【追記】ご要望を頂戴し歌詞を本文中に掲載しました。
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このところ仕事がいつにも増してモーレツに忙しくて家にも帰れず眠る時間もないので、みんカラも放置状態につきフレンドの皆さんの状況を見ることができてましぇん(;_; 幸いにして、どれほど寝なくても身体が異様にタフなので何ともないのだけど、この良い季節に自分の時間がゼロなのが悲しゅうて悲しゅうて。
遠く先々週の防備録になってしまうけど、日曜は休めたのでぶらりと房総まで。白浜で見つけたイタリア料理店「
オドーリ・キッチン 」に立ち寄ってみたら、料理がどれも美味しくてビックリ。シェフは気さくだし店はオシャレだしで、また行ってみよう。しかし、自分みたいなオッサンには逆にオシャレ過ぎて場違いになるか(苦笑)。店の黄色い看板とステップワゴン、Caymanのレッドとのコントラストが妙にラブリーだったので撮ってみた。天気が良くないのが残念。
帰路に外房の御宿ビーチに立ち寄ってみると、この寒い中多くのサーファーが。よくもまあ、よっぽどモノズキなんだな〜と思って眺めてると、真冬にバイクツーリングに出かける自分も同じなんじゃないかと思い、妙に納得してみたり。と、のんびりカメラを構えていたら、運良く素晴らしいシャッターチャンスが。
あの恐ろしい東日本大震災からちょうど2年。犠牲になった方々や被災された方々の気持ちを思うといたたまれない。自分も震災後に精神バランスを著しく崩してしまい、数ヶ月間は何もできない状態だった。何をしても心が晴れず、仕事にも力を出し切れない。ずっと続けていた音楽も創れなくなり、楽器に触ることもできなかった。好きなスポーツをする気も起きず、バイクやクルマにも乗りたくない。そういえば、一時期ガソリンが入手困難にもなったことが思い出される。まるで廃人のような状態で、その年の
ゴールデンウィークに予定されていたライブイベントにヨロヨロと出演し、別れや苦悩、決意について書いた歌を力なく演奏した。 今思えば何とも情けない演奏と歌だったと思うが、そこにいたお客さんから前向きなパワーと声援を頂いたのであった。
そして、そこから怒濤の曲作りが始まった。心に溜まっていたことを吐き出すように、一気に40曲を書き上げ、うち30曲ほどを短期間でレコーディングした。それまで楽器に触れることすらできずにいたのに、一気に曲と言葉があふれ出てきた。もちろん商売になど一切ならない。単純にその時期の気持ちを出さずにはいられなかっただけの、自分本位の身勝手な行動だ。中でも最も暗い曲「インヴィジブル」は、不慮の事故や災害や病気で、ある日突然命を奪われてしまった人が、自分の死を受入れることができない気持ちを歌っている。曲のエンディングには、ミニー・リパートンの名曲「Lovin' You」を繋げているのだが、オッサンが歌うと、ちとキモい(~~;
VIDEO
【Invisible 歌詞】
街を駆け抜けてドアを通り抜け 君のもとまで来たけど
僕の姿は誰にも見えない もちろん君にもわからない
人の噂ばかりを気にしていながら 今まで過ごしてきたけど
僕の姿は誰にも見えない もちろん彼らも気付かない
鍵は渡せない 声も届かない 歌も歌えない 夢も見られない
空の彼方へ 雲の上まで
虹を渡って 遠い国へと 飛び立つよ
風に乗る紙ヒコーキみたいに ここまで飛んできたけど
僕の姿は誰にも見えない もちろん影も形もない
海を渡り山を登り 地の果てまで行ってみたけど
僕の姿は誰にも見えない だけどこれは自由じゃない
ドアは開かない 海も泳げない ペンも握れない 君に触れない
空の彼方へ 雲の上まで
虹を渡って 遠い国へと 飛び立つよ
If I make you sad, I say everything will be alright
If I haven't done anything, I say everything will be alright
If I make you cry, I say everything will be alright
If I could I would be you know, I say everything will be alright
たとえ会えなくとも 心だけはここに
時空と場所を超えて 風にのってここに
ひとり冷たい世界で彷徨い 必死にもがいているけど
僕の姿は誰にも見えない 誰の助けも求めない
君にそっと手を差し出して 髪に触れようとしたけど
僕の姿は君には見えない だけど君のこと忘れない
空は曇らない 夢は破れない 時は止まらない 愛は壊れない
空の彼方へ 雲の上まで
虹を渡って 遠い国へと 飛び立つよ
Lovin' you is easy 'couse you're beautiful
Makin' love with you is all wanna do
La la la...
そして、震災で愛する人や大事な人を失ってしまった人の気持ちを歌った「空色の街」。ちょうど同じ時期に旧友が離婚したり自分も友人を失ってしまったりしたので、ストレートに悲しい内容になってしまった。普段はアップテンポのR&Bやファンク調の曲を作ることが多いけど、この曲は8ビートのシンプルなバラード。ビートルズの大名曲「Here, There and Everywhere」のアレンジと雰囲気を拝借しているけど、自分の声で何重にもアーウーとコーラスを重ねたので、かなりキモい(~~;;;
VIDEO
【空色の街 歌詞】
キミの知らない道を行くよ
キミのそばにいたい
このままずっと触れていたい ムリだって分かってるけど
終わりなんて決めてないんだ
あふれそうな言葉をムリヤリ隠してるけど
うまく伝えられそうにもない 気持ちだけ置いていくよ
キミの知らない道を行くよ
川を渡っていくよ
キミの住む街に向かい 空色のあの街まで
会いたくてプレゼント抱いて
言葉に出したい気持ちをムリヤリ隠してるけど
うまく言えそうにもない 心だけ置いていくよ
キミの知らない道を行くよ
時を止められるなら
消える前の流れ星に ありふれた願いかけ
キミのこと少し考えた
ふざけ過ぎて恋が幻でも構わないと思ってた
同じリズムで揺れるブランコを止まるまで見つめてた
僕は歩いていくよ
夢じゃない二人じゃない 勘違いもはなはだしくて
忘れないキミの面影
あふれそうな言葉をムリヤリ隠してるけど
うまく伝えられそうにもない 気持ちだけ置いていくよ
キミの知らない道を行くよ
ホントは、2曲とも自分の歌唱力の無いダミ声じゃなく、ちゃんとしたシンガーに歌ってほしかったのだけど、僕は譜面が書けないのでとりあえずメロディを忘れないうちに自分で歌って仮録りしたままになっているため、ゆくゆくはもっと上手いヴォーカリストやギタリスト、ドラマーに演奏してもらい、再レコーディングしたい。誰か歌っていただける方はいませんか?シンガー随時募集中です!
あれから2年、被災地の復興は遅々として進んでいない。東京オリンピックへの誘致で公金を使うのも大事だが、個人的には復興に公金や人手を回して、まず日本を元通りにすることが先のような気がする。もちろん国も何もしていないわけではないと思うけど、テレビや色々なメディアで「がんばれニッポン」と連呼されるのを聞いていると、何だか違和感を覚えてしまうのだ。震災前に、何につけてもエコエコ言っていた“姿勢とポーズだけのエコロジー”のように。
今年の夏は、仕事のペースを落としてちゃんと休みをとり、自分のクルマで東北を訪れることが夢だ。口が裂けても「東北にまず行くことが支援」とは無責任には言えないけど、きっと夏の東北は美しい風景を見せてくれるに違いない。今から楽しみだ。
仕事の合間に弁当食いながら殴り書きしてたら、何だかとりとめなくなってしまったな(汗
Posted at 2013/03/13 15:47:42 | |
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音楽 | 日記