
車関連のブログ内容じゃなくてすみません。
車に応用出来ない事はないとも言えますが・・・
はじめに、体が不自由な方がご家族の方に自分の体に合わせたカスタムスイッチを作り、身の回りの電子機器を操作して生活をしているというブログを拝見しました。
今回私が思いついた事が、もしかしたら少しでも役に立つのでは?と思い書き残す事にしました。
iOS7から追加されたスイッチコントロールのアクセシビリティ機能を利用し、組み合わせによってはスイッチで自由自在に操る事が出来る方法です。
例えば大きな自作スイッチを作り、脇の下に挟んでスイッチを押すとか、すごく小さな自作スイッチを作り、少しの指の動きでスイッチを押すとか、そのような事が出来ると思います。需要があるかどうかは分かりませんが...
車で使用するとするならば、iOSデバイスに触れずに車の好きな場所にスイッチを取り付け、操作することも可能です。
今回私が購入したのが、株式会社センチュリーが販売するiphone用リモコンシャッター「iRemote Shutter」です。
http://www.century.co.jp/products/ipod/accessory/cia-btmr.html
この製品の変わったところが、BluetoothのプロファイルがHID(Human Interface Device Profile)なのです。リモコンなのにキーボードとして認識されるのです。
リモコン半分から上の部分は固定されているので、スイッチを割り当てることが出来ません。
再生/停止
頭出し/巻き戻し
スキップ/早送り
ボリュームup、down
ミュート
ホームボタン
キーボードボタン
カメラシャッターボタン
これはこれで便利だなという感じです。
リモコン下側がスライドしてテンキーが出てきます。
このテンキーを利用しカスタムスイッチを作ります。
分解する前に必ずペアリングはしておいて下さい。
改造後に全部機能確認していないので、テンキーが使用できなくなる可能性があります。
それでは分解していきます。
裏側の電池の蓋を開けると、ネジが4個。
ネジを取りカバーを外すと、今度は基盤にネジ4個。
分解するとこんな感じです。
次にテンキー部分のスイッチ部分を剥がします。
テンキー部分を剥がしたらカッターでカットします。
テンキー部分のみ基盤を剥き出しに。
スイッチが割り当てできるかどうか分からなかったので、裏蓋と電池を装着して手探りで動くかどうか確認していきます。
私が使っているのはipod touchですが、iOS7以降であればどのデバイスでもいけると思います。
ipod touchを「機能→一般→アクセシビリティ→スイッチコントロール→スイッチ→新しいスイッチを追加」まで進めると写真の画面になります。
基盤のスイッチの並びですが左から
①②③④⑤〇←ペアリングボタン
⑥⑦⑧⑨⑩〇←エンターキーボタン
の並びです。
赤矢印の部分をアースと予想し、アースポイントは変えずにスイッチを1個ずつ登録していきます。
登録できました。
続いてスイッチを登録していきます。
おや?
登録できない。
アースポイントを変えてみました。
登録できました。
ペアリングボタンは後の為にいじらずにしておきます。
一通り全て終わりました。
それでは動作チェック。
ちゃんとカーソルが動いてくれました。
では私が何をやりたいかと言うと。
ケーブルを半田付けして
自作スイッチを作り、スイッチコントロールを使って触れずにワイヤレスで操作したい、ただそれだけ。
一通り調べた結果、基盤スイッチの外枠のアースポイントと思われる部分が、上の図の黒い線、灰色の線のように繋がっていると思われます。
基盤スイッチの内側の丸い部分に、上の図のオレンジの線を自作スイッチに付けることにより、
①~⑩、エンターキー、合わせて11個のスイッチを割り当てる事が出来ました。
自作スイッチにそれぞれ動作を割り当てれば、組み合わせ次第で色々な操作が出来そうです。
長々と書き綴ってすみません。
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Posted at
2016/07/14 00:36:25