今回は、地元では「名無し」とか「小屋」とか言われているラーメン店(@横浜 鶴見市場)へ、実に久々の訪問。
10:30到着。箱根駅伝「花の二区」中継所にほど近い立地にありながら、外観は相変わらずボロい。やはり見た目は「小屋」だ(笑)
傍目には 何屋か全く 分からない。
(とても「第一京浜」沿いの好立地に在るとは思えない・・・)
後述するガラスの引き戸の怪しげな「張り紙」と相まって、店の外観からはコアなラーメン愛好家でも 足早に素通りしたくなるような、とても入り難い異常なオーラが漂っている。
暖簾も無いし、客もいないので、開店しているかどうかさえ分からない(>_<)
引き戸の隙間が空いていたので、覚悟を決めて覗いてみると、「いらっしゃいませ。」と、白髪のお年を召した店主。
その店主からも、得体の知れないオーラが発せられておる。
店主は私が写真撮っていたのを見て不審に思っていたのだろうが、店に入るなり「宣伝になるのだったら、何でも撮ってもいいですよ。」とのこと。早速店内を撮影させて頂く。
相変わらず、お世辞にも綺麗と言えない店内。
柔和な印象の店主とは対照的に、所狭しと殴り書きの「名言」が更に訪問者に追い打ちをかける(爆)
孝行を したく無くても 親は居る
張り方さながら、紙の切り方もダイナミックである(笑)
忘年会 調子に乗って 送別会
私も一句、
僕のコト 言われたみたいで チト辛い・・・@牡蠣小屋、字余りwww
下の『× × ×』は何だろう??? 暗号か??非常に怪しい。シュールすぎる!
親を見りゃ 俺のショーライ 知れた物者
物⇒者が笑える。「将来」は、漢字忘れたので「ショーライ」と推定(爆)
やはり五・七・五なのね。
そして、「ペレ」のサイン(笑)
店主「どうしてこんな店に来たのですか?」
シトロ麺(以下「シ」)「ラ、ラーメン好きで、いろいろ食べ歩きしているもので・・・」
店主「へぇー、まるでラーメン評論家みたいですねぇ。」
シ「はぁ(^^;」
テープの貼り方が実に甘い「メニュー」を見て、「ラーメン500円」を注文する。(因みに、消費税増税前は450円であった。)
(ご参考:前回訪問時「グランドメニュー」。コッチの方がおどろおどろしくて、良かったなぁ(笑))
解説:棒線で消された「わんたん麺」は、当初店主が「わんたん」と書いたものの、麺無しの雲吞と間違われた。そこで、「わんたん」の下に「麺」と書こうとしたが、書き間違えてしまい、再度「麺」と書こうとしたが、とうとう漢字が分からなくなり、ひらがなで「めん」と書き直したものと思われる(爆)
後で気づいた。他にもメニュー貼っていたのね(^^;
小奇麗なパウチに記載のメニューは、店にはそのような機械は絶対に使用しない(出来ない)と思うので、常連さんが作成してくれたものだと推定。
おしながき 店主が書く筈 絶対無いし・・・此れも字余り(^^;
そー言えば、前回の訪問時はスペシャルメニュー的扱いとして「チャシュー1500」の張り紙など有ったが、1500円から半額の750円に変更、そしてとうとう無くなったようだ。
チャシュー麺 個人的には チト残麺・・・此れまた字余り(>_<)
(コレが当時の「チャシュー1500」!!)
シ「大将、チャーシュー麺、何でやめちゃったの?」
店主「チャーシュー麺は750円で高いと思ったのでねぇ(ボソボソ)・・・」
えっ、前は1500円という、強気の値段だったのにぃ???
注文後、店主が何故か麺二玉くらい茹で始めると同時に、チャーシューとか卵とかワカメが一緒に入った鍋から無造作にそれらを取り出し、ワカメを刻み始めた。
チャーシューと卵とワカメを一緒の鍋で煮るなんて、こんな製法初めて見た。
「秘伝のタレ」はカウンター上の丼に注がれているコレ(^^;「衛生上、本当に大丈夫なのか。。。」と、更に訪問者のハードルを上げる!
この「小屋」の コレが秘伝の タレなのだ!!
待ち時間 調理の間に 水を飲む
水はセルフで必ずコレを用いなければならない。
「ワンカップ大関」の空きビン(笑)。店の主人が使用したビンをリユースと推定。ここで、またまた訪問者のハードルを跳ね上げる(爆)
ワンカップ 此れでおひやは 堪忍よ・・・駄作(>_<)
出てきたラーメンは、見た目がとても凄く雑だ!!
スープに湯切りした麺を放り、具を一掴みに「えいっ」て、投げ入れた感じである。麺もスープからはみ出ておる。
この店には、「盛り付け」とか「トッピング」という言葉は全く存在しないのである(笑)
タレの管理もそうだけど、相当の常連じゃない限り、ここのラーメンを食べるには、やはり相当の覚悟と勇気と度胸が必要だ。ラーメンファイナリストの為の決勝ラーメン(爆)
先ずはスープを一口、「あれっ、美味いぞ!」
あっさりとした豚骨ベースに生姜の効いた醤油で、塩加減とかも良いぞ。この空間で店主と対峙して食する みょーな緊張感からなのか、麺の太さや硬さ、スープに何を使っている云々は、もはや要しない。店や店主から発せられる絶対的なオーラがそうさせないのだ!
いや、違う。これは「ラーメン」という物体を介して、幾つもの難関を越えてきた「物」もとい「者」のみが賞味出来る、「味」をはるかに超越した「勝利の喜び」なのである!!
シ「美味しゅう御座います。」
店主「有難うございます。」
ここで、私は前回訪問時からずーっと疑問になっていた件について、いろいろと質問してみた。
シ「大将、このお店の本名は何ですか?」
店主「ない!」(えっ!)
シ「営業されてから何年になるのですか?」
店主「今年の夏で40年になります。」(確かに張り紙あった(^^;)
ラーメンや しぶとくしぶとく 四十年
シ「営業当初から名前はなかったのですか?」
店主「あった。」(えっ!)
シ「い、いつまで!」
店主「開店してから5年目まで。それまでは店のテント(庇と推定)に名前が書いてあったのですが、台風で壊れてしまい、テント取り換える際にテント屋から一文字幾らとか掛るとか言われたので、やめた。」
シ「そ、それで、その元の店の名は?」
店主「・・・(暫く沈黙の後) 『ラーメン屋』」
シ「( 〇□〇」
続けて、核心の件を切り出す。
(これが前回訪問時に貼っていたもの)
(そしてこれが今回。長年使用されているようであるが、掲示されている場所に変化があった・・・)
シ「「30以上 セーラー服 着用 只」って張り紙有るけど、今までセーラー服着て食べに来た人何人くらいいるのですか?」
店主「うーん、最近は二人くらいかなぁ。」(ホントにいるんだ・・・)
店主「最近は普通の人はあまりいないけど、芸人だったらハリ〇ンボンとかセーラー服で来たよ。・・・暫く続く」(知らなんだ。)
シ「へぇー、凄いすねー!でもその頃「はる〇」って30になってなかったよ。」
店主「いいの。歳確かめないし、そう見えればいいの。」(どうやら見た目で良いとのこと。)
店主には 卓造四十に おもひけり
今度は逆に店主から私に質問された。
店主「お客さん、ラーメン食べ歩きてしていると言ってたけど、どんなトコに行くの?」
シ「北は旭川から南は久留米までかなぁ。」
店主「ホントにラーメン好きなんだねえ。ところで、今まで行ったラーメン屋で一番変わった店って何処かねえ?」
シ「(「当然、アンタの店しかないだろ‼」と、心の中で叫びつつ) 厚木にある、ら、らーめん研究所かなぁ。」
店主「ら、ラーメン研究所???で、そっ、それってどんな店なんだい?」
シ「タレが塩・醤油・濃口醤油の3種類あって、スープが6種類あって、麺も6種類あって、組み合わせが・・・暫く続く」
店主「ひぇーっ。その研究所やらとは、やはり、研究員が白衣を着てフラスコとか持って作るのかねえ?」
シ「私も当初そう思ったのだけど、行ってみたら外観は大将の店と変わらなかったし・・・暫く続く」
(本日の訪問店)
(ご参考:某「研究所」、左程変わらぬ(笑))
気が付けば 店主とラーメン以外にも 30(分)くらい しゃべってた(笑)
外の掲示物の写真撮影許可を貰い、
酒は二十歳を シャブは百を 過ぎてから・・・これまたシュール。。。
ここまで来ると理解不能・・・
誕生日 前回よりも 値上がりだ 残念ながら きのうあす無し
(今回訪問時)
(ご参考:前回訪問時)
しかしながら、前回にはなかった新たなサービス開始!でも、終了時間がわからんwww
レー点で 十二歳まで 只に成る 上がりの時間 主のみ知る
えっ!!更に以前はなかったコチラのサービス。(見えにくいですが・・・)
「花嫁衣装で来店 只 只 只」!!
シ「大将、花嫁衣装で来店した人いるの?」
店主「未だいないよ。」
(運)さん、今がチャンスです!20代でも男性でも「只 只 只」なのです。今急げば、日本初になれますよ!!
おしまい。
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鶴見のラーメン屋「小屋」へ(・∀・) カテゴリ:その他(カテゴリ未設定) 2015/11/03 18:43:37 |
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