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2016年04月14日

なぜ近年F1がツマラナイ、といわれるのか? ― 禁断の理由とは? ―

なぜ近年F1がツマラナイ、といわれるのか? ― 禁断の理由とは? ― .
今日は雨もスッキリ上がって、暑いほどの陽気。
朝以外、日が当たらない職場は快適でした(笑)

F1サーカス一座、今週末は上海、中国GPですね。
アロンソの出走可否が気になります。

もしダメでもバンドーンがいるし♪
ってのが、今やロン デニスの本音だったりして?(笑)

*****************************************

それはさておき、2013シーズンからエンジン規定が変わり、
V8、2400ccとされていたのが、
ターボ付き1600CC+回生エネルギー(電力)のハイブリッドとなりました。

新規定になった緒戦から不評なのが、
タービンで熱エネルギーとともに回収されてしまったエンジン音。

それとともに
「メルセデスGP(現メルセデスAMG)一人勝ちでツマラナイ」
の大合唱が始まりました。

その前のシーズンまで、ベッテル+レッドブルが無敵の4連覇を成し遂げたわけですが、
まるでそんなことは忘れられたかのように。。。

*****************************************

新規定導入に機を合わせたかのように、
当時の限定的な利用の回生エネルギー(KERS)や
追い越し用可変フラップDRSを使いこなしているようには見えず、
期待に届かない成績に終わった現役復帰後のM. シューマッハーが再度引退。

その後釜に納まったのが、マクラーレンの不振(とロン デニスの小言)に業を煮やしたL. ハミルトン。
メルセデスに買収されて以来、決勝ではまるで勝負にならなかった前年までとは打って変わって、
水を得た魚のように破竹の快進撃を開始しました。

が、まるで盛り上がらないF1人気、
各GPで観客減少が伝えられました。

あろうことか、最強軍団メルセデスのお膝下、ドイツGPまでも閑古鳥が鳴き、
挙句に開催までがキャンセルされる始末。

「今まで(ドイツ人の)ベッテルがさんざん勝ち続けたから」とか
「レース前から勝敗見えてるから」
「音の迫力がない」
「GP2と速さが大差ない」

などなど、いろんな理由が飛び交っていました。

シーズンごとに「こうすればレースが面白くなる」とばかりに
アイデアが浮かんでは消え、という状況ですが、決め手は無いようですね。

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今更ながら、はたと理由に気が付きました。

報道メディアは恐ろしくて書けないでしょうから(笑)
この際、代わりにハッキリ書きましょう。

「メルセデス(AMG)がF1で勝っても、誰も嬉しくもない」

明日刺されるかもしれません(笑)

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どうでしょう? 思い当たりませんか?

後年のカウンタックばりのマルチチューブラーフレーム、
三菱に先んずること40余年、シリンダー直噴式燃料噴射等、
同時代のフェラーリやジャガー生産車など足元にも及ばない、
技術的にハイレベルな内容のガルウイング「300SL」が
クラシックカーオークションでは意外に相場が上がらないこと。

また直接若年層やレースファンに向け、
ダイレクトにスポーツ性をアピールする車種がないことなど含め、
フェラーリやレッドブル、マクラーレンなど他チームとは全くファン層が異なっています。

「オレ様」的言動のハミルトン、速いが印象の薄いロズベルグを揃えた
妙にクセのある?ドライバーラインアップも一因かもしれません。

現行ラインアップにもスポーツ性の高い車種はいろいろあれど、
F1で勝って売れ行きが伸びる性質のものには見えませんね。

AMGにしても、BMW MやアウディRSとどちらにするか迷うものではなく、
イメージ含めた指名買いでしょう。

唯一、メルセデスの活躍にファンが沸き立ったのは、
三つ巴(四つ巴)時代のDTMくらいではないでしょうか?


******************************************


歴史上、レースファンの目から見たメルセデスベンツの存在は

「負けることは許されない」とばかり、
ライバルを完膚なきまでに叩きのめし、レースをつまらなくする張本人。
”憎まれ役”に近いように思います。

ナチス時代や、戦後の50年代、撤退するまでの無敵ぶり。
メルセデスが撤退していなかったら、フェラーリやジャガー、ポルシェなどの名声も
今とは変わっていたことでしょう。。。

もっともメルセデスの肩をもてば、
精鋭部隊が目標を漏れなく遂行しただけ、
他チームが勝手に負けただけ
(!)のことで、
常勝時代の北の湖同様(笑)、当事者には当たり前のことなのでしょうね。

フェラーリはじめ、他チームにはぜひとも実力でメルセデスを打ち破ってほしいところです。


******************************************


本記事の趣旨とは少し異なりますが、こんな記事がありました。
http://www.topnews.jp/2016/04/14/news/f1/137749.html

「メルセデスはエンジンサプライヤーに戻るべきだとジャッキー・スチュワート」

マクラーレンとの不協和音もあって、単独チーム参戦となったようですが、
(渡りに船のブラウンGP(旧第三期ホンダF1チーム)買収)
このままチームとして勝ち続けても、パワーユニット技術の向上を除いては、
同社にとって今以上に得られるものは無いような気がしますね。

歴史上、忘れられた場面で登場し、
都度「俺たちが本気でやればこんなものよ」
と実力を見せつけて去っていくのはある意味クールでもあります。


******************************************


現行パワーユニットをたたえるブログを書いたばかりで、
それも同社の技術力無しに今のハイレベルに到達することはなかったと思いますし、
決してアンチメルセデスのつもりはありませんが、
メルセデスAMGの撤退(パワーユニット供給者への転身)が(あれば)
結果としてF1を盛りたてることになるようにも思います。


心あるメルセデス ファンの方の熱い反論を心よりお待ちしております(笑)


冒頭の写真は、メルセデスAMG公式ページから(無断で)お借りしました。
お目こぼしいただけると幸いです。
.
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Posted at 2016/04/15 00:06:31

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この記事へのコメント

2016年4月15日 10:10
全く同感です(*^^*)
コメントへの返答
2016年4月15日 10:48
一般的な、ある程度の「ミーハー度」を有するレースファンの本音、案外見かけないのでJ.スチュワートのコメント記事を機にまとめてみました。「イイね!」の伸びが速いのに内心驚いています。刺されないよう夜道はお気を付け下さい(笑)

メルセデスマニアの大反論をお待ちしているのですが…(笑)

地震の被害はありませんでしたでしょうか?
2016年4月15日 16:21
それ言っちゃぁ・・・(笑)

僕も白状すると、再デビューした頃のメルセデス AMGが抜かれたり、リタイアしたりするのを見るのは、何となくイヤじゃなかったんですけどね(ハッキリ言うと、拍手!!)。
ただ、スーパーGT(300)のメルセデスは何となく好きなんですけど。このあいだ勝ちましたが。

F1は、、、、、
ザウバー改Alfa Romeoにでも期待しますか(何を?)
コメントへの返答
2017年3月16日 21:11
・・・オシマイよ(笑)

メルセデス(やポルシェ)、北の湖(や朝青龍)と一緒で、勝ち方に愛想がなく。。。実際は周囲のレベルとの巡り合わせが要因なだけなんですが(笑)

アルファロメオ、アルフェッタ158/159の時代の凄さは見た目にも感じられるところですが、ブラバムと組んでの復帰以来のアウトデルタ時代は・・・やはり見た目に・・・感じられるものでしたね(失礼)

毒舌、とどまるところを知らず(笑)
今後も乞うご期待?
2016年4月15日 23:53
メルセデス復帰は車体はホンダだし、エンジンは英国イルモアだし、ドイツの技術じゃ無いでしょう。(≧∇≦)50年前からF1はイギリス自動車産業ですね(^O^)ライコネンとバトンには頑張って欲しい。m(_ _)m
コメントへの返答
2016年4月16日 1:04
コメントありがとうございます。

ブラウンGP初年度は実質ホンダでしたが、次年度(メルセデスGPを名乗る)以降はファクトリーの製造技術的には流れを汲めど別物ではないかという気がします。

Wikipediaによると、イルモアは以前メルセデス傘下でしたが、F1エンジン部門を独立させ、そちらはメルセデスの子会社となり、現在のメルセデスユニットの開発グループのようです。おっしゃるように車体同様英国の会社ですね。

おもしろいことにメルセデスと袂を別ったイルモア本体(上記会社の株をイリエンが一部保有するようですが)はルノーF1のエンジン開発を昨年来サポートしています。

トールマン→ベネトン→ルノー→ロータス→
ルノーだったり、
ティレル→BAR→ホンダ→ブラウンGP→メルセデスGP→メルセデスAMGだったりと、系譜が入り組んで、だんだんわかりにくくなっています。トールマンが頭の中になかなか浮かびませんでした(笑)

今週末の中国GP、ライコネンは調子を上げているようなので、あるいは久しぶりに勝ち名乗りを上げられるかも?楽しみですね♪
2016年4月17日 11:00
はじめてコメントお邪魔させて頂きます。言い得て妙と、痛快でしたので!

私もメルセデスに何の恨みも偏見もありませんが、成績優秀な優等生が運動会でも
ダントツの一位を取ってしまうような感じが、何というかやっかみというんでしょうか(苦笑)
同じくトヨタがF1参戦中にトヨタ車オーナーにも関わらず、心から応援できませんでした。
理由は多分同じだと思います(汗)

加えて各種の規制や複雑なルール、何よりも自動車の頂点であるはずの
カテゴリーが必ずしも最高スペックではないと言うこともありF1が
ニッチな矛盾だらけのスポーツカテゴリーになりつつありますねぇ。

少なくとも自分が求めているのは、技術力でジャイアントキリングを
成し遂げるような、「下町ロケット」的な痛快活劇です。昭和生まれなもので。



コメントへの返答
2016年4月17日 19:07
はじめまして。コメントありがとうございます。

自身もモヤモヤが晴れた気がしましたが、身もフタもない内容ですね。。。
自動車系メディアでは絶対書けないことだと思います(笑)

近々トヨタ系ネタも書こうかと思っておりますので乞うご期待!(笑)

エンジン形式や車体形状まで縛るようなくだらないレギュレーションだと自身は思うのですが、何のためかといえば「既存チームの優位を保つため」以外には考えにくいですね。

>技術力でジャイアントキリング
まさに同意いたします。
チャップマン時代のロータスがそれでしたね。
但し「下剋上」となるのは既存チームが一番嫌っていることなんですよ(笑)
レギュレーションをうまく使ったという意味で、ハースF1には痛快さを少々感じました。

”メルセデスファン”の反論を待っているんですが、あろうことかベンツオーナーからも「イイね!」がつく始末で、「おーい、誰かいないのか?!」…(笑)
2017年3月14日 0:16
こんばんは。
メルセデスが勝っても嬉しくないのとは少し違うコメントを書かせてもらいますw
わたしは、FIA含めて他チームもメルセデスに対して、あまりにも無抵抗なのが、楽しくないと観客に感じさせてしまっているのではと考えています。
というのも、RedBull独走時代は、何かというと禁止、禁止とアイデアのもぐらたたき状態で痛めつけられました。それでも、RedBullは次から次へと新しいギミックやアイデアで速さを維持して見ている側を楽しませてくれていました。
それに対して今のメルセデスは圧倒的なPUとマシンにクレームがどのチームからも出されず、タイヤの使い方も謎の占有テストが許されたり、明らかに何かの力を感じてしまいますw

というのも、メルセデスのフルワークスになってから聞かなくなったニュースがあるのです。それは株主総会でのF1撤退しろというモノ言う株主のニュースです。マクラーレンのエンジンサプライヤー時代は、チャンピオンになった年でさえ金の無駄だから撤退しろというニュースがありました。
そして、いまのPUのレギュ選定にメルセデスが深くかかわり、実はレギュレーションが決まるだいぶ前から開発に着手していたんだよねー、てへぺろってニュースも出てきたり。

これらをまとめると、F1撤退をチラつかせてF1村から出て行っちゃうよー詐欺でFIAと取引をして安定したポジションを得たんじゃないのかなーなんていうのはどうでしょうかw

でもまあ、灸太郎さんがブログに書いてる、シルバーアローは圧倒的な強さでレースをつまらなくするという所ですが、その方法が政治的で何が悪いというのもありますしね。そこを含めてレースなんだし。とも思いますが・・・やっぱり競争が見たいですよねー。
コメントへの返答
2017年3月16日 21:22
こんばんは。返信遅くなりすみませんでした。

おっしゃるように、メルセデスには技術レベルの高さと共に、高い政治力もあるように思います。

そうはいっても現在の独走態勢を築くまで5年間ほどは「幹部ばかり多くて迷走」と揶揄され、レッドブルの4年に亘る覇権を思えばまだ3年ですし、個人的にはシューミ全盛期の暗黒時代(笑)を思えばまだましかとも思います(レース展開がつまらないので最後まで起きて見ていられなかったので(笑))。

現行のF1、WECのパワーユニット、ホンダにせよトヨタにせよ、参戦を決定した時点では、先行する市販車で電動機+内燃機のハイブリッドはお手の物と自負していただけに、ここは得意分野で世界に目に物見せてやる!と、他チームの実力に対し高を括っていたことだったろうと想像します。

恐らくは今どきの先端技術は一つの社内で開発できるものではなく、例えばマクラーレン市販車のエンジンや駆動系を手掛けているといわれるリカルドのようなエンジニアリング会社やボッシュのようなサプライヤーの手助け、あるいはパテント供与などがあるのではないでしょうか。

タイヤテストといえば、昨シーズン中の新規格タイヤテストの機会をみすみす逃したマクラーレンの判断に疑問の声が各方面から上がっていましたが、あれほどの大所帯でなぜそのくらいのリソースを惜しむのか、ホンダだけでなくマクラーレンにも見通しの甘さが感じられますね。

そもそも現場責任者ブーリエの、まだ若いのにいかにもオッサン然とした風貌が、ほぼ同世代であろうホーナーやウォルフに対し、勝てそうに見えない、といってしまっては殆んど言いがかりですが(笑)

いうまでもなくF1マシンでのテストは制限がありますが、数年前には、フィオラーノで「変わった音がする」ラフェラーリが走っていた、などの情報があり、メルセデスも「F1のパワーユニットを流用した究極のスポーツカー」開発が伝えられる中、ホンダもプロトタイプのNSXでも使って「目いっぱい開発したら”たまたまF1のスペックのようになってしまった”究極のパワーユニット」なんかのテストでもしたらよかろうに、とよからぬことを考えたりもしています。まぁ何かはやってるでしょうが(根拠なし)。

プロフィール

「当方整備したXZ400、オーナーがヤフーオークション出品中。https://page.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/f1133385862
何シテル?   04/22 12:15
灸太郎くん(キュウタロクン)です。 職業・思想・信条・立場など違えど 共通の話題で交流できるのは良いですね。 記述は残ることを意識しています。 ...
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