
さて。。2日目です
カーンカーンカーンカーン!!!!
前日東京竹芝桟橋から22:00に出航した大型客船、かめりあ号。
船中泊ってなぜか憧れがありました。
プシュってビールを開けてじゃがりこでも食べながら太平洋の大海原をクルーズ。
んでもって甲板で水平線から上がる朝日を浴びる。。
そうそう。こうゆったり優雅な時の流れってヤツを感じるっていうか…そういうのをイメージしていました。
しかし、
その憧れはヨコハマに寄港後、一瞬で崩れ去ります…まっすぐ歩けないくらい揺れる揺れる。。
きっと内海から出たのでしょう。
冬の海は荒いって知っていたけど、ここまでとは思いませんでした。
初めてみました。
「条件付運航」 目的地に到着できない場合もございます(・□・;)
船が桟橋に着けれない波風だと寄港できず、そのまま通りすぎると説明がありました。
ワハハ!
おもしろい!
本当の島流しだ~ヽ(・∀・)ノ もうこの際流しちゃって~流しちゃって~♪
ここは二等客室・和室
1畳分が割り当てられ、一応男女別に振り分けてくれます。
ここは女子コーナー

全員女、ピン。。濃いな…
長旅になるので毛布を一枚100円で貸してくれます。
しかし、船底に近いためスクリューやモーターの振動が半端ない。。そしてエンドレス。
グォォォォ~グォォォォ~グォォォォ~
それに船底を押し上げる強い波の圧を全身で感じます。。。
ドガァーン ドガァーン
オイ。マグロの魚群がいるのかい 今、クジラに乗り上げたやろ
って思うくらい揺れる。
……ウップス…
ダメ。。狂いそう。。。(;Д;)
頭を抱えて止めておかないと気持ち悪い~
早く着いて~
カバンにある酔い止めを取り出すことが出来ないくらいグロッキー。
てかこの船大丈夫かな?
デカプリオみたいに海の藻屑になるのかなぁ
遭難した辛坊さん…ヨットやったっけ…すごいな…
奴隷船…コートジボワール…カカオ…チョコ~♡♡♡
なんて連想しているうちにようやく眠ることができました(ーー;)
待ちに待った船の朝~!
とりあえず天気だけはいい。その他条件悪し。甲板に出れません。

また、ここからの葛藤が長かったのだが、なんとか無事式根島に寄港することができました。

待ちに待った陸地!もうフラフラ!
宿の名をかいた旗を持って立っているおばちゃんに近づく~
「いらっしゃーい。こんな時によく来たね~」
「ひゃ~エライ目にあいました~」
「こんなときに来る人は帰省客だけだよ。普通誰も来ないよ」
え、そうだったの?ワーハハハ…(ーー;)素直に笑えない。
「やっぱり夏に来ないと~ま、島ちょっと回ってみようか」
とおばちゃんが車で観光案内に連れてってくれました。
優しい~
ワォ!一瞬で元気になりました!なんて美しいの!ケロケロッ♪

美しいエメラルドグリーンのシェルビーチ(≧∇≦) 泊海岸♪
大きな岩を馬の頭に見立てて、頭つっこんで水を飲んでいるように見える、と言われています。
大浦海岸

島一番の感動はココ!

天へ登る階段を駆け上がると。。真正面にドーン!

伊豆半島の向こうに見えるは富士山(☆∀☆)
大島から御蔵島までの伊豆諸島が見渡せ、眼下には入り組んだリアス式海岸が続きます。
そして島の反対側の海まで360度の大パノラマが広がります!
これが新東京百景かぁ~( ;∀;) すばらしい神引展望台!

あまりの絶景にどこかの惑星にワープしたのかな、と思っちゃいます。

ただ風が強い…(><)
島唯一の信号

島を出た時にびっくりしないように信号の練習で付けたらしいです。
車は潮で新車もボロボロになるので中古車をネットで買ってタンカーで運んでもらうらしいです。
ここにおまわりさん。
ここに郵便局。
ここにスーパー。
ここが温泉。
ここが小学校。。
ひとつずつ島の生活も案内してもらいます。
「ハイ!これでくるっと島一周!ホ~ラ、なーんにもないところでしょっ」と宿に到着。
そんなばかなっっ(゚o゚;; 11時間かけてきて一時間足らずで島の観光終了~~~ってかΣ(゚д゚lll)
え~あっけないなぁ。地図を確かめる。
あ、ホンマや~

だって島の右半分しか生活できるところないもの。。他は山。
そうでした。島って海にできた山でした。
白い道が車道。赤が遊歩道。
でわ、今夜のお宿をご紹介します。
3泊目はやっとまともです。

普通の家の2階を間借りして素泊まりです。
うわぁ~おコタうれし~♪
「普段おじいちゃんとおばあちゃんは母屋にいて夜に下で寝るだけだから他は自由に使ってね~」
「台所のコンロ、鍋、食器、電子レンジ、ポット、醤油、味噌、箸などなど全部使ってくれていいよ~」と。
まじっすか(笑) これは聞いてなかった。
えぇ、ほかにお客さんはいません。まるまる一軒家、貸切です。
なぜならこのシーズン観光客がいないから~!(爆)なんでこーなるの!(笑)
酔って食欲はないけど、もうすっかり元気。
さぁ、荷物を置いて水着に着替えて、温泉に行きましょう!
そして道路がない未知なる地、島の左半分を探検しにいこうかな~( ´ ▽ ` )♪
※すいません、温泉は次こそ必ず(ーー;)