
先日ジムカーナしてる時に、レカロシートの調子が悪いという話が出ました。
すぐに何が悪いか分かりました。残念ながらある部品がへたっているのが原因なんです。修理では直りません。我慢して乗るか、買い替えるしかないのです。
私もそれなりにレカロを使ってきたのでお気持ちわかります。
私が何脚か使ってきたレカロの中で最後まで手放せなかったものがあります。
写真の”A-8”という名称のシートです。
A-8には、rev.1(前期モデル)とrev.2(後期モデル)が存在します。私が所有していたものは、改良後のrev.2でした。A-8でもこの後期モデルは、最高なんです。とくにこのシルバーバックシェルは、人気がありましたね。
今となってはA-8をご存知の方は、少ないかもしれませんね。
なにせ定価が23万円オーバーで、SRシリーズと比較すると割高に感じるため、付けてる人が非常に少なかった。
加えて普通のお店では見かけることは無いので知名度が低かったのもあったと思います。
また、形状から想像できると思いますが、タイトなシートだったため細身な方でないと使えないというのも普及しなかった理由かもしれません。
販売期後半は、カタログには載っているものの入手することが困難だったという希少なシートです。とても素晴らしいシートだったので相当品の復活を祈りたいものです。
せっかくだからレカロについてちょっと書いてみます。
皆さんは、どこまでレカロを理解して購入&使用しているのだろうか。
見た目の格好だけだろうか、大きなサイドサポートが必要だからだろうか。
後述は、あえて詳しく書きませんがお許しをm(__)m
「レカロの凄いところは、何?」と聞かれてどう答えますか?
ランバーサポートをイメージする人が多いかもしれないですね。
でも、私が凄いと思ってるところは、座面の内部構造かなぁ。サイドサポートではありません。座面です。なんのことだか分からない人は、純正シートとレカロを比較してみて下さい。
レカロの最新モデルは、進化してますね。一番分かりやすいのがSTYLEシリーズでしょうか。
STYLEシリーズでは、不快振動周波数を効率よく吸収するためにサスペンションまで搭載されてますよね。STYLEシリーズが発売されて結構経つので知ってる人も多いのではないでしょうか。ご存知じゃない方は、シートを詳しく見てみると面白いですよ。
レカロというものは、見れば見るほど良く考えて造られてるんだなぁって感心します。
ベンチレーション付きのシートを購入する時は、同じシートのベンチ無しの設定にも座って下さい。違いを感じてからベンチ有無どっちを選ぶか決めたほうが良いと思います。その理由は、勘の良い人なら分かると思います。
取り付けは、工具を持ったことがある人なら誰でもできます。ただ付けるだけなら簡単です。
ただ、レカロは、取り付けが一番重要だということを覚えておく必要があるでしょう。
おそらく難なく取り付けて乗ってる人もいる多いでしょうが、中には2時間乗っただけで腰痛になってしまう人もいます。このことについては、経験したことが無い方は、分からないかもしれませんね。
取り付けについてのノウハウがあるとレカロをフルに使いきれるということも書いておきます。
私は、乗る人の体形に合わせた取り付けができます。自分の車への取り付けもいつも自分でしてますから。
取り付けに関して悩みたくな~いという人は、逃げの一つとして電動シートがあります。重くなるけど。
レカロは、魔法の万能シートではありません。
レカロだからといって万人向けだという勘違いをしないほうが良いです。
レカロそのものが体に合わないという人もいるのです。
何故合わないことがあるかは、シートがどのように開発されるかイメージすると理解できます。そんなに難しいことではありません。
シートは、自分の体にあったものを使いましょう!それが純正だとしても良いのです。
こんな質問をされたら何て回答が来るだろう。
「何故レカロを使いますか?」
「レカロじゃないと本当にダメですか?」
シートは、車と人間をつなぐ大切なパーツですけどね。
まだあるような気がするけど、ちょろっと頭に浮かんだことを書いてみました。
レカロの良さは、良く知ってるんだけど、私は、2.0Rを購入した直後にA-8を手放してしまいました。A-8を修理に出した直後に手放したので凄く悲しかったです(T_T)
私が2.0Rにレカロを導入しなかった理由は、別の機会に書くかも~。
Posted at 2005/09/04 07:12:13 | |
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車関係 | 日記