本日は「ゲド戦記」を観てきました。
一部には酷評されているこの映画ですが、確かに絵の細部の作り込みについてはまだまだかなという部分もあるように感じました。
それは例えば雲の描き方一つにしても、駿氏が「ラピュタ」の中で描いた透明な写実的なものではなく、どちらかというと西洋絵画的な感じで描かれていましたが、作風の違いも言える範囲だと思いました。
また、ストーリー的なまとめ方についてはファンタジー系の映画としてはそれほど問題は無かったと思いますが、やはりやや説明不足の部分があるような部分は若干あるように感じるかもしれません。
演出面でもやや唐突な感じがする所もありましたが、邪魔になるほどでのものでは無かったので、減点対象とするほどもないかと思いました。
むしろ今回の「ゲド戦記」については、原作があるのでそれに忠実にということがあったのでしょうか、ジブリ作品にはよくあるユーモア的なセンスがあまり感じられなかったのがちょっと寂しかったですが、反面極めて真面目に作られた作品なんだなとも感じられました。この辺はひょっとすると吾郎氏の人柄なのかもしれませんね。
スタジオジブリの映画ということで、やはり父親の宮崎駿氏と比較されてしまうのは、やはり監督作第一作目の吾郎氏としては厳しいところでしょうが、思えば駿氏にしても、最初から今のクオリティであったわけではなく、一作ずつ積み上げて来たのですから、今後の進歩に期待したいと思います。
みんカラ的お薦め度:☆☆☆
それにしても最近クルマネタを書いてないなぁ・・・。(-_-;
Posted at 2006/08/06 00:46:51 | |
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