
タイトル画像は農耕トラクタですが。
エンジンのメカのことなので、カテゴリーは”クルマねた”です。
ご存知の方は、何てことはないお話。
ただ、おそらくこの経験をされた方は少ないと思ってブログにUPさせていただきますね。
このトラクタくん。仲間うちでやっている田んぼを耕してくれる
一番の働き者。
低速トルクの凄さを感じさせてくれ、かつて乗っていた
ASKAやGEMINIやBIGHORNのあの感触
を思い出させてくれる、3気筒ディーゼルエンジン。
バッテリーが55B24Rなので、おそらく排気量は1リッター+α、馬力は30馬力もないでしょう。
田んぼを縦横無尽に走ること、そしてこの低速トルクの感触が好きで、すすんで乗っておりました。
後ろのロータリー(耕す可動部)の高さ、PTOや駆動の切り換え、走行レンジの切り換え、走行ギア
の切り換えなど、たくさんのレバーが運転席の前後左右にいくつかついています。
年式はわかりませんが、先程井関農機のWEBサイトへ行って見たら、現行型はかなり自動化されているようですから、私たちが使っていた機種は一昔前のような気がします。
前置きが長くなりましたが。本題です。
作業(走行)しながら五感で操る醍醐味が好きなので、一度乗ったら降りたくなくなるのですが、
きょうは、他の人に途中でハンドルを奪われていました。
ひととおり今日の作業が終わって。運転した友人が、一旦エンジンを止めようとした時に。
「おーい、エンジン止まらへんぞー。なんでやねん。」と呼ばれました。
「どれどれちょっとどいてみて。」と運転席に乗り込み、クルマと同じキーシリンダーの位置をOFFの
位置にしても。 エンジンが止まりません。
ディーゼルエンジンのしくみは、中学校の技術・家庭の時間に習っていたし、古いディーゼルトラック
(昭和40年代位)のエンジンがOFFの位置でも止まらなかった経験はあったけれど。
何度やっても変わらず。 「かくなるうえは、エンストさせればいいんだ。」
M/Tのクルマなら、いざしらずこのトラクタは普通に走行するときは、オートマ車と同じ。
もちろんエンストさせる方法はありますが、その時は思いつかない程、頭の中はパニックでした。
「弱かったバッテリー取り替えて新調したから、電圧が高すぎるのかなあ。」と意味不明のことを
誰かが言った時に。
運転席の左後方に鎮座するバッテリーに目がいき。
マイナス端子が 外れてるのに気づきました。
トラクタは頻繁に使わないので、ターミナルは取り外しやすいように緩めになっていて。
おそらくオペレーション中に、シフトを切り替えた時にはずれたのでしょうね。
つないだ後は。 正常の操作でエンジンは止まってくれました。
【ディーゼルエンジンは着火に電気を用いていないため、エンジンキーをオフの状態にし(バッテリーからの電源を断つ)ても停止しない】
それを身を以て体験させていただきました。 「あの3トン平ボディの運転席にそういえばスイッチが
ついていたなあ」と四半世紀前のことを思い出しました。
今のディーゼルエンジンは、エンジンを止めるために、電気を使っているのですね。
バッテリーが弱くなっていることに気づかず、エンジンがかからなかった経験は、数えきれない程。
でも、この経験で少しディーゼルエンジンのしかけを復習させていただきました。
そして。また思い出しました。 インド仕様(右ハンドル)のK13マーチ。
ディーゼルエンジンでM/T車。
同じエンジンでいいから、国内仕様の新型NOTEに搭載してくれたら。
と また妄想をしてしまいました。
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Posted at
2013/01/19 23:42:15