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タッチ_のブログ一覧

2019年11月28日 イイね!

新型Mazda3のインプレと考察(6)

新型Mazda3のインプレと考察(6)今回はちょっと毛色の違うお話w。

そんなにタップリな時間を掛けて試乗したワケではありませんが、ボクのディーラーのいつもの試乗コース、、、だけではない場面でそこそこに走った印象を出来るだけ簡素にまとめると

①:XD、20Sのエンジンは第6世代とほぼ同じ
②:ハンドリングは旧型のBMアクセラに比べるとヨーレートゲインが若干落とされていてより自然
③:ブレーキのペダルタッチ、コントロール性はもう劇的に向上
④:乗り心地…というか車体の挙動は「まるでスポーツカー?」と思わせるビシッと締まったモノ。


こんな感じ(^_^;)。総合すれば流石は第7世代で、第6世代よりは全てが確実に一段階以上、上を行っているのですが、内外装や静粛性、音響などの解り易い点以外は旧世代を起点に人馬一体の理想に向けた延長線上に位置しているため、どこがどう?良くなっているかは特に第6世代オーナーには直ぐには解り難いと思っています(^_^;)。

そんな第6世代オーナーが第7世代のMAZDA3の進化を如実に感じられる場面は、試乗を終えて自分の愛車に戻った直後(爆)。

これは以前の経験から予想はしていましたが、正に予想通りでしたね(^-^;)。

というワケなので、今直ぐ買い替えられない事情のある第6世代オーナーは、けっして長時間MAZDA3やCX-30を運転してはイケない(だって欲しくなっちゃうからw)のですが、そんな全方位で着実な進化を遂げている第7世代のマツダ車に対して、あろうことかあの藤原副社長が実に不穏当な発言をしています(゜o゜)。曰く

藤原:踏めば踏むだけ走るというふうに考え方を変えてきて、「人間重視」で造り込んできました。ですからそこは我々が正しいと思っています。ただ、お客様によっては、やはりガツンと来るクルマが欲しい人もいらっしゃる。ですから少し考えなきゃいけんかな、とも思っています。

F:モード切り替えのスイッチを付けて、「ちょん踏みでドン」のパワーモードをつくるとか。

藤原:そうそう。でもそのスイッチを入れると、「私たちの考えとは違いますが、本当にそれでよろしいですか?」みたいなサインを出すとか。そのぐらいの哲学を持ってやりたいですよね。フェルさんの言うパワーモードで走っても、乗り慣れてくれば、やがてマツダ推奨のノーマルモードの方がいいなと分かってくれると思う。最初の入り口としては自分の好みでガンと走ってみて、疲れてきたら元に戻せばいい。そうしたら、結局こっちの方が良かったねと。そうなればいいと思っています。

F:なるほど。

藤:そういうことを何か考えなくちゃいけないな、と思っています。


いやいや藤原さん、そんなの考えなくてイイです。
つか、考えちゃダメでしょA^_^;)

その「ちょん踏みでドン!」とか「ちょっと切ればピッ!」っていうのは、かつて虫谷さんがダメ出ししていた昔の「パキパキ」であって、それは人馬一体じゃなーい、、、でしょう?(´д`)

ボクは自分で試乗コースで少し乗った後、最近のMAZDA3の試乗記を読んで足の固さに言及するモノがポツポツ出てきたの見て「そりゃ、そー思う人も居るよなぁ」とは思っていましたが、「スカスカ」という表現は一連の藤原さんのインタビュー記事で初めて知りました(^_^;)。

そして何を言っているのかを注意深く読んでいくと、どーも運転操作に対するクルマの反応が期待値に対して少ない=反応が鈍いと感じている、ようです(苦笑)。

実はコレ、遡ること2013年のBMアクセラの発売直前にボクが危惧していたことそのもので、当時「ダイナミックフィールの統一感」という言い方をしていた新世代のマツダ車の反応が、虫谷さん曰く「パキパキw」の旧世代を「良い」と言っていた人たちに、果たして理解されるのか?受け入れられるのか?という話。

ボクは問答無用でコッチの方が絶対良いと思ってましたし、マツダもその哲学、というか信念をここまで貫いて来たんですから、このタイミングで曲げちゃダメでしょうwww(^_^;)。

ボクの知る範囲ですが、旧型のBMアクセラとMAZDA3ファストバックのハンドリングには、オーナーでは無いボクにもハッキリ解る違いがあります。MAZDA3の方がハンドルを切った時の挙動、ヨーレートのゲイン(立ち上がり)が自然に感じます。

ボクの愛車はアテンザなので、アクセラに比べるとヨーゲインが穏やかで、たまにお友達のアクセラを運転すると、そこらの直角カーブを0.2Gなんて低速で曲がるときですら、ステアリングの入りに対してノーズの入りが明確に「クイッ!」と鋭く感じます。一方のMAZDA3はそれがなく、アテンザオーナーのボクにも自然なノーズの入り方をします。

つまりMAZDA3開発チームはBMアクセラに対してそういう変更をした方が、より人馬一体感が高まると考えている、ことになりますよね?

それが市場に理解されない?となったときにマツダがやるべきことは、解り易い昔のパキパキに戻したり、そういうモードを追加することじゃなくって、どうしてそういう反応をする方が良いのか、ちゃんと説明する事、要するにマツダが追求している人馬一体とは何ぞや?を、正しく解り易く発信し、浸透させていくことだと思うんだけどな。

どうなんでしょう?藤原さん(^_^;)。

大体、「ドンッと出たい」とか「ピッと曲がりたい」なら、そういう運転操作をすりゃぁイイじゃん、というだけの話でしょう(苦笑)。書いている連中はどんだけ運転音痴なんだかwww
Posted at 2019/11/29 10:47:16 | コメント(1) | トラックバック(0) | マツダ | クルマ
2019年11月25日 イイね!

新型Mazda3のインプレと考察(5)

新型Mazda3のインプレと考察(5)さて前回のブログの続きです。
MAZDA3が売れていない」とか「高級路線で失敗した」とか色々言われているようですが、前回ブログで淡々と事実を並べると、これらは概ね根拠のない風評という風に云えなくもありません。

「概ね」「云えなくもない」と些か歯切れが悪いwのは、完全に事実無根…というワケには、残念ながらいかなかったため(^_^;)。

今日SKYACTIV-X搭載車が正式に発表されましたので、MAZDA3の真の評価が下るのはこれからですが、ボクがこの時点で敢えてこの話題を取り上げる意図は、風評を流した連中を糾弾することでは実は無く(^_^;)、

問題の本質として「なぜこのような風評が流れたのか?」という点。

乱暴な言い方をすれば「世間にはアンチ・マツダな連中が一定数居る」という推察。

風評を流した連中の恐らく半分は一般人、残りの半分はマスコミでしょう。マスコミは某ライターが言うハイエナ系wかもしれず、もしかしたらマツダだけを標的にしているワケでは無く、昨今の好調なマツダに対して、世代交代のタイミングで都合良く口撃材料を見付けて叩きにかかった、のかもしれません。

この手の輩は時間が経てば或る程度は沈静化するものなので、本来は放っておけば良いモノです。しかしマツダの立場からすれば「何も世代交代のこのタイミングで」というのはあるでしょうし、実際に副社長が日経ビジネス、ITmediaと複数のメディアに対して「火消し」とも受け取れる対応を取っている現実があります。

SKYACTIV-Xの発売遅れ、CASEの影響、様々なことは今後も起こるでしょうから、今回のような「口撃の標的にならないために、何か出来ることはなかったのか?」という話。まぁ教訓ですね(^_^;)。

どうも今日から一週間に渡って藤原副社長のインタビュー記事がITmediaに載るようで、一連の風評に対するマツダの見解とか、様々な事実関係が明らかになって、それで沈静化すれば一件落着ですが、そもそも火の手が上がらなければ、火消しに奔走する必要もないワケですからね。ボク個人としては、クルマという製品のレベルアップと同様に、マツダの、会社としてのコミュニケーション能力のレベルアップも期待したいところです。

改めて、MAZDA3の日本国内発売に焦点を当てて、マツダのコミュニケーションがどうだったかを振り返ってみます。

CASE関連のコストアップは仕方が無い。SKYACTIV-Xの日本国内仕様の手直しも仕方が無い、として、それらのことが十分に説明されてきたか?と言えば、マツダの動向に注視しているボクをしても、十分とは言えないどころか、全く不足していたと言わざるを得ませんでした。

このブログでボクはMAZDA3の価格の予測を書いていますが、発売前なので当然実車を見る機会はありませんでした。藤原副社長もライターの池田氏も「実車を見て、試乗して、それでも高いと思うのか?」と疑問を呈していますが、ボクなんかは実車も見ず、試乗もしてませんが、新型に切り替われば価格はこの位は上がるだろうし、マツダもそのくらいの値付けで売りたいだろうと予想することは出来るワケ。

ただ、世の中はボクのような人間ばかりじゃないwから、「え?」と思った人には適切な説明が必要になります(^_^;)。その説明で相手が「なるほど」と思えば、その価格が受け入れられるかどうかは別にして、少なくとも価格上昇の理由は理解するワケだから「身の程知らずに値上げ」なんて話にはなる筈はないのです。

で、実際には適切な説明がないまま、この段階になって副社長がメディアを通じて説明、、、って、そりゃダメでしょう(^_^;)。

ただインタビューを読んでマツダにとって不運だったと思う点。
藤原副社長曰く
「CASE関連のコストアップ分を説明で納得させるのは難しい。故に静粛性、内装、オーディオなどCASE以外の解り易い部分の品質を上げて、価値を納得頂けるように頑張った。」
とのことで、このアプローチは一見真っ当、かつメーカーとして良心的なモノに思えます。


ところが消費者には
「静粛性を上げ、内装の質感を上げ、高級なオーディオを搭載して、故に価格が上がった。マツダはMAZDA3から高級路線に舵を切った。」
と、どうやら受け止められた節があります。

これは作り手側の意図に対してとっても不幸なことですが、こう受け止められる土壌としてマツダが再三「商品の価値を認めて貰いたい」「値引きに頼った商売はもうしない」「マツダ・プレミアムを目指す」と言った発信を繰り返してきたことがあります。

結果論かもしれませんが、冒頭で述べた通りで世の中、マツダに好意的な人たちばかりではなく、隙あらばなんらか批判を述べてやろうと手薬煉引いている連中が居るってことを考慮する必要があります(苦笑)。

例えば今回、日経ビジネスやITmediaに藤原副社長が語った話。一連の事情ってディーラーの営業マンに一体どこまで知らせてあったのでしょう?とかね。d(・・)

各販社に「重要事項」として社内通達しておけば、営業マンはお仕事の延長線上で一連の事情を理解するでしょうし、それをベースに顧客にも説明が出来るでしょう。しかしメディア記事の場合、見る人と見ない人で濃淡が出来ます。記事を読まない人も居るでしょうが、そんなところで情報発信されているなんて知らなければ責められません。結果的に販売の現場より顧客の方が事情通、というのは非常に上手くない事態で、結果的に営業マン、更には店舗の信頼を落とすことになります。

新型になって値段が上がるのは仕方がありません。

今回の要因の多くがCASE対応にあったとして、しかしそれだけだと顧客の納得が得難いと考えたのであれば、実際に宣伝するかどうかは別として、少なくとも営業マン向けの知恵付けとして

・価格上昇の主要因にCASE対応があり、従来メーカーオプションだったものの標準搭載化が進んでいる
・その価格上昇を顧客に納得頂くために、CASE各装備の標準搭載化に加えて内外装の品質向上を行っている
・価格上昇に対して懸念を示す顧客に対しては、従来のメーカーオプションが標準化されている影響で価格が上がっていうように見えるだけで、その上昇に見合った静粛性や内装品質の向上を図っており、むしろお買い得である点を訴求すること。


といった説明シナリオを託しておけば、全国で何人かの顧客に情報は伝わるでしょう。

そうすれば、ネット上に変な風評が上がったとしても「私は販社でこういう説明を受けている」という声が上がることになります。相反する声が上がれば「どっちが正解?」と思う人も居るでしょうから、例えば昨日ボクが上げたような内容に辿り着いた人なら「うん、なるほど」となる人も居るでしょう。そうすれば風評は「ろくに事情もわからずに騒いでいる変なヤツの虚言」となって、マツダが自ら乗り出さなくても沈静化することだってあります。


SKYACTIV-Xの国内投入が遅れるのも仕方がありません。

国内向けSKYACTIV-Xがレギュラー仕様で開発してきて、ハイオクを入れても欧州仕様のような性能が出なかった。これを急遽マルチオクタン価対応に変更するために市場投入が遅れるのであれば、少なくともその事情は販社と共有すべきでしょう。そして

・欧州仕様のSKYACTIV-Xの性能が大変好評だが、国内向けのレギュラー仕様にハイオクを給油しても同等性能とならないため、急遽マルチオクタン価対応に変更するため発売が延期となった。
・日本国内仕様はレギュラーとハイオクのどちらを給油してもオクタン価に最適な性能が出るようになる。
・ハイオク指定(つまりレギュラーガソリンが使えない)という誤解が広がると、高い燃料単価を理由に顧客が購入を敬遠することが懸念されるため、レギュラーガソリンも問題無く使用できることをしっかり伝えること。(当然ハイオク使用時より性能は僅かに落ちるが、エンジンには何ら問題はない)


という点を誤解無く顧客に伝えられるようにしておけば、発売が2ケ月遅れることなど何の問題にもなりません。むしろより高性能化して発売されるのであれば、期待している顧客は喜んで待つでしょう。

たったこれだけの事をタイムリーに営業の現場に周知さえしていれば、今出回っているいくつかの風評は、完全に封じ込められないまでも放置して問題無いレベルに落ち着いたと思うのですが、、、どうでしょうかね(^_^;)。

因みに今日公開されたCarWatchのこの記事には、SKYACTIV-Xがハイオク推奨になった件がこういう書きっぷりです。

「ちなみにベースの2.0リッターエンジンはレギュラーガソリン仕様だが、SKYACTIV-Xではスペックを重視するためハイオク仕様へと変更されている。「燃料代の差額は燃費数値の向上分でカバーできると考えています」(マツダ広報部)という。 」

これを読んだ人は「ハイオク仕様」という言葉を「ハイオク指定」と解釈するか「ハイオク推奨」と解釈するか、どっちだと思います?(^_^;)

メディア記事の品質なんて所詮はこんなものなので、そのメディアに頼って情報発信することには自ずと限界があります。大切な情報、特に誤解を生むとマズい情報は自らが丁寧に発信することが肝要ですが、上記の記事に書かれていることが正しいのなら、そもそもマツダ広報部が事の重要性をどう認識してるのかも怪しい(苦笑)。

独車のガソリン車がハイオク指定なのは欧州の燃料事情で、彼の地のレギュラーガソリンのオクタン価が日本のハイオク相当だからです。
独車が欲しい顧客は仕方なしに愛車にハイオクを給油していたワケですが、独各社がディーゼルモデルをラインナップし始めたら、大半の顧客がディーゼルを買うようになりました。

以上の事実が示すところ、車両価格が高い独車を求める顧客ですら、単価の高い燃料が指定されることには潜在的な抵抗感があって、燃料単価の安いディーゼルモデルが買えるとなったら簡単にそっちに流れちゃったってことですよ。それだけ多くの消費者は燃料の単価に神経質ってこと。

つまり、多少の性能向上によるポジティブな面より、単価の高い燃料が「指定」になることのネガティブの方が遥かにデカい!という消費者心理をマツダのアナタwはどこまで理解しているの?、、、と不安になってきますね(^_^;)。

ということで、マツダの広報さんには色々と精進して貰いたいというブログでしたw
Posted at 2019/11/26 00:07:46 | コメント(3) | トラックバック(0) | マツダ | クルマ
2019年11月24日 イイね!

新型Mazda3のインプレと考察(4)

新型Mazda3のインプレと考察(4)さて四回目ですが、今までとちょっと趣向を変えて、世間で色々と言われていることについて。曰く

MAZDA3は売れていない」とか「高級路線で失敗した」とかw

以前ブログで紹介しましたが、日本経済新聞の記事によれば身内から不協和音が出ている模様(^_^;)。
確かに米国市場では販売の立ち上がりがイマイチで、ボトムレンジの販売に苦戦しているとマツダ自身も認めていますが、他方でアッパーレンジは好調であるとか、欧州市場ではSKYACTIV-X搭載車両の受注が6割近いとか、好調と評して良いかもしれない情報もあります。

んじゃ日本市場ではどーなのか?自販連の統計データを見てみると
5月:35位 1,682台
6月:36位 1,591台
7月:23位 3,668台
8月:16位 3,916台
9月:11位 7,533台

ってな感じです。販売の立ち上がりが遅かったのは、15SとXDが最初、遅れて20Sと発売が五月雨になったことと、目玉のXが未だに未発売であることが無関係ではないでしょう。とはいえ9月に一気に7500台以上を登録ですから、受注はそれなりに好調ながら、生産の立ち上がりが追い付かなかっただけかもしれません。

ところが、、、
10月:27位 1,891台
あら、早くも失速???(爆)

実は10月からはCX-30の登録が始まっています。
CX-30 10月:21位 2,525台

CX-30とMAZDA3は言ってみれば兄弟車で、ハッチバックやセダンは車種として人気が下降している一方でSUVは好調ですから、CX-30が発売されて顧客がそっちに流れるのは、マツダの想定の範囲内でしょう。

いずれにしても、以上の事実から「MAZDA3が売れていない」というのは、まぁ発売直後の5月6月は確かにそうだったかもしれませんが「MAZDA3が売れないクルマ」と断じるのは、ちょっとまだ早そうな感じですね(苦笑)。

さて続いて「高級路線で失敗」という話。まぁ平たく言えば「値付けに失敗」という話ですが、藤原大明神wがインタビューで「値上げは20万」であることと、CASE絡みで「上げざるを得なかった」ということのようです。

CASEの実装に伴うコストがなんぼか?はボクにはわからないので、具体的にいくら値上がりしたのかちょっと調べてみました。例のインタビュー記事ではAD氏が調べて記事にしていますが、お話にならない内容だったので、、、(苦笑)

ボクなりに整理してみて先ず最初に注意しておかなければならない点は消費税

先代のアクセラが登場した2013年って消費税は5%だったんです。そして販売期間中に8%に上がり、そしてMAZDA3が登場した直後に10%になりました(^_^;)。

ということなので、車両本体価格が税込みである場合、税率が上がった分も値上がりしているように見えるので、どのくらい値段が上がっているかは税抜きの価格をちゃんと見ないと見誤ります(^_^;)。

と前置きしたうえで、先ずはMAZDA3の先代のBM型アクセラの価格の推移。
全バリエーションを載せると大変なので、ハッチバックのFFのみに絞ってます。

ご覧いただくとわかりますが、アクセラって途中で何度か商品改良を行っていますが、価格をほとんど上げてこなかったんですね(驚)。

注意しておくべき点は、モデル中期で販売不振の2L ガソリンモデルを廃止して、1.5Lのディーゼルモデルに入れ替えている点。このタイミングでディーゼルモデルのXDが、15XDと22XDの二種類になっています。

実はこの旧型の2つのディーゼルモデルをどう捉えるか?で、新型がどの位、値上がりしたのか?に対する印象も変わってきます。

で、ボクの解釈でアクセラとMAZDA3を比較するとこうなるワケ。
CX-3への搭載から登場したSKYACTIV-D1.8ですが、これは明らかにD1.5の後継エンジンですから、MAZDA3 XDはアクセラ15XDの後継としか、解釈のしようがありません(^_^;)。

そしてトップグレードのSKYACTIV-X搭載車両は、アクセラ最上級グレードの22XDの後継と考えるのが、どー考えても自然でしょう。他に解釈のしようがありません(苦笑)。

そう考えるとご覧の通りで、藤原副社長の「値上げは20万円」という説明には、残念ですがちょっと納得しかねる感じ(^_^;)。

なんでも今週、MAZDA3値上がりの真相が記事になるようなので、どういった説明が展開されるのか非常に楽しみです( *´艸`)。

因みに百歩譲ってMAZDA3 XDがアクセラ22XDの後継と解釈すると
こうなるワケで「おぉ!安くなってる」となるのかもしれんのですが、、、w

その他、こうして価格差を出して並べてみると、低グレードの方が値上り率が高いことが判ります。各種装備の標準搭載化が進んでいるため、という理由が考えられますが、多少装備を減らしてでも価格を抑えたい人には割高に見えますし、あれこれオプションを選ぶつもりの人にとっても、最初から全部付いているとはいえ、価格が高いという印象を持つでしょうね(^_^;)。

ところで、MAZDA3の価格ってどーしてこんなに端数なんでしょうw
Posted at 2019/11/25 00:51:08 | コメント(0) | トラックバック(0) | マツダ | クルマ
2019年11月20日 イイね!

新型Mazda3のインプレと考察(3)

新型Mazda3のインプレと考察(3)三回目はMAZDA3のエンジンについて。本来はSKYACTIV-Xまで含めてレビューすべきところでしょうが、一般シロートのボクwはメディアの人たちのように試乗会には招かれないのでね(^_^;)。

試乗コースでD1.8とG2.0、お友達のセダンXDでワィンディング等を走らせて貰った感想は、第6世代SKYACTIVエンジンのまんま、文字通り意のままの、人馬一体の走りが出来ると思いました。

ザッツ終わり・・・じゃダメですよね(苦笑)。

大本命、、、というか第7世代の目玉であるSKYACTIV-Xの登場が遅れていて、それがどんなエンジンなのかわからない現時点でアレなんですが、個人的には第6世代からのキャリーオーバーであるG2.0も、D1.8も、全く不足なく良いエンジンだと思っています。

故に以前にブログで書いた通り、ケチを付けるメディア記事にはひと言ならず云いたくなっちゃうワケですが、、、(^_^;)。

ここで改めて「SKYACTIVエンジンの魅力って何だ?」と問えば、マツダは「ドライバーの意のままの、人馬一体の走り」と答えるでしょう。じゃぁ「意のままとは?」と問えば、それはドライバーの意図に寸分違わず反応(レスポンス)するエンジンとなるワケです。

と、ここで考えてみて下さい。d(^_^)

もし第6世代SKYACTIVエンジンがマツダの謳い文句通り「意のまま(つまり100%思い通り)」の走りが可能と感じているならば、次の第7世代に於いて

「意のまま(100%)より『更に意のまま』って一体何よ?」

と問われたら、貴方は何と答えます?(^_^;)
具体的に説明できます?(苦笑)

現状が80%で20%が意のままにならない、それが90%意のままになれば「進歩」とか「進化」って認識できますよね?
でも現状が曲りなりwにも100%であるならば、100%越えの意のままとは一体なんだ?(爆)

ボクは少なくともG2.0とD1.8は、良い意味で変わらず意のままに走るエンジンだと思いました。それはともすれば「進歩していない」とも云えるかもしれませんが、変わらないことが重要ってモンだってあると思うワケ。

勿論、第7世代に搭載するにあたって細かなブラッシュアップは常に行われていると思いますが、それは洗練という名の僅かな進歩であって、劇的な進化ではありません。でも「だからダメ」という意見については、全く同意は出来ませんね。

確かにD1.8とG2.0では、過給機付きディーゼルと自然吸気ガソリンという違いがあって、それがそのまま微妙なアクセルワークに対する違いとなって現れます。
特にD1.8はD2.2と同様に、アイドリングからの立ち上がりにG2.0のような素直なレスポンスが期待出来なくて、どうもそれは過給機付きという構造上の問題と、排ガス対策の影響があるようです。

でも、そうと判って…というか、ぶっちゃけ慣れてしまえば、発進時や極低速からの再加速に於いて、思い通りの躍度、そして加速度でクルマを操ることは出来ます。

MAZDA3のD1.8も、先日ちょっと運転した最新のCX-5も、2012年に登場した頃に比べれば雲泥の差というくらい扱い易くなっています。そこにはDE精密過給制御をはじめとした様々な進化熟成の成果があって、もうボクの中では「極低速からの立ち上がりが緩慢だとか、2000rpmから急にグワッと来るなんてトルク特性は、もう無いな」なんて評価です。

某ライターの
「ヤバい魔物がエンジンルームに棲(す)んでいるようなストレス」
なんて評価には全く同意できないワケですが、、、

この記事によれば、なんでもそのライターの評を受けてマツダのエンジニアが「魔物退治を頑張った」そうです(^_^;)。

だったらもっと早くヤレよ!(爆)

というか、ライターの言う「魔物」が何で、退治した結果がどうなのか、是非とも新旧を乗り比べてみたいと思いました(^_^;)。

さて、実はもう数年前から感じていたことなのですが、ボクが試乗車に乗った時に感じる印象と、メディアのライターや他の一般人wの書くインプレ記事の内容に、意外に差異があったりします。特にネガティブな評価について。

で「どうして印象が違うのか?」更に言えば「ボクがそうは思わないのはなぜなかのか」と、ときどき考えていました。違う印象を持った人に直接話を聞けるワケではないので真実はわからんのですが、、、

例えばボクの場合は今の愛車(SKYACTIV-G2.5 + SKYACTIV-DRIVE)に於ける「意のまま」を基準に、恐らく判断をしています。エンジンの評価なので、アクセルワークで躍度、そして加速度で意のままに加速できるかどうか?

エンジン(トルク特性)が違うので、愛車と全く同じアクセルワークをしても当然同じようには躍度も加速度も生じませんが、そこは人馬一体の同じマツダ車であって、ほとんど微調整の範囲で思い通りの加速が得られます。しかもその微調整もアクセル一回踏むだけ(笑)。

だから不満はないワケですが、如何せん基準が第6世代のマツダ車なので、その味付けに右足がしっかり染まっているのでしょう(^_^;)。

一方でそんな風に染まっていない人や、複数のメーカーのクルマをとっかえひっかえしているメディアのライターなどは、恐らく彼の「標準的なアクセルワーク」に対してクルマ(エンジン)がどう反応するか?を先ず試して、その後にエンジン特性にアクセルワークを合せてみて、なんてプロセスを経て、評価記事を書いているのではないかな?

そうすると、ライターの「アクセルワークがヘタクソ」wというよりは、マツダ車のSKYACTIVエンジンに馴染んでいるか否か、という慣れの問題なのかもしれません。

今のマツダ車って、初めてパッと乗ってもまるで慣れ親しんだ愛車のように自然に走れる「運転のし易さ」があると思うのですが、それでもまだオーナーと非オーナーの間では、微妙な差があるのかもしれません。ボクはもうオーナーなので非オーナーの気持ちはもう解りようが無いのですが(苦笑)。

ただもしそうなら、ボクには指摘出来ないけど、まだ進化の余地はあるってことになりますが(^_^;)。

それにしてもG2.0もD1.8も「意のまま」であるという評価なので、X2.0の「更に意のまま」は全く想像が付きませんね(苦笑)。
恐らくトルクの違い(力強さ)を顕著に感じるとは思うのですが、そうであればアクセルの踏み込み量を微調整して、相対的に少ないアクセル踏み込み量で狙い通りに躍度と加速度にコントロールしちゃう(笑)ので、もしかしたらX2.0にも、ボクはあまり感動しないかもしれませんねA^_^;)。
Posted at 2019/11/21 12:59:06 | コメント(0) | トラックバック(0) | マツダ | クルマ
2019年11月15日 イイね!

新型Mazda3のインプレと考察(2)

新型Mazda3のインプレと考察(2)二回目はMAZDA3のスタイリング。エクステリアについてですね。

そのデザインについて過去に書いたブログはコチラ。
マツダ、新型「Mazda3」を世界初公開 (2018年11月28日)
次世代・魂動デザインの妙 (2018年11月29日)

ファストバックと名付けられた5ドアも、4ドアセダンも、そのデザイン自体には全く文句の付けようが無い…と思っておったのですが、、、

ここでひと言

土田さん、見てますかぁ~?(爆)
※土田さんは、MAZDA3のチーフデザイナーです

実は最近、思わぬ「穴」を見付けちゃってですねぇ、、、A^_^;)
ドキドキしながら読んで下さい(笑)。

さて、先ずはセダンから。

ご存知の通り2年まえのモーターショーで発表されたKai conceptが次期アクセラ、改め新型MAZDA3のファストバックのプロトタイプであることは、マツダの関係者が無駄に否定(笑)しても、みんな解っていた話です。

ところがまさか、同時に公開されたVISION COUPEの"凛"を、新型MAZDA3のセダンのデザインに反映させてくるとは、ボクに限らず多くの消費者にとって全く盲点だったと思います。これはヤラれたぜ、と(^_^;)。

その意図するところ、ハッチバックとセダンでは顧客の趣味趣向が明らかに異なる点、BMアクセラと同様にリア周りだけが違うデザインで良いのか?というところが出発点だったようですが、当然コストを掛けて異なるデザインを与える以上は、何らかの勝算が必要。
しかもこの手のハッチバック・セダンは昨今のSUV人気に押されて市場は縮小傾向にあります。
ブレイクスルーのロジックは、セダンに伸びやかな専用デザインを与えて、従来のCセグメントユーザーに加えて、一つ上のDセグメントユーザーのダウンサイジング需要まで取り込もうという算段です。

実際のセールスはまだわかりませんが、少なくともデザイン的にはこの意図はものの見事に達成されていると思います。だって、、、

ボクは正直に言えば、先代のBMアクセラのセダンは愛車のアテンザの代替としては全く考えられませんでしたが、MAZDA3のセダンであれば乗り換えてもイイかな?って思いますもん(^_^;)。
玉谷さんに悪いから、今、土田さんに乗り換えるワケにはいきませんけど(爆)

振り返ればMAZDA3のセダンって既に初代アテンザとサイズ的にはほぼ一緒だそうですが、サイズ云々を横に置いても、MAZDA3セダンのスタイリングが持つ「格」が、アテンザをはじめDセグメントのセダンに対して負けてません。
これなら、例えばマークXとか少し前のスカイライン、ハイブリッドになる前のアコードとか、そこいら辺のオーナーの後継車両の選択肢に十分入ってくると思います。

こういったタウンサイジング需要って、今少し小さいクルマが欲しいのであって、別に安いクルマにしたいワケではありませんからね(^_^;)。

一方のファストバック。

こちらは相当にアグレッシブに来ました(^_^;)。
市場が縮小傾向となる中で、守りに入ればジリ貧なので当然といえば当然かもしれませんが、デザインって攻めれば必ずカッコ良くなるってモンでもありません(苦笑)。

Kai conceptはコンセプトカーなので無茶苦茶カッコ良いのは当然で、しかしそれが故にボクはTAKERIとアテンザの一件「憧れのアイドルがスッピンで待ち合わせ場所に表れたような残念さ」を再び味わうのではないかヒヤヒヤしておったのですが、この心配は全く杞憂に終わりました(^-^;)

MAZDA3を写真で初めて見たときに、流石にKai conceptと全く同じというワケにはいきませんが、少なくとも「憧れのアイドルはちゃんと普通にお化粧をして現れたw」くらいに、デザイナーは良い仕事をしたと思いました。

と、こ、ろ、が、、、

「よしよし、今度のはちゃんとカッコイイぞ」くらいの認識だったMAZDA3のファストバック。最近少しずつ街中を走る姿を見るようになったのですが、

無茶苦茶カッコイイ!!!


コレ、なんなんでしょうね(^_^;)。
視界に入ると心の中で「おっ!」って思って、その後、思わず目で追っちゃうんですよね。とにかく写真で見た第一印象に数倍するくらい、ボクの目を惹きます。カッコイイんでしょうが形容として陳腐な言葉wで、何か心に訴える魅力があるんだと思います(^_^;)。

ところがところが、、、w

このもの凄く魅力的だと評価しているMAZDA3ファストバックのデザインに最近、思わぬ穴を見つけてしまいました。

その穴を教えてくれたのはお友達のみんこりーさん。BMアクセラ・スポーツのオーナーで、次の愛車(3代目りーちゃん号w)の第一候補がMAZDA3ファストバックだったのですが、彼女曰く「これは買えない」と(苦笑)。

彼女の目にはMAZDA3ファストバックのデザインって「カッコイイんだけど男前過ぎる」んだそうです(^_^;)。

縮小する市場に向けて尖がったデザインで勝負するのは当然だと思います。そして狙い通りに人目を惹く魅力的なデザインだとも思います。アグレッシブとか、ややヤンチャに過ぎるきらいは確かにありますが、それを嫌ってエッジを丸めてしまうのはどうなのか?

というのがボクの理解だったワケですが、実際に旧型のアクセラをお持ちの女性の目には「三十代後半以上の女性にとっては、このデザインは辛い」と写ると言われれば、そら確かにそーだと納得です(^_^;)。

彼女の意見を聞いて改めてファストバックのデザインを評価すると、、、

男性に対しては特に問題はないでしょう。しかし女性にとっては少なからず抵抗がありそうというか、ご自身が「女だてらに」を敢えて狙うようなクルマ選びをする場合にはアリでしょうが、そうでない場合は厳しいと感じます。そういう目で見ると、ファストバックのデザインにはセダン・デザインが持つ「格」が無い。それは魂動デザインの"凛"ではなく"艶"がベースになっているが故、つまり狙い通りなのでしょうが。

恐らくマツダは百も承知で、デザインに品格を求める顧客にはセダンがあるし、ハッチバックを望む顧客にはCX-30だってあります。そういった棲み分けなのだろうと思いますが、お友達のように
・セダンよりもハッチバック
・SUVはイヤ(苦笑)
という顧客はこぼれてしまいます(^_^;)。

そこで是非とも土田さんにご検討いただきたいのは、ファストバックを今少し上品wに仕立てた特別仕様車。マツダはかつてデミオで「Noble Crimson(ノーブルクリムゾン)」とかって特別仕様車を出してましたよね?アレは専用インテリアがポイントでしたが、、、

このKai conceptのデザインを見ると、例え魂動の"艶"のデザインであったとしても、シグニチャーウィングがメッキになるだけでも随分と印象が変わります。

そういったエクステリアの小物類を工夫することによって、今の男前w度を少し下げて、よりシニアな層、特に女性にも「これならOK」って思わせるようなモンって出来ないですかね(^_^;)。
そしたら女性だけでなく、ファストバックのデザインが好きだけど如何にもヤンチャ過ぎる、なんて考えている男性にもウケると思うんですが。

土田さんがこのブログを読んで
「わかってますって。ちゃんと考えていますから、もうちょっと待っててね」
と呟いていることを期待してます(笑)。
Posted at 2019/11/15 12:46:06 | コメント(6) | トラックバック(0) | マツダ | 日記

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