リア・コントロールアーム交換

先日（とはいっても既に半年前）のショック交換に引き続き、コントロールアーム一式交換します

左から、後部のアームリンク、ロア・コントロールアームに付くアームリンク、ロア・コントロールアーム、の旧・新のペアで並べてみました。

今回は純正品との交換にしました。MEYLEなどのOEM品には純正品の半額くらいで買えるものもありますが、純正品に比べてブッシュが柔らかかったり性能が一定でなかったりするらしいので、ケチらず行きました

新品はブッシュが固く手では動かせませんが、８万Km走ったパーツは指でくるくる動かせるほどフニャフニャでした

ジャッキアップして、キャリパー外して、ブレーキディスク外します。
やり方はこのページを参考にしてください。
https://minkara.carview.co.jp/userid/1338548/car/982920/4045589/note.aspx

外したキャリパーはタイラップでスプリングに吊るしておきます

コントロールアームのボルト、ナットを外していきます。赤の矢印は18mm、青の矢印は19mmで外します。

足回りには18mmボルト・ナットが多用されているので、特に18mmはソケット(9.5および12.7)、メガネ、ギア付きメガネなどいろいろ揃えとくと作業が捗ります

ちなみにこれは左リアですが、右リアには車高センサーへのアームリンクがついているので最初に外しておく必要があります。外すには10mmスパナ×2本を使います。

アームリングの元がついているところを外す前に、ホイルハウスのパネルとフロアパネルを外しておきます。
そうすると下からエクステンションをつけた18mmソケットでボルトが外せます。

上の21mmのナットは回すスペースがないので、スパナで固定しておき、下のボルトを回します。

ロア・コントロールアームのボールジョイント部分を外す工具、ピックルフォークです。

コントロールアーム交換のYouTube動画をいくつか参考にしましたが、上からネジ部を叩いて外す（スペースないのにどうやるねん）、ボールジョイントリムーバーで外す（いやいや、どう頑張っても入らないし）、などいろいろ騙されました（ｗ）

一番肝心なとこは動画がなかったりするんですよね～ｗ

結論としてはこいつをボールジョイント部の隙間に叩き込む原始的な方法しかないように思います。

でもDらー整備工場は特殊工具とか持ってて華麗な方法で外したりするのかしらん

こんな感じでハンマーでガンガン叩き込んでると、パカッと外れます。

最初はプラスチックハンマーでおっかなびっくりやってましたが、デカい金属ハンマーでひっぱたいたらすぐに外れました。

後部のアームリンク、こいつは野蛮な道具ではなく、文明の利器・ボールジョイントリムーバーで外せます。

後部のアームリンクの元がついているところ、ここはスタビライザーを外さないとアクセスできません。

スタビライザーは13mm×２のボルトで止まっています。左右とも外すとスタビはダランと下がります。

赤18mm、青19mmで外します


これでアームはすべて外したので、新品パーツで元に戻します。

※元に戻す時の注意点
【その１】：新品はブッシュが固いので、普通にやるとアームリンクの穴がロア・コントロールアームの穴に合いません。
ロア・コントロールアームもアームリンクもとりあえず仮止めにします。仮止めだとロア・コントロールアームはちょっとだけ動かせます。コントロールアームとアームリンクのナットを通してから本締めします
【その２】：ハブをジャッキアップして、ロア・コントロールアームとアームリンクの穴が一気通貫になる位置に微調整します。ジャッキを斜め前方から入れてちょっとづつ高さを上げていって、ちょうどよい位置が見つかりました。
【その３】：ロア・コントロールアームとフレームの接続部のワッシャーは楕円形になっています。ナットを締めた後にこの楕円形の向きが左右異なると、車がまっすぐ進みません。（わたしは最初何も考えず締めたので、車が完全にスライスしてましたｗｗｗ）元々の楕円形の位置を写真にとっておくとよいでしょう

詳しくは写真参考にしてくださいね～