
物を大事に永く使う。
日本人の ”もったいない精神” 、良いと思います。
出来るコトなら、天寿を全うするまで使ってあげるのが 「愛」。
購入して8年、私のケータイが折れたのは約1ケ月ほど前。
ぐ、遂に限界か?
いや、まだイケる。
もったいない、もったいない…
おや、割れ目から何か出てきた。
でも、ちゃんと使える。
使うにはコツが要る。
まるで旧車を始動するが如き「儀式」を経て、メールを打つ私。
そして、ご臨終。
う~、ヤバイ!
「バックアップ」なる素敵な措置など私が施してる筈も無く、焦る。
auショップへ、レッツラゴ~ッ!
よし、機は熟した。
時代は 「スマホ」 だ。(と聴く)
僅かな作動音とともに自動ドアが開くと同時に手空きの店員さんをロックオン、
最短距離で接近。
店員さんもコチラの並々ならぬ決意を感じ取ったか、凝視! さすがプロ。
よーし、意思の疎通は既にクリア、ミサイル発射っ!
「 す、すっ、すまほ 下さいなっ!」
店員 「 よろこんでっ!」
数機種の特徴を流暢にプレゼンするその姿勢、感謝。
だが実は、このXデーの為の事前調査は完了している。 ふっふっふっ (ニヤリ)
四機種目の説明を始めようとした店員さんの言葉を遮るように、きり出す私。
「ありがとう。 ひと目見て気に入ったコレにしよう。」
指差す先には、i Phone 4S。
私はマック信者ではない。
どちらかと云えばモスが好み。
手と口がネチョネチョになるのは、美味しい代償。
ともあれ、アンドロイドと iPhone の機能の違いなど全く解からない。 無知。
ただ視て・触って、その絶妙なサイズと形が感性に合致する。
料金プランの説明に入った店員さんが PC画面の私の使用履歴データを凝視。
そして、沈黙の数十秒。
「お客様、ケータイで ezウェブやPCサイトをご覧になる事は?」
私 「 いえ、全く! 興味ありませんな(キッパリ)。 はっはっはっ 」
「 … 。 」
奥で店員さん達の密談が終了、ネクタイを締め直した担当さんが意を決し、毅然とした態度で私に告げる。
「お客様の現在の使用状況は、毎月1,980円。 基本料金のまま、上限に達してません。 スマホにすると一気に5千円以上高くなります。 今までと変らぬ使用環境ならば、スマホはもったいないかと思われます。」
私 「 … 。 」
春の香りが頬を撫でる帰り道、小鳥のさえずりが清々しい。
もちろん、手には機種変無料のケータイ入り紙袋。
店員は、お年寄り向けのカンタンケータイを薦めてきたが、それは既に仕事用に持っている。
全く同じ老人ケータイを2台持つというウケ狙いに奔ろうとする私に、もう一人の私が 「 眼を覚ませ! 俺!」 と忠告し、事無きを得る。
ニッポンの商売の仕方も変わったものだ… グローバル化ってやつか?
更に基本使用料を下げてもらったのは云うまでも無い。
センチメンタル風味で帰宅すると、鰤が居た。
はるばる九州からやってきたか。
シーズン最終盤、名残りの使者。
大海原から九州~神戸、長旅で疲れただろう?
いま、楽にしてあげるよ。
この時季のお楽しみはナンと言っても 「真子」。
栄養が全て卵巣にまわるので、身脂は薄くなり風味も落ちる。
だが、真子の旨さは格別。
筍・ワカメ・ふき と炊合せ、木の芽をあしらえば春満開!
いつものように、ご近所さんで人だかり。
解体ショーはチビッコ達にも人気のアトラクションだ。
「 これ、エラで遊ぶんじゃない。」
「 えーい、ABARTHにブリの頭を乗せるんぢゃない! 血が滴ってるだろー 」
そんなこんなも、いつもの情景。
夜はこのまま、ご近所さんで宴会だ。
1本の鰤が様々に調理され、春の食卓を彩る、焼酎が進む!
春夏秋冬、季節の魚と野菜で交流できる日本の風習。
受け継いで、残していきたい 心のふれあい。
そうさ。
スマホじゃなくてもいいじゃないか。
「ケータイ」 という日本の風習を次世代に伝える ”伝承者” として、選ばれし者の誇りを持って歩いて行こう。
ABARTHも何故かパワーアップして復活。
新年度の慌ただしさも若干落ち着きつつある。
数週間徘徊できなかった みんカラも、これから楽しみ。
季節の移ろいは早い。
春から初夏へ、また太陽のシーズンがやって来る。
さぁ、ケータイ持って遊びに行こう!
皆様、今年度もどうぞ宜しくお願い申し上げます!
Posted at 2012/04/22 05:55:07 | |
トラックバック(0) | 日記