毘沙門 天のブログ一覧

毘が鉄仮面に引導を渡したのち、親父が購入した車が中古の三菱ギャランVR4だ。
スタイリングは可もなく不可もなく（あくまで毘にとってです）、なんとなくBMWっぽいなと感じた。
それよりも何よりも、ギャランはMTだったのがとても興奮した。

しかしながら、未熟な毘はまたもや引導を渡す。
深夜の榛名の登りである。

師匠の言葉を思い出す...
「普通は自分の能力の80%位から徐々に引き上げて限界を探るもんや。
毘君はいきなり100%近くでいこうとするのがアカン」

親父の怒りを押し込んだ、呆れたような顔は今でも印象に残っている。

ドッカンターボでパワフルな面白い車だった。

父親が日産プリンスの社員だった。
そして我が家のマイカーはスカイラインだった。
4人家族だから、フォードアでホワイト5MTのグリル在りの前期型DR30だった。
しかし、おふくろがMTを運転できず（当時はオートマ限定などないのにも関わらず）に父親が代わりにと買い替えたのがDR30後期型、通称鉄仮面のAT車だった。
ATを優先するあまり、なんとツードアだった。
でも、それがとても格好良くて、乗り降りが不便と感じる事も狭いと思うこともなかった。
この鉄仮面との出会いが、カーライフの始まりだったといっていいだろう。

どうしても自分で運転したくて、免許を取るまで絶対に売らないでと、親父に念を押し続けた。

時を経て、免許を取得し、念願の鉄仮面でドライブが出来るようになった。

ほどなく師匠に出会い、ドライビングのイロハを教わった。

しかし、その3年後単独スピンをして廃車に追い込んでしまった。
未熟な自分の運転を呪った。

「中古は嫌よ」

「と、言うかポルシェが嫌」

身も蓋もあったもんぢゃない。
これに対抗する手段が思い当たらない。
「中古のブランドバックを買うみたい」とまで言われた。
かみさんにとって、中古のポルシェを買うことは、中古のヴィトンのバックを買う感覚らしい。

そりゃ新車のPORSCHE欲しいさ。



911が嫉妬する、このキャッチコピーはNEW PANAMERAは伊達じゃない！



どうやってかみさんを説得するか...

ヨーロッパのメーカーってイメージビデオを作るのが上手いな。
車文化の歴史の違いだろうか

たっくんが誕生し、かみさんが保育園の送り迎えと通勤に使用するのを目的に購入しました。かみさんのよき練習台となってくれました。街で見かけることは少なくなりましたが、このモデルが今でもベストだと思っています。

今年はいい花をつけた。
酒好きの毘にとっては自宅でビールをかっくらいながら花見を出来るほど幸せな事はない。