2005年10月08日
本日は二十四節気のひとつ「寒露」
暦の上では今日から晩秋
草葉に結ぶ露も冷ゆる季節
といふことですね
秋の長雨がそろそろ終わり
蟋蟀がそろそろ鳴きやみ
菊の花がそろそろ咲き出す
などの目安となる節気です
されにしては
今日の東京は少々蒸しましたな
ここしばらく
暖かいやうな寒いやうな微妙な陽気が続いてゐるため
体調を崩しておられる方もいらっしゃいます
皆さまご自愛くだされ
されどわらは
この時期なんとのうだるう感じるのは
それはそれで正しき身体の反応なのではないか
と考へております
環境の変化が起きると
身体は「用心しなされ」といふアラームモードに入ります
さうして
身の回りで何が起こってゐるかを
身体中のセンサーを駆使してサーチするわけですが
その結果、集計されたデータが
これまでの春から夏にかけての生活習慣パターンを
逸脱するものであるとき
身体はホメオスターシスの古きシステムをいったん解体して
秋から冬向きの新しきシステムを構築しやうとする
のではないでせうか
そのときに表面化する現象が
いはゆる「季節の変わり目における体調不良」
なのではないでせうか
それゆえ
この時期の身体のだるさは
ごくあたりまへの生理現象なのではないか
と思ふのであります
この時期
身体がだるう感じたら
無理に抵抗せず
だるさに身を任せて
少しだら~んとすることも必要なのではないかと
考へる次第です
一年中だら~んとしてゐる
牛さんから教わりました
Posted at 2005/10/08 21:27:15 | |
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2005年10月07日
今朝は秋雨も一段落
東京では晴れ間が覗いてゐます
秋霖(シウリン)
秋黴雨(アキツイリ)
秋入梅(アキツイリ)
いずれも秋の長雨を指す言葉
「霖」は一語で長雨を意味します
美しき字です
「秋霖(シウリン)」で歌を詠んでみたうなりました
刈り取りし 庭草濡らす 秋霖(シウリン)の
雨音が消す すがれ虫の音
「すがれ虫」とは
盛りの時期を過ぎて
衰へた声で鳴いてゐる虫です
雨が上がってみると
か細いけれど
蟋蟀の音はまだ聞こえてきます
数が減った分
美しう聞こえます
この歌は昨夜詠んだのですが
眠さにかまけてアップできず
一夜放置してゐました
昔の人の中には
手紙を書いてもすぐには出さず
一晩寝かせた後に読み返して
問題がないことを確認した上で送ることを
自分への戒めとしてゐた人がゐます
文面が誤解を生むものではないか
意図せず相手を不快にするものになってゐないか
手紙との間に距離・時間を置いてみることにより
見えてくるものがあるといふことでせう
また
夜は手紙を書かぬといふ人も居ます
内容が陰に籠もるといふことらしいです
忙しき今の時代
お笑いぐさかもしれませぬ
電話やEメール、掲示板で即時に返答が帰ってくる時代
このやうな配慮は無用と見る向きも多いでせう
さんなことをしてゐては生きていけないではないかと・・・
また、即時の言葉のやり取りこそがむしろ目的なのだと・・・
されど
チャットルームと化した掲示板でのやり取りが
しばしば軋轢を生んでゐるのを見るにつけ
また
言葉を省略した携帯電話でのメールやり取りが
その頻度の多さとは裏腹に
むしろ気持ちのすれ違いの原因になっていたりすることを
見るにつけ
頭の片隅に置いておいても良いことではないかと感じました
このカキコも一晩寝かした方が良いのかもしれませぬが
忙しいのでアップしてしまひます
Posted at 2005/10/07 09:49:29 | |
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2005年10月05日

皆さま
ビーフジャーキー
ってご存知ですね
保存用乾燥牛肉のことです
( オイシイデスネ )
では皆さま
サーモンジャーキー
ってご存知ですか?
え?
ご存知ない?
されはいけませぬな~~
本日わらはが発明いたしましたので
ご紹介いたしませう
作り方は簡単です
スモークサーモンを作る要領で
鍋底にスモークチップを敷き
その上に金網を置いて(写真1)
塩を摺りこんだサーモンの切り身を乗せ(写真2)
蓋をして25分ほどガンガン燻せば出来上がり(写真3)
【ワンポイントアドバイス】
実はですな
10分程度おとなしく弱火で燻せば
柔らかくて美味しいスモークサーモンが出来上がるはずです
きっと美味しいでせう
されど!
平凡です
しょせん想定範囲内の家事炊事
そこに何のチャレンヂがあるでせうかっ!
さんな平凡な日々に飽き足らないそなたは
25分ほど景気よく
中火でガンガン燻しませう
カラカラに乾いて不味くてせうがない
サーモンジャーキーの出来上がりです♪(写真4)
これぞ冒険
料理のオデッセイア
高らかにファンファーレなぞ
鳴らせよかし!
さあ皆さまも
さっそく明日
手軽に出来て保存性が高い
サーモンジャーキー作りに挑戦いたしませう
あ~
不味かった(ボソッ)
大失敗ぢゃ
Posted at 2005/10/05 23:20:35 | |
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2005年10月04日
昨夜は朔
つまり天文学で云ふ新月
だったのですね
古語では
「月の最初に見ゆる細き月」
つまりこれから満ちてゆく若き月のことを
「新月」と呼んでゐたさうです
今宵の東京は曇りのち雨
初月(はつづき)は拝めませぬが
新たに満ちてゆかんとする月には
なにか清きものを感じます
一首もよほしました
朔の夜に 何を想ふや 芒(ススキ)の穂
姿見池に 映す心月
Posted at 2005/10/04 20:45:24 | |
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2005年10月04日

昨日
散歩の往きと帰りに見た雲
一瞬
秋刀魚を焼いてゐるのかと…
いやいや
さうではない
わらはの赴く方向を
「だうぞこちらです」と導く
秋の雲であった
やんごとなきわらはには
雲までが
ナビをやってくれるのね
♪夕焼け小焼けで 日が暮れてぇ~
――(中略)――
♪牛車に揺られて 帰りませふ~
カラコ カラコ カラコ ・・・
Posted at 2005/10/04 00:01:57 | |
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