40,000kmを超えたあたりから、車体の落ち着きが無くなってきた様な?
50,000kmに近くなると、走行モードを SPORT や SPORT PLUS にしても、ダンパーの減衰力に変化が感じられない。
(反面、スタビライザーの変化は良く判る様に。)
サスペンションの交換が必要?
F10でもこの距離で換装しているけど、G30は倍以上丁寧な走りをしていたので、理屈上は4倍長持ちしても良いはず。
しかも、純正ダンパーのラベルには” BILSTEIN ”のロゴが。
当初は、純正のサスペンションが気に入っていたので、ダンパーを純正品で交換しようと思い、ディーラーに見積りをお願いしたのですが、驚愕の値段で、あえなく断念。
そこで、「BILSTEIN EVO SE」 を検討することにしたのですが、昨今の社会情勢の影響で、未だG30用は開発中とのことでした。
この製品は、3年半程前、TOKYO AUTO SALON 2019 で、BILSTEIN のブースに立ち寄った際、スタッフから説明を受けた印象では、G30で交換するならこれかな?と思っていた物だったので、残念です。
次は、F10でも換装した、「BILSTEIN B16」。
ところが、アダプティブサスペンションのため、キャンセラーが必要なのですが、その設定が無く、装着不可。
そして、今回換装した、「KW V3」。
F10の時にも検討したものの、伸び側(16段階)と縮み側(12段階)で各々減衰力の調整が出来、調整の幅が広く、各々の好みに合わせられるようですが、反面、組合せが多過ぎ、迷宮入りしそうだったので、敬遠した経緯があります。
しかし、このG30には他に適合するものが少なく、希望条件を満たす物はこれしかありません。
車高調整機能も有りますが、これは前後左右の重量配分を調整するのに用い、意図的に車高を落とすことはしていません。(それでも3cmは落ちるそうです。)
また、写真に有る、径の細いコイルスプリングは、「ヘルパースプリング」と呼ばれ、ステアリング操作時のキシミ音を防止する役目があるそうで、確かに異音は有りません。
肝心の減衰力調整ですが、換装時はメーカー推奨値に合わせ、これを基準に走行を重ねたところ、
前輪は、マンホール等の凸部による急激な入力には、V3特有のダンパー内のバルブで、しなやかにいなしてくれます。
ただ、高速道路にある橋梁のジョイント部分などで、少し跳ねます。
後輪は、路面の追従性も良く、乗り心地への不満もありません。
そこで、前輪のみ、伸び側・縮み側共に、各々1段階柔らかくしました。
減衰力の調整方法ですが、車種によって異なる様で、G30は、
縮み側:前輪・後輪共、下側に潜って、ダイヤルを回して調整します。
伸び側:前輪は、エンジンルーム内のアッパーマウント部分に、付属のダイヤルを
差込んで調整するのですが、このダイヤルに付いている六角レンチ部分
が短く、差込めません。このため、市販の六角レンチ(2mm角)を購入し
使用しています。
後輪は問題有りで、車内のリアトレイにあるスピーカーの下部にアッパー
マウントがあるため、ダンパーを取外さないと調整できません。
(これもあって、設定は推奨値が最良と、自分に言い聞かせています。)
この設定で、高速道や一般道、市街地や峠道など様々な道を走行しましたが、結果は大満足で、とても秀逸なサスペンションです。
峠道など、冬季の積雪の影響で傷みが激しい路面でも、サスペンションが余す事無く追従し、車体の上下動が抑えられ、操縦安定性が増したことから、運転疲労が軽減されました。
さらに、この峠道の様々なカーブでも、ロールが抑えられ、タイヤの接地性が増したので、安心感も高まりました。
その一方、不快な突き上げ等は無く、とても快適な乗り心地です。
車高は、カタログ通り 3cm 低くなり、洗車の時、屋根を洗うのが楽になりました。
Posted at 2022/08/19 23:10:27 | |
トラックバック(0) | クルマ