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2012年07月07日
欲望の荒野に銃声は疾る
私は ガンマン。
硝煙の匂いと、悲鳴にも似た排莢の音色に包まれ、生き延びてきた。
己以外、信じられるモノは無く、「安息の日々」を夢見るコトも 既に無い。
※ 一部、過激な内容・表現が含まれます。 女性及び 未成年の方の閲覧は御遠慮下さい。
「 COLT PYTHON 」
若く、蒼く、猛り狂う青春時代の相棒。
その洗練された外観・ベンチレーテッドリブが若僧には不釣合いだった事は、認めざるを得ない。
装填される .357 Magnum弾にも、当初手を焼いたものだ。
来る日も来る日も、私は射撃の腕を磨く日々。
コレの6連射マスターを成してはじめて 「男」 として認められる、ガンマンの世界。
そしてその日はやって来る。 荒野の決闘、初めての実戦。
この日のために、生き抜く為に修練を積んだ。
心臓の鼓動が全身を支配する… 武者震いを止められない。
しかし、ガンマンの修羅の世界では、誰もが必ず通る道。
機は、熟した…
刹那、カン高い銃声と共に早撃ち連射。
弾は撃ち尽くしたというのに、私は銃爪を弾き続ける。
相手は崩れ落ち… しかし同時に私も傷を負う。 ココロに、深い傷を。
「 STURM RUGER BLACKHAWK 」
敢えて、の シングルアクション。
もちろん、速射・連射は精神と肉体を酷使する。 しかし望むトコロ。
心の傷を癒すのは、クスリではない。
ひたすら鍛錬を重ねる事でのみ、それは成し得る。
幾多の実戦・修業を経て、確かな技術と強靭な精神、驚異の回復力を身に付けつつあった私は、
更なるステージへ向かうべく、この「41口径」に別れを告げる。
「
S&W M29
」
云わずと知れた、.44 Magnum。 猛獣すら その照星の先に見据える、至高の大型銃。
ハリー ・ スコッチ ・ 中川巡査、御用達。
この銃を手にしてから、私の射撃哲学に変化が現れる。
「 中口径弾を複数撃ち込み、段階的に相手の戦力を削ぎ落とし、破壊する。」 という戦術から、
「 破壊力抜群の大口径、渾身の ”一撃” で急所を確実に撃ち抜く。」 への、自身の変革。
云うほど た易いコトでは無い。
相手の弾幕に晒されながら、致命の間合いまで引き付け放つ その一撃。 精神力がすべて。
習得したあかつきに、私は言うだろう。
「 早撃ちなんざ、ガンマンの恥さ… 」
その後、十数年。
何人の尊い命をこの手に掛けてきたコトだろう。
「洗練」の域に達しつつあった 44口径、 私は静かに机に置いた。
「 LUGER P08 」
”懐古” と笑うがいい。 9mmパラベラム弾の威力は、.44Magnum弾と較べるべくも無い。
トグルアクション機構も ストライカー式の撃発も、時代遅れ。
連射など、至難の業。
しかし 「美学」 がある。
相手を撃ち抜く事のみが全ての筈のガンマンとして、芽生えつつあった「負の芸術」への渇望。
たとえ致命弾頭でなくとも、特殊な機構 ・ 唯一無二の排莢 ・ マニアック極まる動き・ アカデミックなシルエット ・ 悲しみを携えた歴史…
その全てを駆使して相手を幻惑し放たれる その一撃に、たぎる血潮を感じ取ることは、無い。
ただ、愚かしくも儚い 「美学」 がソコに在るのみ。
複雑な構造 ・動作ゆえ、故障も多い。 メンテナンスを欠く事は、自らの「敗北」を意味する。
疾風の如き早業でホルスターから抜くも、不発。
ガンマンとして最も恥ずべき事象。 ココロに残る傷。
だが、既に よくアルことだ…
再コッキング不可のため、トグルを曳いて不発弾を排莢する際に漂う、虚無感…
これを 「老い」 と呼ぶなら、受け入れるべきなのだろうか。
だが そんな私、ガンマンであり続けようとする自分が、何故か愛しい。
さらに時を重ね、やがて、禁断の、「究極」へ…
「 TAURUS RAGING BULL 」
.500 S&W Magnum弾 5発を装填する ”最強”。
ハンドガンと呼ぶには余りに無秩序な その破壊力は、44口径の3倍!
常人が手懐けるコトは不可、手練れのガンマンでさえ射撃後の痺れは数時間に及ぶ。
連射に至っては、数日間の痛みを覚悟せねばならぬ。
何故、余生を過ごすべきガンマンが この「猛牛」を手に取らねばならなかったのか…
”きっかけ”
は確かにあった。
ガンマン仲間の何気ない会話に私が反応したのも無理はない。
ガンマン人生を ”漢” として締め括るべく、夢とロマンに駆り立てられたからに他ならない。
「液体の流れをスムーズにする」 という謳い文句、真実か否かは 己のカラダで実証するのみ。
機械にも人体にも効果アリと云うなら、これ程うってつけの実験は他に無い。
「回復力アップ」 も見込めるのか !?
これは ドーピングに分類されるのか?
いや、元々 人間が持っている力を「引き出す」というのであれば、むしろ 北〇神拳に近い。
なるほど…
かつて ラオウは云った、「 我が生涯に一片の悔い無し!」 と。
RAGING BULLを連射するだけの パワー ・ タフネス ・ スタミナが甦るのであれば、
そこに 「後悔」 など微塵も存在しない!
果てに在るのは 「恍惚」 と 「達成感」。 そして最期に「残心」だけが漂うであろう…
天狗の褌(ふんどし)、私の正装だ。
その正面に貼り付ける。
おぉ、何やら 「血」 の流れを感じる! ( 気がする )
全身(特に下の方)に 「力」 がみなぎる! ( 気がする )
既に装填は完了、猛牛Magnumは臨戦態勢。
対峙するは異国の最強戦士、相手にとって不足無し!
5発全弾 撃ち尽くした果てに待つのが ”破滅” であったとしても、構わない。
一命を取り留めても ”デスラーの顔色” に変貌を遂げるのは必至、だが後悔はしない!
究極の人体実験。 さぁ、幕は上がった。 パーティタイムの始まりだ!
おおぉ…
おおおぉっ!
おおおおおぉーーっ !!
………
私はガンマン。
今夜も、 欲望の荒野に 銃声は疾る。
Posted at 2012/07/07 17:58:49 |
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