A112ビアンキの作業してたら、まず、ステアリングラックガタガタ。
ラックの中のブッシュが粉々でラックを取り外し。
しかし、この車両は色々補強がしてあり、エンジンマウントを緩めてもラックが抜けてこない。
そればかりか、オイルパンの油温センサーがその補強にぶつかっている状態。
何とか表に取り出して分解し手見ると、粉々のブッシュ以外にも再度ロトのソケットがガタガタ。
これも新品に交換して組付け。
車高が低すぎてストロークも無いので、リアは新品を組んでノーマル戻し。
フロントは車高調整ストラットが付いているが、フルタップ部分のねじ山が15㎜も刺さっておらず、このまま走ったら危ない状態。
で、取り付け部分を作って溶接し5㎝程車高を上げられるようにし、前後バランスが取れるようにしました。
ショックは寸詰めされているのですが、調整は固着して動かず。
ピロアッパーも他車種の加工でピロのカラーがこれまた素敵。
シフトリンケージのブッシュも全滅していたので、テフロンで削り出し。
テフロンは固くてそのままではピボットが入らないし、ブッシュの中をボール状に削るのも手間なので、これを2分割にし、何とか取り付け。
多分下をぶつけたのか?シフトをかなり力んで入れているのか?曲がっているようでした。
先日納車したTE27のエアコンアイドルUPもエアを吸わせてやると、エンジン負圧そのものが発生しないほどの300度系の入カムでだめ。
そこでミニなどに使う物をブッシュくしたけれど、丁度マグネットの物があったのでこれを加工してソレックスキャブへ取り付け。
ウェーバーはスロットルシャフトの長さに余裕があるけれど、ソレックスはほぼない。
エンジンも電気系をフルトラへ変更し、メインジェットを大きくして、レーシングプラグを入れて8000回転まできっちりセットアップ。
エアコン入れて渋滞は知って水温も油温も問題なし。
納車して様子を聞くと、走りだして交差点でエンストする!との事。
キャブの方もプラグを見ると前2気筒が真っ黒だという。
この手のキャブは前後スロットルのストッパーとそれを左右合わせるネジが真ん中にある。
話を聞くとエンジンかけて水温メーターの針も動かない状態で走りだし、ご自分で回転を上げたいのでキャブの片側だけを開かせているようで、そりゃ2気筒だけ黒いはずだわ😿
更に、アイドリングでかぶるからメインジェットが濃すぎると言われる、
慣らし中で4000以下でかぶるって無いし、その回転域はメインもエアのそっくり抜き取っても関係ない。
それを知らないまま、今度はメインジェットが大きすぎるんじゃないかと。
いやいや、このエンジンは2TGですが、そのキャブのデーターでは全く違いますよ!
3Tクランクにボアアップで2100㏄近いし、キャブも40φではなく44ファイですよ!って言いたかったけど、面倒なので自分でいじっていじくり倒してくださいと言ってあげたい気分。
Posted at 2020/06/05 18:27:39 | |
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