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Nackyのブログ一覧

2013年02月28日 イイね!

光と陰のロンリネス

光と陰のロンリネスたまたま地元の友人のブログを読んでいたら、人との出会いや別れについてちょっと暗いトーンで書かれていた。その友人も自分と同様にオッサンなので、どうもトシ食うと人との別れに対して過敏になってしまうという内容にも頷ける。出会いと別れとは“光と陰”なんだろうか。

ようやく少しだけ春めいてきたが、同時に3月11日が近付いてきた。忘れもしない、2年前の忌まわしい東日本大震災。職場から自宅まで40km弱の道のりをウンコ踏んだ靴で歩いて帰ったことも生々しく思い出されるが、自分も多くを失ってしまい、震災から長い間精神的にバランスを崩すことになってしまった。東北でパーツ生産をしていた自動車産業も大きなダメージを受けたが、今は次第に復興してきている。

先週末は二日酔いとめまいで珍しく体調を崩してしまい、仕事も趣味も何もできなかった。何もやることがないと、ウダウダと考えごとや後悔をしてしまう。それも殆どがもう会えなくなってしまった人のことだ。震災が原因ではないけど、一昨年と昨年でかなりの人との縁が切れてしまった。いつの間にか疎遠になってしまったり、どちらかに原因があったり、お互いの誤解があったりと、理由は色々だ。特に自分に原因がある場合は、いつまでも自責の念に苛まれ続けてしまう。昔仲が良かったクラシックLotus乗りやオールドDucatiの仲間達は、今はどうしてるのかな…元気でやってるといいけど。

考えているうちにあまりにもグダグダになってきたので、デジカメで撮った写真の整理を始めると、光と陰(影)を描写しようとしたカットが多いことに気付いた。先日Caymanでぶらっと出かけた静岡の三保の松原海岸では、地元の海岸にはない駿河湾の砂利浜に反射する冬の光とキリッとした冷たい空気を捉えたくて,逆光のアングルを探してみたのがこのカット。


対して、自宅前の東京湾では、はっきりしない薄曇りの光と空気を写すべく、もの思いにふける女性を撮ったのがこの写真。晴れでも曇りでもなく、暑くも寒くもなく、カラーでもモノトーンでもなく、ウキウキでもションボリでもない、喜怒哀楽のどこにも感情のシフトができない銀色の世界。デジタル一眼のISOを下げて絞りを限界まで開け、敢えてぼんやり感を出してみた。


以前に乗っていたKTM640で、2年前のちょうど今ごろ真冬のツーリングに出かけた際に富津岬で撮ったカットは、こちら側の富津岬はシーズンオフで誰もいない寂しい観光地なのに、対岸の浦賀の工場からは煙が立ち上り横須賀の街では営みが活発に行われているという、光と陰を表現したかった(とその時は思ったが、単に逆光の写真だ…)。


日曜の午後になってようやくめまいがおさまってきたので、頭痛薬でも飲もうかとグラスに水を入れたところ、午後の太陽がグラスに射し込み、美しい陰影が浮き出た。オッサンのくせに妙にメルヘンチックな気分になってしまう。


頭痛薬を飲み、このまま何もしないで週末が終わるのもどうかと、車で近所のAEONに買い物に行ってみヨーカドー。Caymanはドア長の関係で隣に車がいると乗降しにくいため、わざわざ駐車場の端っこに停めると、傾いた日射しがレッドのCaymanをより赤々と照らす。このカラーが欲しかったワケではないけど、今となってはレッドもまあイイんじゃないかと。撮影する自分のマヌケな影が、うら寂しい駐車場の路面に落ちる。


買い物を済ませて自宅に戻ると、西の空には美しい夕焼けが。わずかな残り陽の中、アパホテル(元幕張プリンスホテル)とQVCマリンフィールド(元マリンスタジアム)の巨大な影が、まるで要塞のようだ。「元」って付いてしまうところが泣かせるよまったく。ここに引っ越してきた頃には人工雪スキー場のSSAWS(ザウス←知ってる?)がそびえてたのに、今では影も形もないのも寂しい。


日曜の日没時刻に、自宅から遠く離れた場所にいると、サザエさん症候群に近い感覚でどうしようもなく不安で寂しい気持ちになる。寒いとなおさらだ。先月出かけた南房総の館山で、日曜の日没に撮った写真は、その不安な気持ちが写り込んでいる。館山市街から離れた大房岬で、寒い中釣りをする親子と漁具の手入れをする漁師。自分にとっては寒くて寂しい見知らぬ土地だが、彼等にとってはあたたかいホームタウンなのだな。まさに光と陰。


震災が起こってしまった日が近付き、おまけに体調も優れないと、会えなくなった人のことを考えてどうしようもなくネガティブになってしまう。あんなに仲が良かったのに、ほんの些細なことで会わなくなってしまったりとか、それまでにその人と育んできた楽しかったはずの思い出が、途端に悲しい思い出になってしまう。いやホント相手が男女問わず。相手の方もきっと寂しい思いをしてるんだろうなと思いたいけど、実際は何とも思ってなくて忘れ去ってることが殆どだろう。相手だって自分の人生に精一杯なのだ。悲しいかな、それが現実。
そんな大切な人との別れと決意を歌っているのが、この「いつもわすれない 〜September Waltz」という曲。移りゆく季節と揺れる気持ちを、シンガーの栗本佳那の柔らかい歌声が伝えてくれる。こんなゆったりしたバラードなのに、動画の中で自分がベースを弾きながら不審な動きをしてるのは見逃して^^;(ライブではもっとテンポをあげていて、その映像をスローモーションにした為)


週末の間ずっと寝ていたせいか、日曜の深夜は眠れなくなってしまい、ボンヤリと月を眺めていた。ふと三脚を取り出し、東京湾の海面に反射して居間に射し込む月の光と対岸の羽田の灯りを、長時間露光で撮影。月の光ってホントに青いんだよね。


自分の書く曲は「離別」「後悔」「挫折」「苦悩」といったテーマばかりだ。情けない人生だけど、光と陰の中で出会いと別れを繰り返すことこそ“生きてる”ってことだと思いたい。
Posted at 2013/02/28 18:08:18 | コメント(3) | トラックバック(0) | よろず | 日記
2013年02月22日 イイね!

曲線美エレジー

曲線美エレジー空冷ポルシェが大好きだ。自分は今は水冷モデルに乗っているが、空冷のあのガサつきながらもシャープなフィールとメカには今でもシビれる。考えてみれば、名だたる超一流スポーツカーメーカーが、前時代的ともいえる空冷OHCのエンジンをつい最近まで造っていたことは感慨深い。ヘタをすると危ない車にもなってしまうRRレイアウトをポルシェ独自の設計と技術で手なずけ、熱的に明らかに不利な空冷エンジンを磨いてきた。だからこそ、超一流メーカーなのだけど。

ドゥカティの空冷モデルが大好きだ。今は国産の水冷モタードに乗っているが、空冷Lツインのあの唸って弾けるようなフィールとカミソリのようなハンドリングにはシビれる。ドゥカもやはり一見古くさい空冷OHCツインエンジンを造り続けてきた。しかも、新車ラインナップの中に今でも存在する。ドゥカのLツインエンジンは前側シリンダーが水平に寝ているため、クランク軸が前輪から遠ざかり、前輪荷重を稼ぎにくく、ヘタをすると危険なバイクになってしまうという構造上の弱点がある。しかし、独自の設計と技術で名車を次々に生み出してきた。

20年以上の付き合いがある、つーかお世話になってる千葉県君津市の「SilverBird(シルヴァバード)」は、主にドゥカティを扱うこだわりのバイクショップ。代表者の牧野功氏は、バイクやクルマでは自分の師匠的な存在。なぜかお互いとても志向が似ていて、バイクとクルマ、そして音楽の話を一緒にするのが楽しいオジサンだ。時として頑固オヤジっぽいところもあるが、基本的には永遠のバイク小僧でクルマ小僧的な楽しいオッサン。まあ、自分も充分にオッサンなのだけど。もちろん牧野氏はただのオッサンではなく、すごいメカニックでもありビルダーでもあるスーパーオッサンだ。


そんなSilverBird牧野氏が昨年造ったオリジナルマシンが、この「ISM-07R」だ。ドゥカの現行1000cc空冷OHCエンジンを用い、その軽さとコンパクトさを最大限に活かすディメンジョンを編み出し、試行錯誤を重ねてクロモリパイプでオリジナルフレームを組上げた。国産4気筒モデルのアルミツインスパーフレームとは異なり、ドゥカのLツインはスチールパイプのダイヤモンドフレームのしなやかさとコンパクトさが似合う。似合うだけでなく、運動性もアルミツインスパーよりも高められるというのが持論だ。ISM-07Rのクロモリ製オリジナルフレームは単体で僅か6.9kg(!)で、バイクの総重量も140kgというリッターマシンとしては驚異的な軽さ。フロント周りはキャスター23°/トレール94mmというかなり過激なディメンジョンなのだが、軽さとしなやかさで非常に扱い易い(らしい)。残念ながらまだ乗ったことはないけど。


牧野氏オリジナルデザインの外装とカウリングは、昨今のバイクのCADで設計した造形とは違い、どこか懐かしいカフェレーサーの香り漂うラウンドフォルム。そこには“日本”をイメージさせる紅白の矢羽根模様がデザインされており、相当カッコいい。開発評価ライダーは、元WGPトッププライベーターの超人こと新垣敏之氏。


ミラノショーにこのISM-07Rを出展すると聞いて、それならショー会場やYouTubeで流すプロモビデオを作ろう!ということになり、動画制作を引き受けさせていただいた。急なことだったので動画素材も制作時間もほとんどなく、エイヤの作業となってしまったけど、置き撮りのスチールカットを活用し、自分のオリジナル曲をBGMとして全体的にスピード感を出してみた。


後日ミラノショーでの評判を聞いてみたところ、非常に上々でこのバイクをイタリアを中心とするヨーロッパでキット販売することを検討中らしい。それを日本に逆輸入して保安部品を付けた公道仕様にすることは、製造者責任法等でかなりハードルが高いのだが、いつかは日本のワインディングで乗ってみたい。ミラノショー会場では、現地のマスコミやジャーナリストだけでなく、美大生らに大人気だったそうだけど、若い学生は現代のCADでデザインされたデジタルな造形に慣れていて、ISM-07Rの手でさすって創り出したアナログな曲線による造形が新鮮に映ったのではないか。


つい先日SilverBirdを訪ねたところ、たまたま乗っていったCaymanに牧野氏がムチャクチャ興味津々。コンパクトで操安性に優れたマシンが好みで、ちょうどCaymanが欲しいのだそうだ。過去にも何台かポルシェを所有していじっていただけに、かつてのナローを連想させる軽快なCaymanが気になっているそう。牧野氏がバイクやクルマをいじる上で最も重要視するのは「安全性」。どんなにパワーがあるマシンでも、それが危険を伴うようでは、高性能とは本末転倒という考えだ。それには激しく同意。安全性や操る楽しさを重視しているので、絶対的なパワーの最新水冷ドゥカや最新911よりも、むしろ少し古いぐらいの空冷ドゥカやCaymanが、乗っていてもいじっていてもジャスト的で楽しいとのこと。うーむ、なんだかとてもよく分かるし、自分も志向が近いのだ。でも勿論、新しい911やPanigaleは素晴らしい!


空冷ドゥカも空冷ポルシェも過去に何台か乗ったことがあるが、どちらも今でも欲しいことには変わりない。常に新しいモデルを追いかけていると疲れてしまうし、最新モデルも買った瞬間に中古車になってしまうので、どうせなら少し前のモデルを買っていじるという手も充分にアリかと。古いモデルは最初から古いので、新型が出ても全然悔しくないし、いたずらなハイパワーやハイテクに振り回されることもない。低燃費の新型ハイブリッドに乗るのもエコだが、古いモデルを大切に使い続けることだって充分にエコだろう。とはいっても、最新モデルは常に気になってしまうんだけど。

こんな20年以上の長い付き合いのSilverBirdなのに、ここでバイクを買ったのはたった2台だけなことに気付いてしまった!全然商売に貢献してなくてすんまへん…
Posted at 2013/02/22 16:21:15 | コメント(3) | トラックバック(0) | モーターサイクル | 日記
2013年02月15日 イイね!

恋する冬のコンチェルト

恋する冬のコンチェルト立春は過ぎたが、東京はまだまだ寒く冬ド真ん中。恋人達のバレンタインは熱いが、オッサンのバレンタインはひたすらサムい。ぶっちゃけのところ、冬は大のニガテなのだ。真夏の生まれで名前にも夏という文字がついている為か、寒さに異様に弱いことや、痩せてて寒さが骨身に滲みるつーこともあるが、冬は大好きなバイクや自転車に乗る気も起きないし、釣りにも行くのも苦行。寒さがニガテ故ウィンタースポーツはやらないし、野外ライブフェスもない。やっと少し寒さが緩んできたと思えば、お次はスギ花粉の猛攻。冬から早春にかけては廃人状態だ。そう、私の春秋冬は夏のためだけにある。

そんな軟弱者でも、雪景色は大好きだ。関東で生まれ育ったこともあって雪景色には縁がないので、美しい雪景色の写真や映像を見ただけで人知れず発情してコーフンしてしまう。そうは言っても雪への耐性が無いから雪国で暮らすのは絶対に無理なので、雪景色や北国への憧れだけが、まるでAKBの水着ポスターを部屋に貼った高校生のように妄想が膨らんでいく。

バレンタインの昨日は半年ぶりに平日が休めたので、クソ寒い中クルマに乗り込み溜まりまくった所用を足しに出かけた。寒さにめっぽう弱い自分とは違い、クルマはある程度寒い方が調子がいい。乾燥した空気を吸い込み、路面のグリップに注意しながら軽快に走る。ワインディングを駆け抜け、高台から海が一望できる峠のPAに降り立つと、そこは典型的な関東の冬景色。乾いて澄み切った空気によって空は抜けるように青く、遥か水平線までがクッキリと見渡せる。モノトーンの美しい雪景色もいいが、関東の澄み切った冬景色もナカナカだと思う。


日本列島、南は沖縄にはプライベートでもたまに行くのだけど、寒さに弱いので北は北千住までしか行ったことがない。なんて冗談は置いといて、以前Hondaに勤めていた頃には、実は北海道の鷹栖に毎月のように出張していた。とはいえ仕事だから鷹栖のテストコースと旭川のホテルとの往復だけになるので、じっくり観光したことがなく、前述のように雪景色を堪能してみたいこともあり、それならばと先日冬の北海道まで弾丸ツアーに出かけてみた。雪が降りしきる新千歳空港に降り立つと、そりゃもうアンタ寒いのなんのって。札幌駅に着くと、ちょうど上野からの寝台特急カシオペアが到着したところだった。ブルーに塗られたDD51ディーゼル機関車の重連に、まるでそのへんのガキの様に狂喜乱舞。巨大なV12エンジン2機とトルコンを組み合わせた、ジャパニーズ昭和スタンダードのDD51も今やすっかり数を減らし、首都圏では殆ど見られなくなってしまったが、北海道ではどっこい花形列車を牽引している。老朽化している為いつ廃車になってもおかしくないので、ここはひとつ記念にと撮影してもらったが、またしてもマヌケなポーズ。頭が白いのは白髪のせいだけじゃない。ガチで相当な降雪量なのだ。


数年前に、憧れの北海道や雪国をイメージした「ウィンター・コンチェルト」という曲を書いてみた(タイトル画像)。いつもは暗いテーマの曲を書くことが多いけど、この曲は北国に住む人を想う気持ちを歌った、自分では珍しいストレートなラブソング。ゲストで歌ってもらったシンガーの栗本佳那ちゃんの透き通ったヴォーカルが、まるで天使の歌声のように美しい。最初はアコースティックギターの弾き語り風アレンジだったが、ピアノで再アレンジし、ドラムとベースを重ね、雪の結晶をイメージしたU2風味のキラキラしたトーンのギターを入れてみた。かつて仕事仲間でもありとても仲の良い友人だった函館出身の知り合いがいたが、様々な事情から今は会うことがなくなってしまったので、今この動画を観ると何となく彼女のことを思い出してしまう。元気でやってるといいけどなあ。


今週末は関東では寒いながら晴れそうなので、わざわざバイクで出かけてみよう。はなはだ修行チックなのだが、冬だからこそ味わえる味覚を求めてもいいし、冷えた路面に注意しながら爽快にかっ飛ばせば、もう会うことはない函館出身の友人のことも忘れるだろう。

オッサンのバレンタインデーは辛いよ…(ぼそっ)
Posted at 2013/02/15 15:46:53 | コメント(3) | トラックバック(0) | 音楽 | 音楽/映画/テレビ
2013年02月13日 イイね!

イタリア製の靴を履いたドイツ娘

イタリア製の靴を履いたドイツ娘ちょっと前の話なのだけど、VWゴルフGTIの限定車「ピレリ」の中古車に試乗したので、防備録の為にインプレを。
VW Golfは個人的にも大好きなクルマで、代々新型が出る度に気になっていた。Golf Vが出た時にも、早速入手した知り合いに乗せてもらい、その素性の良さは認識していたが、「ピレリ」というGTIの限定特装車があることは知らなかった。
ある日自宅近所のVWディーラーの前をたまたま通りかかったところ、ピカピカのGolf Vの中古車が目についた。個人的にGolf VIよりもVのデザインが好みなこともあり、その店のHPで調べたところ、限定車のピレリであることが判明。なになに、プレスのインプレによるとこの限定車はお買い得!?ってなことで、後日さっそく試乗させていただくことに。既に予備知識だけでかなり買う気マンマン。

現車は走行約10,000kmの極上車。内外装、機関ともに何の不具合も無い状態。深みのあるブラックメタリックのボディに、フロントグリルはレッドのピンモールで飾られ、低扁平18インチのピレリP-zero(225/40R18)を履いた姿が精悍でカッコいい。早速乗り込むと、まるでタイヤに踏みつけられたようなパターンが刻まれた特製セミバケットシートとイエローステッチの内装がオシャレ。しかし痩身の自分にはシート幅があり過ぎて少々サポート不足だ。メーターに目を移すと、フルスケール300kmのスピードメーター。確かにGTIは速いが、このクルマで200km以上出すことはまず無いだろうし、実際に300kmも出るワケがないので、コレはちょっとどーなのよ。当然、メーターの針は左下の狭い部分だけでうごめくことになってしまう。ミッションは2ペダルマニュアルの6速デュアルクラッチDSGだ。エンジンは直4の2リッターターボで230PSというハイパワーぶり。

営業マンにお願いし、自宅近くの花見川沿いの空いた道まで試乗させて頂く。着座位置は思いのほか高く、スポーティさが希薄ではあるがその分見通しは良い。1速で全開をくれると、さすがに230馬力のFWDでは18インチの前輪が悲鳴をあげ激しくホイールスピンするが、2速全開では何とか食い付いてきた。驚いたのは6速DSGの出来の良さ。パドルで切り替えると一瞬で変速し、人間の操作より遥かに速い。シフトダウン時には僅かにブリッピングし、スムーズ且つスピーディに切り替わる。それは今まで乗ったことのあるどの2ペダルマニュアルよりも素晴らしい。DSGは凄い!
川沿いのコーナーをハイスピードで切り返すと、やや硬めの足回りと18インチのピレリタイヤが不安なく路面をとらえる。バンプの突き上げはそれなりに喰らうが、既に旧型となったGolf Vでもボディ剛性はかなりのものだ。しかしタイヤサイズの関係で、グリップ過多かな。エンジンはターボラグも殆ど気にならず、派手な演出は無いがピックアップとレスポンスも良い。Cセグメント車としてはやや大柄ながら取り回しや見切りも良く、結果、このクルマは素晴らしく速い!

気になったのは、ステアリングからのインフォメーションの少なさ。少ないというよりは、無いに近い。ハイパワーFWDのトルクステアを打ち消すためか、パワステのアシストが効き過ぎなことが原因か?それともコンフォート性を高める演出か?正直ここまでステアリングインフォメーションが少ないと、ちょっと攻めて走るとグリップ感が掴めず不安になってしまう。人によっては、ステアリングには余計なことは言ってきてほしくない人もいるだろうが、自分はクルマや路面と対話して走らないと不安なタチなので、これは個人的にはちょっといただけない。ちなみにステアリングのロックトゥロックのギア比はやや低めで、交差点では持ち替えが必要になる。また、ハードブレーキングを繰り返しているうちに、試乗の後半ではブレーキが少しフェード気味になったのも気になった。これではターンパイクの下りやサーキット走行時が心配だ。同上した営業マンに「試乗でここまで飛ばす人は初めてです」と呆れられたけど^^;
無事に(?)ディーラーに戻り、各部チェックの為にトランクやエンジンルーム、補記類を全て点検させていただくと、ライトON時にメーターとインジケーターが眩いブルーのLEDで光ることも気になった。夜間は何だか目がチカチカしそう。慣れの問題なのかもしれないけど、ブルーLEDのインジケーターはどうかなあ…ちょっとオシャレに目覚めた、イタリアかぶれのドイツ娘なのか。


色々と迷ったが、結局は購入しないことにした。とても良くできたクルマであり、新車で400万オーバーという高額車の極上中古車だったのでかなり悩んだが、自分の中ではEP3のダイレクト感の方が勝ってしまった。しかし何度も書くように、Golf Vはスポーティでセーフティでユーティリティにも優れる素晴らしいクルマだ。それは個人的な価値観に於いて保証したい。GTIピレリを買わなかったことは、実は今でも少しだけ後悔していたりする。

※全て個人的な感想です。
Posted at 2013/02/13 15:14:42 | コメント(2) | トラックバック(0) | よろず | クルマ
2013年02月09日 イイね!

ゴールデンボール

ゴールデンボールもう先週の日記になってしまうのだけど、既にトシくってボケが始まっている自らのための忘備録ってことで。ちなみに、タイトル写真で向こうから走ってくるのはポルシェ・カイエン。
ここ3ヶ月ほどあまり休めずにいたが、先週の日曜(2月3日)の午後に時間が空いたので、ウサ晴らしに飲みに繰り出すかバイクかクルマに乗って出かけるか悩んだ末、クルマで南房総のワインディングに出かけることを選択。バイクはやっぱまだ寒いし。このご時世に反エコのガソリンのムダ遣いと言うことなかれ。

オイルレベルとクーラント量、バッテリー電圧をチェックして走り出す。日曜午後の下り車線は空いていて快適。アッという間に富津市にアクセス、館山道を降りて丘陵地帯のワインディングを駆け抜ける。房総の山間部(とはいっても高い山は殆どない)は信号も交通量も少ないので、自分のペースで快適に走れる。房総初心者(?)は、内房/外房の海沿いの国道や観光地に行く場合が多いと思うのだが、海沿いは景色が素晴らしいものの交通量が多いので軽快には走れない。山間部のワインディングを繋ぐルートは、何度も通って自分なりに見つけ出したルートなのだ。

リエゾンのR410を南下していると、前方をホワイトの911 GT3が走っているのが見えた。まるで誘うように山間部のT字路から鴨川に向けて左折したので、早速後からついていってみる。そこはいつもはモタードで走るタイトなワインディング。GT3速い速い!道を熟知しているのか、まったく危なげないラインどりでスムーズ且つアグレッシブに攻め込んでいる。特にコーナー立ち上がりでは、強大なパワーとトラクションで一気に引き離される。アンダーパワーな2.7のCaymanでは、ミドの特性を活かしてコーナリングスピードを上げた走りで食らいついていくのに必死。1〜3速でスロットル全開だ。GT3のドライバーはかなり上手いだけでなく、集落や対向車のある場所ではきちんとスピードダウンし、ジェントルな走りを心掛けている。集落が途切れワインディングに入ると一気に戦闘モード。とはいえこちらにも気付いてくれていたので完全にブッちぎることはなく、ポルシェ2台によるハイスピードランデブーをしばし楽しんだ。GT3が路肩に積もった砂埃を太いリアタイヤで巻き上げると、冬の午後の日差しが舞い上がった砂埃をキラキラと照らし、まるで金箔のようだ。GT3は価格も性能も凄いが、まさしくゴールデンドライビング。鴨川のR128に出る交差点で、GT3とはお別れ。南房屈指のワインディングを通り白浜から館山湾に出ると、傾いた金色の太陽が出迎えてくれた。


さて、明朝も早いので急いで帰宅しなければならない。農作物直売所で野菜と食材を買い込み、一気に幕張まで戻る。房総の食材は野菜も魚も肉も美味しい。「地産地消」ならぬ「千産千消」だ。帰宅までの燃費は8.1km/L。相当ブン回しまくった割りには思いのほか悪くない。クールダウンしたCaymanをガレージに入れ、しばし地元の街を散歩。沈む直前の太陽が建物の隙間からちょうど一瞬だけ自分を照らし、金色の巨大な影絵を作り出す。これだけ足が長ければいいのに(笑


日没直後のホームタウンは、一瞬降った雨に路面と建物が濡れて輝き、ゴールドの光に包まれていた。さて、また仕事頑張ろう。しかしiPhoneのカメラ、ちゃんとセッティングしてやると驚くほど良く写る。おかげでかさばるデジタル一眼を持って出ることがなくなってしまった。無精な俺。
おっと、ブログタイトルの「ゴールデンボール」から、「キャノン」が抜けてた^^; これじゃ金玉だ^^;;;
Posted at 2013/02/09 08:38:20 | コメント(2) | トラックバック(0) | ポルシェ・ケイマン | クルマ

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「1日遅れのスノームーン🌝」
何シテル?   03/01 09:53
バイク、クルマ、音楽、スポーツ、酒、料理、雑学を愛する昭和の不良高校生のようなおっさんで、現在の愛車はポルシェ911(Type997/3.6L/6MT)とヤマハ...
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