2018年03月08日
第1章
まず、昨日のブログにご心配の声をいただき、ありがとうございました。
大事なことを明記しておらず、誤解を与える文章になっていたかもしれないので、追記しますが、
・スパイダーは無傷です!!
・私の咳は止まりません!!
というわけで、何が起こったか、しばらくかけて書いていこうと思います。
普段からブログは長いですが、今回はいつにも増して相当長くなりますので、よろしければご覧ください。
またいつものですます調で書くとかなり長くなるので、本日からはご容赦ください。
スパイダーの引き取りは3月1日に行くと決めていた。
本当はもっと早く出来上がっていたのだが、都合がつかず、この日が唯一、都合をつけられる日だったのだ。
札幌から旭川にある工場までバスで行き、久しぶりに旭岳温泉で1泊して、2日にスパイダーで帰ってこよう。
これが当初の計画。
しかし、出発前日の2月28日。
天気予報を見ると、まさかの3月2日が大荒れ。
これでは予定通り帰れない。
この時点で諦めておけばよかったのだ。
しかし、私は「1日は予定通り旭岳に泊まり、2日は旭川市内でどこか探そう」と決断してしまった。
ここから歯車が狂い出す。。。
3月1日。
朝札幌を出発、工場に到着し、スパイダーとご対面。
「相変わらずかっこいいなぁ!!」
「やっぱ916だよなぁ!!」
この時の私はまだ知らなかった。まさか数時間後に、自分の車が吹きだまりに突っ込もうとは。。。
I川さんと小一時間話し、旭川駅で待つ連れを迎えに行く。
久々のスパイダー、やはり痺れる。
そして何より、加速が驚くほどいい。
しかし、この時の私は、このパワーと加速ですら抜け出せない吹きだまりへと突っ込む未来を、まだ知る由もなかったのである。。。
旭川駅で連れを拾い、いざ旭岳へ。
走る事一時間。天人峡か旭岳か、という分岐にたどり着く。この時点で天気は小雪。北海道の冬ではおなじみの天気である。
雪景色の中を走る、真っ赤なオープンカー。
かっこいい。日本の風景にも合うデザインをしたデザイナー、エンリコフミア氏に脱帽。そんなことを呑気に考えながら、走っていた。
しかし、宿まであと数km。
少しずつ雪が強くなっていく。ホワイトアウトまでし始める。
しかしどれも、さほど長くなく、せいぜい2秒ほどで収まるものだった。
宿まで残り1km。
だいぶ雪がひどくなってきた。道には雪玉が転がっている。ホワイトアウトの頻度も上がってきた。時間も長くなっている。道端では黒のメルセデスがスタックしている。
メルセデスを助けるために止まろうか。
しかし、ここで止まったら、自分も動けなくなるかもしれない。
申し訳なく思いながらも、前に進むことにした。
宿まで残り500m。
いよいよ大変なことになってきた。ホワイトアウトの中を走って行く。
無論、ホワイトアウトの中など走ったことはない。ただただ追突の恐怖だけが募っていく。
そして、宿まで残り170m。
スパイダーは突然、進まなくなった
続く
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Posted at 2018/03/08 16:07:59