今日はアイドリングストップ機能について。
かなり前から路線バスなどで利用されてきた機能で、その名の通り
アイドリング状態になると自動的にエンジンがストップするもの。
マツダのi-Stopは良く聞くけど、その後普通乗用車にも設定され始めて今では各社色々な名前で提供されている。
BMWでは「エンジン・オート・スタート/ストップ機能」という名前で提供中。
なんて安直な…。まんまじゃん。
ちなみに他のメーカーは、というと…。
~〜調べ中~~
SUBARU → アイドリングストップシステム
NISSAN → アイドリングストップ
SUZUKI → アイドリングストップ(IDLING STOP)
Audi → スタートストップシステム
Volkswagen → Start/Stop システム
Mercedes → Eco スタートストップ機能
おぅ、マツダ以外普通じゃん…。
逆に名前が分かりにくいと「あれ、このメーカーのクルマはアイドリングストップついてないんだ。じゃあいいや。他のメーカーにしよっと」みたいな事になるかもしれないし、そういうものなのかな。
さて、本題の120i(カピバラさん)のアイドリングストップ…もといエンジン・オート・スタート/ストップ機能はというと、こんな特色がある。
(他社のはほとんど体験した事無いので素人ですが…。)
1.多少エンジン再始動でギクシャクする
2.燃費には確かにいい
3.寒い日は作動しない
4.エンジン始動直後は作動しない(エンジンが温まってないから?)
5.手動でアイドリングを開始するには、ハンドル操作、シフト操作、ブレーキ操作、アクセル操作のいずれか
6.一旦解除されるとある程度(距離?速度?)走らないと作動しない
7.機能をキャンセルする事も可(ただし乗るたびに設定がリセットされる)
「1.多少エンジン再始動でギクシャクする」
スタートボタンを押してエンジンをかける際と同じ振動が停止の度に味わえます。
これはネットで試乗された方々の評価でも良く見かけますが、自分も全く同じでちょっと振動が大きいと感じる。
このギクシャクは人によっては許容出来ないレベルとも取れるのでみんなにお勧めは出来ないかな。
これも出始めで過渡期の機能だからだと思うので、あと数年すると更に洗練されているんだろうなー。
「2.燃費には確かにいい」
通常信号待ちで停車している際もエンジンが回転し続けてるから燃費は悪化する一方だけど、これがあると全く悪化しない。
燃費計で見ると明らかで、利用してない時はみるみるうちに数値が下がっていくけど、利用している時は全く下がらない。
各社こぞって採用するだけあるね、これ。
ちなみに信号待ちしている時はこんな感じで「Ready」状態になって、エンジン音が全く聞こえなくなる。

運転者が音でクルマが停車(≠エンジンのみ停止)してるのかアイドリングストップ状態なのか分からないから、「Ready」を作ったんだね。
信号待ちで他車のエンジン音とかが聞こえてくるのは意外と新鮮な感じ。
エンジン再始動にもガソリンは消費するようで、停車時間が短いと逆にアイドリングストップした方が燃費が悪化するという逆転現象も起きてしまう。
「エンジン再始動時にかかる燃料と、5秒間エンジンを停止することで節約される燃料の量がほぼ等しいので、5秒以上停車する場合は、アイドリング・ストップした方が燃料消費が少なくなると試算されている」(wikipedia「アイドリングストップ」より)
wikipediaによると5秒以上停車するとメリットが享受出来るようである。
(車種によっても多少差異がありそうだけどね)
信号待ちは大抵5秒以上の停止があるのでメリットがありそうだし、信号の多い都市部ではいいかもしれない。
燃費計を見てて「走行の中で一番ガソリンを消費するのは発進時」と感じてて、5秒未満のストップ&ゴーが続くとアイドリングストップが効力をなさない事と相まって燃費が酷い事になりそう。
「渋滞で少し進んでは止まって、また進んで」という状況がこの最たるケースで、アイドリングストップを利用するしないに関わらず燃費は悪化しそうだね。
前車でも渋滞にはまると燃費が酷い事になってたから体感とも合致するかな。
それでも前車のゴルフGTIよりは燃費が2~3km/l程度はいいと思う。
これには8ATも大きく影響していると思う。
ちなみに今の所、
燃費としては街乗りで11〜13km/l、高速で13〜16km/l程度で結構優秀。
慣らしの3000回転縛りを止めると多少悪化する気はするけど…。
まあ、今だけですけどね。こんなにいいのは!
だって早く走りたいんだもん!
「3.寒い日は作動しない」
「4.エンジン始動直後は作動しない(エンジンが温まってないから?)」
最近寒い中で乗る機会が何度かあって、120iのアイドリングストップの傾向が見えて来た。
警告ランプが付く4℃以下だとアイドリングストップを有効にしてもほとんど作動しない。あと乗り始めでエンジンが暖まってない時。
ただでさえ寒い時は燃費が悪くなる傾向にあるのにせっかくのアイドリングストップが効かなくて悲しい気持ちになる。
まあクルマは楽しんでナンボと思っているので、燃費が多少悪くなるのはしょうがないけどね。
結構前の試乗の際に説明で、「夏場にエアコンをガンガン効かせてるとバッテリーに大きな負荷がかかって作動しない」っていう話も聞いた。
まあ、極端に寒い場合や暑い場合にはクルマも苦しんでるって事かな。
「5.手動でアイドリングを開始するには、ハンドル操作、シフト操作、ブレーキ操作、アクセル操作のいずれか」
「6.一旦解除されるとある程度(距離?速度?)走らないと作動しない」
自分は発進直前に、ブレーキを踏んだアクセルを軽く踏む事でエンジンが再始動させるようにしてる。
信号の右折待ちとかすぐに発進したい場合にはこれをやってる。
再始動にそんなに時間がかかる訳ではないけど、心の安心の為。
渋滞でほんの数メートル走ってまた停止という場合に、作動しないのがちょっと残念。
手動でストップ出来たらいいのに。
「7.機能をキャンセルする事も可(ただし乗るたびに設定がリセットされる)」
この機能がある事で、走ってる際に「止まってからすぐ発進するかどうか」をよく考えるようになった。
しばらく停車しそうな場合にはいいけど、そうじゃない場合には作動しないように色々小細工をしたり…。
キャンセルするにも毎回設定し直しだから、結局作動させたまま乗ってる。