2011年12月26日
特なのか、損なのか、よく分からんなあ・・・。
あくまで、個人的な意見なので、私の考えに対する良い悪いは、無しでお願いします。
私は保険業関係者ではありません。間違ってる可能性もあるので、制度に疑問のある方は、保険代理店なり、専門家に聞いて下さい。
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前に書いた新自動車保険制度ですが、なけなしの頭をフル回転して、10枚くらいのA4用紙を、何の専門家の解説も無い中、頑張って理解に努めました。
前回よりは、内容を理解した上で、簡単にシュミレーションしてみたいと思います。
まず、大きな変更点と思われるのは、
①今までの等級据え置き事故は無くなり、変わって1等級ダウン扱い。
②3等級ダウンの事故は3年間観察処分、1等級ダウン事故は1年間観察処分。
③観察処分の間は、保険料割引が大幅に減額(ざっくり、割引率が0.7倍くらいに減額される)。
これを元に、20等級の私が、保険を使ったらどうなるか、せっかくなんで考えてみます。
まず、20等級のベース割引率は63%、19等級のベース割引率は55%。
17等級の観察処分中の割引率は38%、19等級の観察処分中の割引率は42%。
私の年間保険料は、約80000円です。
事故を起こすと、観察処分扱いになるので、割引率は、約40%に下がります。
ですので、翌年は120000円の保険料請求が送られてきます。
年間で、40000円の差がでます。
観察処分3年で120000円の差、1年でも40000円の差がでます。
さて、自分でパーツをぶつけた場合、12万ではすまないでしょう。ですから、事故では、保険を遠慮なく使う方が、よさそうです。
一方、1等級ダウンの保障を受けると、免責を0にしていても、翌年で40000円の保険料差が産まれるので、実質免責が40000円のようなものです。これは、大きい!。
とういうことで、事故を起こして観察処分中は、免責自体を5万なり10万なりに設定しなおし、保険料自体を抑えて、保険自体をあまり使わないセッティングにしたほうがいいようだな・・・。
ここで個人的に問題だと感じるのは、1等級ダウン事故にされる事故は、いわゆるアクシデント系ばかり。窓ガラスに石が当たったり、車がいたずらされたり、盗難されたり・・・。不可抗力系ばかりです。
ですが、これからは、容赦なく、保険料で肩代わりです。保険会社の主張では、この1等級ダウン事故を請求した過去のグループは、その後も同じ請求を行う確率が非常に高いそうで、そのため今回改定に至ったと主張してます。
事実なのでしょうが、車を盗まれて仕方なく保険を使うのに、保険料に返ってくる。窓を割られていたずらされたのを直しても、保険料に返ってくる・・・。府に落ちません。
いちばんウ~ンと個人的に思うのは、20等等級の割引率は、63%で改定後も変化がないこと。
しかし事故ったときの保険料の上昇は、150%!こりゃ、20等級の人には、何のメリットもない、改定です。
ちなみに、20等級の割合は、全体の36.1%!。3分の1の人は、デメリットしかないです。
保険会社の主張は、保険を使う人は使いまくる、使わない人は全く使わない、保険料の不公平を是正すると言ってます。
事実なのでしょうが、なんだかな~。
とりあえず、盗難で保険使ってもペナルティー食うのは、いろんな意味で、かわいそうだと思うんだが。
任意保険料自体が高くて、任意保険を維持できそうもない人が出現するような?
ますます、無保険車が増える可能性が高いように感じるのは、私だけ?
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Posted at
2011/12/26 14:11:19
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