TEIN STREET BASIS  

はじめに
TEINのSTREET BASISモニターキャンペーンにて当選し、念願の車高調を手にする事ができました。
今まで、外装は殆ど手を入れてませんので、ノーマル車両のレポートとなります。
今回をきっかけに、少しづづでも自分なりに手を加えて行ければと思います。
また、今回レビューの基本項目として
　○スタイリングについて
　○街中での乗り心地について
　○高速道路での安定感について
　○同乗者の方の乗り心地についての感想
　○STREET BASISはお友達にすすめられる車高調か？
以上の５つの点について、レポートすることになっておりますので、項目に沿って感じたことを率直にまとめさせて頂きました。


【基本情報】（STREET BASIS）
車名 セレナC25
車種型式 H17.05-H22.10
グレード 20RX, 20RS, 20S, 20G
駆動方式 FF
排気量 2000
適合 セット品番 マウントレス GSP56-11AS2
価格 \90,000 (本体)\94,500 (税込)
セットスプリング Ft:φ70-100 5.0 k 225mm Rr:専用スプリング 7.0 k
基準ダウン量(mm) Ft:-45 Rr:-40
推奨車高 調整範囲(mm) Ft:-55 ～ -39 Rr:-50 ～ -30
可能車高 調整範囲(mm) Ft:-65 ～ -39 Rr:-70 ～ -30

※平成18年1月1日以降に生産された車両(グレード：20RS,20RX)において、フォグランプ下縁高さが地上250mm未満となった場合、保安基準に抵触するため、地上250mm以上確保できる車高にてご使用ください。

詳細はTEINホームページ↓↓
http://www.tein.co.jp/search/search1.cgi?act=ITEM&item=STBN&make=NISSAN&lang=ja

○スタイリングについて
可能車高調整範囲での全上げ状態では、Fr:-39mm　Rr：-30mmとなっておりますが、取り付けはリアを基準に全上げし、フロントはスプリングに負荷がかからないギリギリのところで調整していただきました。
実際、メジャーにて測定した結果はリア-2.5mm　フロント-3.0mmと落ちております。
タイヤハウスの隙間が小さくなり、スタイリングは抜群に良くなりました。
また、スプリングが馴染んで落ち着けば、もう少し下がるかと思いますので、可能車高調整範囲の全上げ状態Fr:-39mm　Rr：-30mmに近くなるのでは？と思います。

何故、車高調なのに全上げ？？
これは、ノーマルでも自宅の駐車場から家族が乗って出庫する際、段差にマフラーが接触するからです。
STREET BASISを取り付け、まだ若干余裕が見られるので、後日もう少し下げてみたいと思います。
家族が乗っても着地しないのは、バネレートがFr:5.0K、特にリアRr:7.0kと固めなのが効を奏しているようです。
ダウンサスでは、こうしたギリギリの細かなセッティングが出来なく、かといってノーマルだとスタイリングが・・・と私みたく思っている方も数多くいるのでは？と思います。
なるべく車高を低くする為に車高調を取り付けている方が大半だと思いますが、ファミリー・ユースでも十分欲求を満たしてくれる一品だと感じました。

○街中での乗り心地について
街乗りで、感じた事は先ずもって乗り心地の良さです。
昔からのイメージでは、車高を落とすと乗り心地が極端に悪くなる！と思っていたのですが、これなら大丈夫！返ってフワフワ感が無くなった分、運転しやすくなりました。勿論、コーナーではロールが抑えられ、タイトなカーブでもクイックに曲がってくれます。
車高が落ち重心が低くなった分、安定性も増した感じがします。

最初はフロント5.0kに比べリア7.0kというバネレートの設定が固くないのか？と心配でしたが、全然そんなことはありません。前段でも記述した通り、全上げ状態でもスプリングに負荷がかかっていない程度にダウン量を調整をして頂いたお陰でもあるかもしれません。
当初は、乗り心地を考え減衰力調整が出来る車高調を探していました。しかし、このSTREET BASISと出会い乗り心地と安定性両方を手に入れる事ができて大変良かったと思っています。
流石、TEINといったところでしょうか！バランスのとれた感じに仕上がっています。

路面の凹凸については、ノーマルより細かな凸凹も拾うようになりました。フロントにバーを装着しているので、余計に感じるのかもしれません。
しかし、嫌な振動では無く、純正のフワフワ感より個人的には気にいっています。
運転し易くなった分、足回りに過信しすぎた運転に注意しなければならないのかもしれません。

○高速道路での安定感について
高速道路では、一般道路の走行より明らかに違いが分ります。
ノーマルの時は、特に強風にあおられガッチリハンドルを握りしめ運転しなければならない事が度々ありましたが、STREET BASISを入れて安定した高速走行が可能となり、長距離でもこれなら疲れない気がします。
特に車線変更時や首都高等の急なカーブでのロールが抑えられ、路面に密着したような安定感が顕著に得られました。
また、高速道路での路面の段差や継ぎ目などもセレナ特有のフワフワから解放され一段と乗りやすくなったと言えると思います。路面の細かな凸凹は以前より拾いますが気になる程では無いです。


○同乗者の方の乗り心地についての感想
家族でレジャーに行った時に一言、アレ？子供が酔わなくなったね！という嬉しい言葉。
また、奥様曰く、「後に乗っていてもそんなに分らない！何を変えたの？」という事は・・・
乗り心地も悪くないという事だと思います。
あまり、深く突っ込めない所ですので同乗者の感想はこの辺で終了とさせて頂きます。

○STREET BASISはお友達にすすめられる車高調か？
結論から言うと「すすめられます！」けしてモニターに当選したからという訳ではないです。
費用対効果も勿論ですが、想像以上に良く仕上がっている点、安いからといって品質を落としている訳でもなく、TEINの技術力が活かされている点など、総合的に点数が高いといって良いでしょう！
また、車高調というとスポーツ走行的なイメージを想像しますが、ある意味乗り心地を良くしたストリート的なイメージを強くした車高調だと思います。
特に、セレナはファミリーでアウトドアや家族旅行などの足として快適な空間を提供してくれます。
足回りを変えたら、折角の快適空間が損なわれては元も子もありません。
幅広い車高調の中から、このSTREET BASISをチョイスしても決して損はないと思います。

以上のように、TEIN　STREET BASIS　のモニターレビューを記載致しましたが、レビューに関しての乗り心地等はあくまでも個人的な感想です。
また、今回この様な機会を提供して頂きましたTEINさんはじめ、いろいろアドバイス頂きました皆様、私の拙い長編レヴューに最後までお付き合い頂いた皆様へ感謝し、レビューを終了させて頂きます。
ありがとうございました。<(_ _)>

関連情報URL：http://www.tein.co.jp/products/street_basis.html