2005年12月04日
スポーツ中継が観たくてテレビを点ける
残念なのは民放の実況アナの質の悪さ
しゃべり過ぎ(も少し黙ってたもれ)
興奮し過ぎ(終始、怒鳴ってゐる)
煽り過ぎ(演出過剰)
感動を生むのはそなたのおしゃべりではない
そなたは目の前に起こってゐることを
冷静に伝へれば可いのぢゃ
怒鳴り声、叫び声を聞き続けることが
どれだけ人を疲れさせることか
(音量の問題ではないゾ)
済んだ出来事をやたらと録画で
繰り返して流されるのにも閉口する
昨日のホームランや前打席のホームランなど
だうでもよいのだ
目の前で起こってゐることが重要なのだ
選手が出番を待つ間
その表情や仕草など
放送する人間にとっては
つまらぬことなのかも知れぬ
されど
その競技を楽しんで観てゐる者にとって
そうした選手の有り様を観察することも
楽しみのひとつであり
実は競技の内容とも切り離せない
むしろ昨日や先刻の映像を挿入されて
興味を中断させられるほうが迷惑なのぢゃ
大相撲の中国巡業が行はれたとき
力士が立ち合ひ前に
何度も仕切りを繰り返すことが
退屈ぢゃし、時間の無駄ぢゃと
現地の人間の一部には不評ぢゃったらしい
仕切りを繰り返すうちに
力士の肌がだんだん赤味を帯び
気持ちが高まっていく様子
その高揚感を共有できなければ
相撲を楽しむことなどできぬのであり
上記のやうな意見は一顧だに値しない
(「間(ま)」を楽しめない者に
相撲がわかるはずがないのぢゃ)
されど民放がやってゐるのは
言ふてみればかうした
そのものの楽しみ方を知らない
感覚の麻痺した衆愚への迎合なのぢゃ
ひたすら低俗化の道を歩んでゐる
(ゴ苦労ナコトヂャ)
また
怪我をした選手や
家族に病人がゐる選手の事を嗅ぎつけると
やたらとその点を取り上げ
お涙頂戴のメロドラマに仕立て上げるのも
民放のスポーツ中継の臭いところ
事実だけを伝へれば可いのぢゃ
それから
スポーツ中継になると
CMに入る前にいつもいつも同じ音楽
(サウンドステッカーといふの?)
を流すのもやめて欲しいな~
販売目的の音楽なら
まるでサブリミナルみたいで
不快この上ない
さうした不満解消の試みとして
今回
『プロヂェクトX』のナレーター
田口トモロヲ氏に
実況してもらふことにした
「(ピッチャー)井川
投げた
(バッター)今江
打った
・・・
入った
バレンタイン監督
言った言葉がある
イチバンデスネ 」
ちょと実況は無理か・・・
Posted at 2005/12/04 15:21:47 | |
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