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今日は雨もスッキリ上がって、暑いほどの陽気。
朝以外、日が当たらない職場は快適でした(笑)
F1サーカス一座、今週末は上海、中国GPですね。
アロンソの出走可否が気になります。
もしダメでもバンドーンがいるし♪
ってのが、今やロン デニスの本音だったりして?(笑)
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それはさておき、2013シーズンからエンジン規定が変わり、
V8、2400ccとされていたのが、
ターボ付き1600CC+回生エネルギー(電力)のハイブリッドとなりました。
新規定になった緒戦から不評なのが、
タービンで熱エネルギーとともに回収されてしまったエンジン音。
それとともに
「メルセデスGP(現メルセデスAMG)一人勝ちでツマラナイ」
の大合唱が始まりました。
その前のシーズンまで、ベッテル+レッドブルが無敵の4連覇を成し遂げたわけですが、
まるでそんなことは忘れられたかのように。。。
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新規定導入に機を合わせたかのように、
当時の限定的な利用の回生エネルギー(KERS)や
追い越し用可変フラップDRSを使いこなしているようには見えず、
期待に届かない成績に終わった現役復帰後のM. シューマッハーが再度引退。
その後釜に納まったのが、マクラーレンの不振(とロン デニスの小言)に業を煮やしたL. ハミルトン。
メルセデスに買収されて以来、決勝ではまるで勝負にならなかった前年までとは打って変わって、
水を得た魚のように破竹の快進撃を開始しました。
が、まるで盛り上がらないF1人気、
各GPで観客減少が伝えられました。
あろうことか、最強軍団メルセデスのお膝下、ドイツGPまでも閑古鳥が鳴き、
挙句に開催までがキャンセルされる始末。
「今まで(ドイツ人の)ベッテルがさんざん勝ち続けたから」とか
「レース前から勝敗見えてるから」
「音の迫力がない」
「GP2と速さが大差ない」
などなど、いろんな理由が飛び交っていました。
シーズンごとに「こうすればレースが面白くなる」とばかりに
アイデアが浮かんでは消え、という状況ですが、決め手は無いようですね。
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今更ながら、はたと理由に気が付きました。
報道メディアは恐ろしくて書けないでしょうから(笑)
この際、代わりにハッキリ書きましょう。
「メルセデス(AMG)がF1で勝っても、誰も嬉しくもない」
明日刺されるかもしれません(笑)
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どうでしょう? 思い当たりませんか?
後年のカウンタックばりのマルチチューブラーフレーム、
三菱に先んずること40余年、シリンダー直噴式燃料噴射等、
同時代のフェラーリやジャガー生産車など足元にも及ばない、
技術的にハイレベルな内容のガルウイング「300SL」が
クラシックカーオークションでは意外に相場が上がらないこと。
また直接若年層やレースファンに向け、
ダイレクトにスポーツ性をアピールする車種がないことなど含め、
フェラーリやレッドブル、マクラーレンなど他チームとは全くファン層が異なっています。
「オレ様」的言動のハミルトン、速いが印象の薄いロズベルグを揃えた
妙にクセのある?ドライバーラインアップも一因かもしれません。
現行ラインアップにもスポーツ性の高い車種はいろいろあれど、
F1で勝って売れ行きが伸びる性質のものには見えませんね。
AMGにしても、BMW MやアウディRSとどちらにするか迷うものではなく、
イメージ含めた指名買いでしょう。
唯一、メルセデスの活躍にファンが沸き立ったのは、
三つ巴(四つ巴)時代のDTMくらいではないでしょうか?
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歴史上、レースファンの目から見たメルセデスベンツの存在は
「負けることは許されない」とばかり、
ライバルを完膚なきまでに叩きのめし、レースをつまらなくする張本人。
”憎まれ役”に近いように思います。
ナチス時代や、戦後の50年代、撤退するまでの無敵ぶり。
メルセデスが撤退していなかったら、フェラーリやジャガー、ポルシェなどの名声も
今とは変わっていたことでしょう。。。
もっともメルセデスの肩をもてば、
精鋭部隊が目標を漏れなく遂行しただけ、
他チームが勝手に負けただけ(!)のことで、
常勝時代の北の湖同様(笑)、当事者には当たり前のことなのでしょうね。
フェラーリはじめ、他チームにはぜひとも実力でメルセデスを打ち破ってほしいところです。
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本記事の趣旨とは少し異なりますが、こんな記事がありました。
http://www.topnews.jp/2016/04/14/news/f1/137749.html
「メルセデスはエンジンサプライヤーに戻るべきだとジャッキー・スチュワート」
マクラーレンとの不協和音もあって、単独チーム参戦となったようですが、
(渡りに船のブラウンGP(旧第三期ホンダF1チーム)買収)
このままチームとして勝ち続けても、パワーユニット技術の向上を除いては、
同社にとって今以上に得られるものは無いような気がしますね。
歴史上、忘れられた場面で登場し、
都度「俺たちが本気でやればこんなものよ」
と実力を見せつけて去っていくのはある意味クールでもあります。
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現行パワーユニットをたたえるブログを書いたばかりで、
それも同社の技術力無しに今のハイレベルに到達することはなかったと思いますし、
決してアンチメルセデスのつもりはありませんが、
メルセデスAMGの撤退(パワーユニット供給者への転身)が(あれば)
結果としてF1を盛りたてることになるようにも思います。
心あるメルセデス ファンの方の熱い反論を心よりお待ちしております(笑)
冒頭の写真は、メルセデスAMG公式ページから(無断で)お借りしました。
お目こぼしいただけると幸いです。
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