2005年10月02日
芸術の秋
昨夜は落語を鑑賞して参りました
くるしうない
かくのごとき江戸町民の下世話な芸能
やんさまには相応しくないのでは?
とお思ひでせう
ごもっともです
されど
たまには下々の楽しみにも触れておかぬと
衆生の気持ちがわからぬやうになりてしまひますので
ときどきお忍びで出かけます
(烏帽子は小さめにします
牛車も黒塗りです)
実は牛さんの趣味なのです
笑牛病の治療・リハビリにもなると
医者どのに伺ふてゐます
客席の中ほどに足を組んで座り
「モハハ」と笑う牛さんの姿は
かなり注目を集めて居りました
昨夜のお目当ては
皆さまお馴染みの立川志の輔
相変はらず面白ひ
油が乗りております
今
お金を払ひても聴きに参りたき噺家を
評価の高い順に挙げるならば
立川談志
立川志の輔
春風亭小朝、
柳家花緑
春風亭昇太
といふことになるでせうか
特に昭和後期から平成にかけての大名人と
わらはが高く評価する立川談志は
もはやさほど長くないと思はれますので
生で聴く機会がありましたら
是非お聞きになりておくのがよろしいかと存じます
はらわたをむんずと掴まれて揺さぶられるやうな
すごい芸です
(日によりて出来不出来の差が激しいのですが
これは名人ゆえ
いたしかたなきところです
公演に30分以上遅刻してくるのは
ザラですが
これも名人ゆえ
いたしかたなきところです
されくらいのことでお怒りになられては
談志の芸に触れることはできませぬ)
Posted at 2005/10/02 14:29:14 | |
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