先日、とは言っても先月なのですが、遂にインプが納車されました。
1オーナーかつ初年度登録からずっとディーラーで整備されていた、前オーナーの寵愛を受けてきたであろうインプさんです。
思えば、インプレッサを買うと決めてから6ヶ月。その間、2台のインプレッサに振られ、今度のインプレッサは3台目。
いやぁ、長かった。
友人のスバリスト、ザキさんのアドバイスに従い、スバル力を高めるべく、WRCの動画を観たり、スバルのCMを観たりとの甲斐あって、無事に落札、そして納車されたわけであります。
WRCの動画を観ていたおかげかはわかりませんが、頭には立派なチョンマゲが付いております。
うわぁ、チョンマゲ外してぇー!!
でも、周囲の反対にあい、外さずに納車となりました。
ザキさんから、WRCの動画を観てスバル力を高めたから、クルマが応えてくれたんだよ!と言われ、彼女からも、
チョンマゲを外したらインテのシートを赤レカロにする!と脅されました。
ええ、自分は黒レカロが好きなのです。
そんなこんなで、念願かなって半月ほどマゲプレッサ生活をしているわけです。
では、感想をば。
何これ!ちょー楽なんですけど!!!!
GCを運転したことがない自分にとって、もう
衝撃ですよ!
軽いし、速いし、長距離でも疲れないし。
今までのクルマは何だったの!?
頭文字Dの拓海が初めて文太のインプを運転した時と、まったく同じ感想w うん、これは卑怯だ。
インプ(GRB)やレガシィ(BE5H)を運転したことあるけど、GCはまた別のクルマですね。GCはとにかく軽い。
当たり前かw
ステアリングの初期入力に対する反応に不満は残るけれど、カーブ中の姿勢は安定しているし、脱出ももちろん速いし。
しかも、激安タイヤにしたおかげで、グリップ低くて楽しい!
で、燃費悪い!
何も考えずに走ると、10km/l余裕で切るじゃん!
覚悟はしていたとは言え、ちょっとショックw
今までのクルマは何だったの!?
もしかして、俺が今まで乗っていたクルマって、ハイブリッドカーだったの?
てなわけで、ブン回して遊ぶ期間は自分の中で一旦終了。
速さはよくわかりました。
次は燃費チャレンジですw
燃費が出たら、また遊ぶんだけどねw
とりあえず、いろんな可能性を自分なりに模索していかないとそのクルマのことわかんないしw
さて、折角の久々4WDなので、ちょっと回想録でもw
自分は幼少時より“四駆”信者だったのでした。
記憶に残っている最初の好きなクルマはウニモグ。クルマが悪路を走破する姿に憧れていました。そして幼少期にありがちな奇抜なクルマが好きでした。そんな二つが見事に重なりあったのが、ウニモグだったのです。あのコミカルな見た目、何にでも応用可能な万能性と悪路走破性。もうウニモグは自分のアイドルでした。
この頃からすでに、クルマは“四駆”でなくてはダメなのでした。
それからもずっとウニモグ及び四駆好きでしたが、小学校に上がり、次第に興味は航空機へと移って行きました。気付くと、航空ファンを愛読し、親を説得して航空祭に出かけるような子供だったのです。しかしながら、興味は航空機だけではなく、軍事一般にも及び、富士学校の開校式に母親と二人で行ってしまうような立派なミリヲタ予備軍だったわけです。
陸の軍隊と言えば、戦車や装甲車、ヘリが花形なわけです。ヘリは当然の如く好きなのですが、悪路を走る乗り物好きの少年に、戦車や装甲車が響かないわけがなかったのです。
ちなみに、初めて買った戦車のプラモデルはT-34でした。そしてゲパルト、メルカバ。
全く統一性がありませんw お気に入りは今も昔もゲパルト笑
そして、初めて買ったクルマのプラモデルは何故か日野・レンジャー(パリダカ仕様)でした。その後、フクスとか買いましたけどね。
タミヤのアレをプラモデルに含むなら、タミヤのウニモグが一番最初ですけど笑
とまぁ、ミリ系と四駆は切っても切れない関係で結ばれておりますゆえ、四駆熱が絶えることはなかったのです。
しかし、我が家に鎮座するのはラルゴとプレセア。
幾らラルゴが4WDとは言え、少年の考える“四駆”ではないのです。
そんな中、我が家にもRVブームの波がようやっと押し寄せたのかは定かではありませんが、いわゆる“四駆”の姿かたちをしたクルマが仲間入りを果たすことになりました。カタログを何度も見返し、水深何mまで耐えられるのかを調べ、親にカンガルーバーとフォグランプをオプションで付けて欲しいとせがみ、果ては「シュノーケルはオプションで無いの?」と訊く始末、と言えば、如何に幼少期の自分が“四駆”好きだったかは窺い知れるでしょう。
そして、遂に我が家に“四駆”たるクルマ、ミストラルが納車されます。我が家にミストラルが納車された時、一番喜んだのは間違いなく自分でした。不要だという理由で却下されたフォグランプ(そもそもフォグランプは標準で装備されている)を除けば、自分の好きな色で、大きなカンガルーバーが付いた7人乗りのそのクルマは、少年の心を鷲掴みにしました。ましてやミストラルはスペイン陸軍でも使われているクルマです。ミリオタ予備軍の少年にとって、このミストラルの納車は大事件だったのです。余談ながら、ミストラルは映画「ピースメーカー」に平和維持軍の車両として登場します。
我が家にやってきたミストラルの主は、母親でした。
この母親はそれまでプレセアに乗っていたのですが、突然の大雪に見舞われ、小学生の息子とスーパーの駐車場で雪にまみれながらチェーンを巻いたことが決定打となり、4WDを欲するようになったのでした。その当時、“四駆”好きの少年が母親を煽らなかった訳など、当然ありません。
こうして“四駆”のある生活を送っていたわけですが、そんな安寧な日々は長くは続きませんでした。きっかけは父親が何となく見ていたテレビです。そう、WRC――。
悪路を走るのは、いわゆる“四駆”であると考えていた少年にとって、土煙りをあげながら、ありえない速度で駆け抜けて行く青いクルマに目を奪われたのです。思わず父親に、「このクルマも“四駆”なの?」と質したくらい衝撃を受けたのです。ラルゴの4WDをバカにしていたように、それまで乗用車の“四駆”なんてものは“おまけ”のような物で、雪国の人がありがたがるレベルのものという認識でしかなかったのです。大体、乗用車の車高だとすぐにお腹を擦っちゃうだろう、と。そんな風に乗用車と“四駆”を分けて考えていたくらい、当時の自分にとって“四駆”とは特別な存在でした。代々、日産党の家庭で育った自分にとって、唯一の例外はGT-Rくらいのものです。
正確な年月は定かではありませんが、ミストラルを購入したのはマイナーチェンジしてすぐのことだったと記憶しています。営業マンが新しくなると言ってカタログを持って来たのですから、それほど登場から前後してはいないでしょう。
ミストラルのMCは1997年。
それは奇しくもWR規定が適用され、インプレッサが2枚ドアのWRカーとしてラリーフィールドに姿を現した年でした。
これが小学生時代の自分と、“四駆”の系譜です笑
もちろん、このあとも紆余曲折あるわけですよ。主に中学生時代における『ドリ天』や『オプション』等の洗脳がw
そんなわけで、基本的に子供の頃から好きなクルマだったわけですよ、インプレッサ。それはそれは衝撃的でした。
元飛行機好き的に言うと、
ブルーインパルスw
日産がブルーバードやZ、バイオレット、シルビア等々でラリーをやっていた事実を知るのは、当然インプを知ったあとでした笑
日産党の家庭的に、ギルティですw
ま、最初の好きなクルマがウニモグだったように、基本的に外国のクルマばかり好きでしたし、国内のクルマは“四駆”しか目に入らなかったものでw
それでも幼少時は分けへだてなくクルマが好きだったようなんですけど笑
“四駆”好きの子供だったと言いながら、正直なところ、お気に入りのミニカーの中には、M3や300SL、Hトラック、エクサなんかがありましたw
ウィンスペクターのカマロやソルブレインのセラもお気に入りだったなぁって、それは別ジャンルかw
というわけで、GC8は自分の中でも特別なクルマなのです、という長くてつまらないお話でした。
今でも幼少期の趣味趣向がちらちらと顔をのぞかせる所為で、グラベルEXのカンガルーバーをインプレッサに付けたら格好いいんじゃね?とか思ってしまうわけですが、概ね順調です。