Fuse boxにたどり着くまで長い道のりでしたが、ようやくBCM&Fuse boxへの配線作業がスタートできます。
作業の前に・・・
この作業は追試された他の方も手順と同じように作業できると断言できません。申し訳ありませんが、ご理解ください。
サービスマニュアル(ElsaWin)を購入すれば良かったと後悔しています。(ElsaWinにも載っているのか定かではありませんが・・・)
後悔先に立たずですので、トウバー装着の作業をされるときは海外通販でElsaWinを入手して頂く必要があります。(自分はPCがMacだったので、Windows買ってまで・・・と、躊躇ってしまいました。)
一応一個人の記録として作業内容を残しておきます。
まずはマニュアル通り、BCMにコネクターを割り込ませる作業から始めました。

↑わかりにくいのですが、点線で囲まれた部分を覗き込むとコネクターが3つささっています。

↑こんな感じです。(画像は既にコネクターが1つ外れた状態です)
このコネクターは、下の画像のように爪を押して白いレバーを倒すことで外すことができます。
・・・ですが、このコネクターを外すメンテナンススペースはほぼ無いに等しいです。手のサイズによっては外せないかもしれません・・・
(アクセスする方法を考えるのにかなり時間がかかりました。)
最初にAのコネクターを外したら、ハーネスが刺さっているカプラーを取り出します。

↑画像のように左右の爪を外して引き出します。(ハーネスの束をケースに縛り付けている配線バンドはニッパーでカットします。結線バンドはトウバーハーネスに付属しています。詳しくは
製品の確認を行っているブログを参照ください。)

↑取り出せました。
このカプラーから↓のような先端の尖った工具を使用して必要なハーネスを抜き出します。

↑1574 - Cable extractor tool KABELEX

↑抜けない場合はターミナルがどこかで引っ掛かっています。
無理やり抜こうとするとハーネスが断線するので注意してください。
コネクターAからはCAN通信用のハーネスと、イグニッションONに連動して電源を供給するハーネスを抜き出します(CAN通信用ハーネスはトレーラーコントロールユニットと繋がっています)。こいつが後のコーディングの際に必要になります。

↑抜き出したら付属のカプラーにターミナルを刺します。相手側の色と合わせて位置を間違えないように注意します。

↑そうしたら、リアのトウバーから引っ張ってきたハーネスコネクターと結線させ、空席になった14,16,17番に画像のようにハーネスを挿し直します。

↑配線が終了したらケースに納め、結線バンドで縛り直してコネクターを元にもどします。
次はコネクターCの配線作業を行います。

↑コネクターAと同じように、中身を取り出します。

↑コネクターCではブレーキライト用のターミナルを外します。

↑外したらコネクターAの時と同様に、付属のカプラーに接続しトウバーのハーネスと結線させます。不覚にも相手側のハーネスを色を忘れてしまいましたが、コネクターCはハーネス1本だけの作業なので問題ないと思います。コネクターの真ん中に赤/黒のハーネスを挿したあとはコネクターAと同じ要領で配線します。作業が終了したらコネクターを元の位置に挿し直してBCM配線の作業は完了です。
次はFuse boxへの配線です。

↑Fuse boxの裏側にアクセスするために、boxを固定している爪3箇所を外します。

↑ところがFuse boxの下に付いているハーネスガードが邪魔をして手前に出てきません。

↑無理やりハーネスガードを引っ張り出しても、ハーネスの余長がなく引っぱり出せません。仕方がなくこのハーネスを外すことにしました。

↑このコネクターは画像に書いてある手順で外しました。ハーネスガードは力ずくで手前に引っ張り出してきています。力をかけなければ外れないというのはサービスとしてありえないと思うので、このやり方は間違っているのだと思います。ただ、考えても外し方がわかりませんでした(笑)

↑極太ハーネスを外したことでちょっとは手前に出てくるようになりました。ここでマニュアルには紫の爪を2mm引っ張り出すと書かれているのですが、これまた全くびくともしませんし、マイナスドライバーを差し込む作業スペースすらありません。やりすぎて壊れても困るので、とりあえずこの工程は無視して次に進みました。(後でこの紫色のパーツがターミナルが外れないようにロックをかける部品だということを知りました。)

↑Fuse boxの裏側に常時電源用のハーネスを3本差し込むのですが、極太ハーネスを外してもなお、Fuse boxは全く手前に引っぱり出せません。かなりの力で引っ張って画像の状態にまでは持ってきましたが、これ以上引っ張ると何かが壊れそうな予感がしたので、このスペースでハーネスの配線を行いました。これは相当大変です。差し込み口は全く見えないので、完全なブラインド作業になりました。もう根気との勝負です。作業中に周りが暗くなってしまったら終了です・・・自分でもよくやったと褒めてあげたい(笑)
仮に挿す穴を間違えたとしても、↓のような工具を使用してターミナルは外すことができます。この時ばかりはこの工具を買っておいて本当に良かったと思いました。間違って挿した上に抜けないなんてことになったら・・・想像したくないです(笑)

↑1591 - Cable extractor tool KABELEX
根気比べの結果、なんとか目的の位置にハーネスを配線することに成功。紫色の部品をマニュアル通りに2mm引っ張り出さないと外せないはず??(ターミナルにロックをかける部品なので)なのですが、何もしなくてもターミナルを差し込むことができました。差し込めた理由が理解できない・・・
海外のebayではfuse boxのみが単品で売られているので、それを購入して構造を解析しない限り、仕組みはわからなさそうです。たまたまなのか、最初からそういう仕様なのか定かではありません。

↑ebayで売っているFuse boxの魚拓(左ハンドル車用)
配線が終わったらFuse boxを元に戻して、Fuseを差し込めば完了!
やっと終わった!
この後はひたすらバラした部品を元に戻す作業を行います。部品が傷つかないように細心の注意を払いながら、外した手順の逆を追って部品を組み付けていきます。これまたすんごい疲れます。何事も初めてというのは大変ですね・・・
作業を終えた後、一言言いたいのは・・・
だれか正しい作業手順を教えてくださいm(_ _)m
あ〜、疲れた・・・
Posted at 2014/12/01 01:14:31 | |
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