでボディをけがいてアタリを付け、その寸法でネックポケットを拡げることにしました。
木材をキレイに削るルーターを持っていないため、ハンドドリルでガンガン孔を空け、ノミと彫刻刀とヤスリで平滑にならしていきます。
ボディとネックの密着度を高めるため、最後は紙ヤスリで慎重に。塗装が一部剥がれてしまったけど、ここは隠れるところなのでOKとしました。
ピックアップ(弦の振動を拾うマイク)とポット(抵抗)と配線を移設し、アースを取った後にちゃんと音が出るか確認します・・・んん、長い間ほっぽってあったせいか音が出ないので、配線を全て引き直してハンダ付けし、オレンジドロップと呼ばれるコンデンサも新品に交換しました。
ピックガード(黒いプラスチックの板)をネジ止めしようと思ったら、レッドのボディにもともと空いていたネジ孔と全く合いません-_-;
もとのネジ孔に細丸棒を削ってタイトボンドを流し込んで埋め込み、ピックガードをマスキングテープで仮止めしてネジ孔を新たに空け直します。メンドくせー-_-;;;
ネックを装着してみたところ、よくあるセンターずれも無く奇跡的に真っすぐ付きました。オクターブ調整と弦高調整して仮完成です。
元々の重量から2kg近くも軽くなりましたが、音出ししてみたところトーンは殆ど変わらず。よく「高い木材を使うと音も良くなる」と言われますが、アコースティックギターならともかくエレキギターやエレキベースはピックアップの音色が支配するので、ブッちゃけ自分のようなシロートにはその違いは判りません(汗
ライブやリハーサルで立って弾くことはまだまだ難しいため、運搬時ぐらいしか軽量になったことの恩恵は無いかも。しかし脊椎への負担は確実に減りました。ライトウェイトバンザイ!クルマもバイクも自転車も楽器も軽ければ軽いほどエライんです!(ホントか?^^;
まだ微調整は必要なものの、疲れたので(爆)部屋に立てかけておいたところ、夕陽が差し込んだらメタリックレッドの姿はまるでリンゴ飴みたい。
ちなみにこのカラーはFenderの正式な呼び名で"Candy Apple Red"という色名です。昨今の
MAZDA車のソウルレッドプレミアムメタリック (長い)に似てますよね。
1月下旬には所用で長野まで。その日は天気予報で“最強寒波の襲来”が叫ばれていたんですが、予定は変更できないので意を決して出向きました。
やっぱ長野は激さみぃ〜!しかし、信州の雪景色は美しいの一言です。
途中、中山道の宿場町として知られる奈良井宿にも立ち寄ってみました。
マイナス7度の凍てつく寒さの中、強風に舞う粉雪と大きなつらら、そして素晴らしい古い街並が印象的ですね。
大町郷で一泊し、翌日の帰路の中央高速では、遠くの新宿の摩天楼から昇る満月がキレイでした。まるで極寒の夜空に凍り付いているようです。
ボディを交換したベースは、ネックとの接合が安定したら更に微調整しないと。友人のシンガー氏の手助けができるかどうかは、後遺症の具合によって微妙なところだけど、暖かくなってきたら少しは良くなるさと期待しています。
大ケガをする前、まだベースをガンガン弾いていた頃の動画で、真冬をテーマにして作った『The Orion』というオリジナル曲です。
この頃は常軌を逸したウルトラ超多忙を極めており、毎日のように深夜タクシーか終電で帰宅していて、家路の途中でふと見上げたオリオン座に想いを馳せて即興で書いた曲です。
曲中ではこのブログに出てきたベースとは違うベースでレコーディングしていますが、バリバリとやかましく弾くプレイスタイルは今も昔も変わりません。
VIDEO
それでは、2016年も安全運転でいきましょう!
くれぐれも不慮のケガにはお気を付けください(身をもって…
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Posted at
2016/02/09 17:44:13